以前にアイリスオーヤマの「カラーメタルラック・ペール上ラック」を紹介しました。分別ゴミ箱を並べた上の空間を上手く活用するためのメタルラックです。
こういうのは既存のオプションパーツなどを組み合わせれば誰でもできるものです。しかし、収納のプロなら簡単にできることも、それ以外の人にとっては何と何を組み合わせれば良いのか分からなかったり、そもそもこのように使うアイディアが湧かなかったりするものです。
そういうことがようやく分かってきたのでしょうか。ドウシシャのルミナスラックでも同様の商品が発売されました。
※この記事は2021年10月7日時点の情報に基づいています
ルミナスノワール・天板が選べるキッチン作業ボード
今回はルミナスラックの2つのシリーズから同時にペール上ラックが発売されたのですが、まずはルミナスノワールのほうから見てまいりましょう。ルミナスノワールは「天板が選べるキッチン作業ボード」というセットで、上写真の幅約60cm(NO6090-2K)のほか、幅約80cm(NO8090-2K)、幅約110cm(NO1190-2K)の3サイズが用意されています。奥行は41cm、高さは90cmで共通です。
天板が選べるというのは、ウッド(木製)シェルフかソリッドシェルフのいずれかを選べるということ。ウッドシェルフはMDF合板のPVC仕上げということで、いわゆるポリ合板だと思います。そこそこキズや汚れに強いものの、あくまで見た目重視。ソリッドシェルフはスチールの薄板なので、尖った金属で引っ掻かない限りはキズにはなりませんが、ウッドに比べると見た目は素っ気ないかもしれません。
ちなみに、ルミナスノワールには従来から「スライド棚付きキッチン作業ボード(NO1175-HD)」という商品があります。しかし、これはもともと「パソコンデスク幅110(NO1175-HD)」として販売されているもので、コの字バーに補強が入っているのはデスクの横揺れ防止には役立つものの、ゴミ箱を置く場合は邪魔にしかならないものでした。なので、今回ちゃんとキッチン用に商品が用意されたことは良かったと思います。
色が選べるエリソンキッチン収納
もうひとつ投入されたのは、先日もご紹介したエリソンラックの「色が選べるエリソンキッチン収納」です。上写真の幅約60cm(EHE6016-4K)のほか、幅約80cm(EHE8016-4K)、幅約110cm(EHE1116-4K)の3サイズ展開となっています。いずれも奥行は41cm、高さは167cmで共通です。
こちらの色が選べるというのは、従来のエリソンラックのシリーズと同様にホワイト、ベージュ、ブルーグレーの3色から選ぶことができるということ。前述のルミナスノワールと違い、棚板はすべてワイヤーシェルフとなります。
それにしても、エリソンラックはコの字バーが登場しませんね。まだまだこれからでしょうか。
私のこれまでの経験で言うと、エリソンキッチン収納のほうが使いやすいと思います。下に置くゴミ箱の大きさやフタを開けたときに必要になるスペースはマチマチですから、背の高いラックのほうが棚板の位置を調節しやすいからです。また、収納スペースを増やせば増やすほどモノが増えてしまう危険性があるとは言え、やはり収納スペースは多いほうが助かります。
もっとも、ルミナスノワールでも「スチールラック5段」に「コの字バー」を組み合わせるなどすれば、エリソンキッチン収納の色違いが作れます。逆に、エリソンラックで高さ90cmのキッチン作業ボードを作るのは現状ではちょっと難しいです。
ともあれ、ルミナルノワールもエリソンラックもまだまだオプションパーツやセット品が増えることでしょう。理想的なかたちが見えるまでちょっと待ってみるというのも方法のひとつかもしれません。
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