ホスクリーンに強敵現る!?モリテックスチール「ルームハンガーくるリング」

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梅雨時はどうしても室内干しとなりがちということで、先日は石膏ボード壁に取り付けられる室内物干し「Coconi・DRYit(ココにドライイット)」を紹介しました。

スマートすぎる室内物干し!サヌキ「Coconi・DRYit(ココにドライイット)」
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でも実際のところ、室内物干しを取り付けられる壁面って、案外ないんですよねー。例えば一般的な間取りのリビングダイニングを見渡すと、テレビのところは壁面収納家具が置いてあったりします。そうでなくとも、テレビの上に洗濯物が吊り下がっているのってちょっとイヤですよね(苦笑)ダイニング側もキッチンから臭いが移りそうでちょっとイヤですし、やはり食事している横に洗濯物というのは落ち着きません。

そう考えると、川口技研の「ホスクリーン」のように天井から吊り下げるほうが合理的かなと思います。壁面よりは下地があって取り付けても良さそうなところを見つけやすいでしょうし、やっぱりホスクリーンが無難に感じるわけです。

そんな定番中の定番のホスクリーンですが、思わぬ競合商品が現れました。モリテックスチールの「ルームハンガーくるリング」という商品です。

※この記事は2017年7月1日時点の情報に基づいています(2023年8月7日一部更新)

 

モリテックスチール・ルームハンガーくるリング

モリテックスチールの「ルームハンガーくるリングMRH-1C」は、川口技研のホスクリーンのように天井から物干し竿を吊り下げて使う室内物干しです。ネットでの市販開始は今年に入ってからのようですが、2014年のグッドデザイン賞を受賞しています。市販化が遅れたのか、先行して施工業者向けに出荷していたのかもしれませんね。

グッドデザイン賞を受賞していることからも分かる通り、デザインはシンプルで素敵です。ホスクリーンも2007年のグッドデザイン賞を受賞しているのでいずれもデザインが素敵なことは間違いないのですが、両者は構造がちょっと異なります。

ホスクリーンを使って物干し竿を吊るす場合は、天井に取り付けたベースにポールを挿し込み、そこに竿を吊るします。一方で、くるリングの場合は、ベースの下側の円の部分を下に引っ張るとワイヤーが伸び、そこに竿を吊るして使います。つまり、くるリングはホスクリーンのようにポールを別に置いておく必要がないんですね。

サポートバーが必要と考えると微妙か

前述の通り、くるリングはホスクリーンのようにポールを別に置いておく必要がないのがメリットと言えます。ただし、普通の人は天井まで手が届きませんから、くるリングを下に引っ張ってくるにはサポートバーを使うか、引き下げ紐を吊るしておく必要があります。

そうすると、ホスクリーンと大差ないんですよね(苦笑)耐荷重もほぼ同じですし、くるリングのほうが長さの調整範囲が広いとは言え、ぶらぶらしてちょっと頼りない感じもします。

おまけに、ホスクリーンはタイプにもよりますがSPC型の2本セットでだいたい6,000円強であるのに対し、くるリングは2個セットで9,000円強と価格がちょっと高めです。

そうすると、個人的にはやはり信頼と実績のホスクリーンを選んでしまうかなと思います。

ホシ姫サマもどきもあり

モリテックスチールにはパナソニックの「ホシ姫サマ」もどきの「ルームハンガー ダブルポール MRH-2W-12G」などの商品もあります。川口技研のホスクリーンのラインナップにも同様のものはありますけどね。

モリテックスチールのものをホシ姫サマと比べた場合、大きな違いは見当たりません。強いて言えば、ホシ姫サマのほうが実績があり、電動タイプも含めたラインナップも多いというくらいです。おまけに、同様の仕様であればホシ姫サマのほうが価格が手頃です。

 

というわけで、モリテックスチールのくるリングについては、思いのほか良いところが発見できなかったわけですが、ポールを吊り下げるよりもワイヤーのほうが目立たないというメリットもあると思います。

そんなわけで、ニーズによっては選ぶ場面もあるのではないでしょうか。

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