「窓ガラス断熱シート」も「結露の水だれ防止スプレー」も歯が立たなかった我が家の窓ガラスの結露。しかし、これであきらめる収納マンではありません。
シートもスプレーもダメなら電気の力を借りようということで、かねてから目を付けていた森永エンジニアリングの「ウィンドーラジエーターW/R-1200」を最終兵器として投入することにしました。
※この記事は2016年12月27日時点の情報に基づいています(2023年8月12日一部更新)
森永エンジニアリング・ウィンドーラジエーターW/R-1200
我が家のリビングの窓枠の幅(内寸)は1290mmであるため、1200mm幅の「W/R-1200」を発注。届いてみると、1mオーバーですからやはり結構デカいです。
ブランケットのオマケ付き
梱包の端に何やら付いていると思ったら、オマケのマイクロファイバーブランケットでした。もふもふで気持ち良いなーと浸っていると、サッサと息子に持って行かれてしまいました(笑)
早速窓枠に設置してみた
箱を開け、早速ウィンドーラジエーターを掃出し窓の窓枠の上に設置。あとは電源コードをコンセントに繋いで電源を入れるだけです。
ダーク系の窓枠にホワイトのウィンドーラジエーターは目立ちますが、洗濯物を干すときに出入りするので、目立つほうが安全です。
ちなみに温度は約60度まで上がります。触れた途端に火傷するほどではなく、熱い湯のみを触るくらいの感じです。しかし、じっと触っていると火傷の恐れがありますので、赤ちゃんがいるご家庭での使用は避けたほうが無難かもしれません。
グッドデザイン賞受賞でスタイリッシュ
森永エンジニアリングのウィンドーラジエーターは2005年度グッドデザイン賞受賞。シンプルでスタイリッシュな感じがします。雰囲気や質感はデロンギのオイルヒーターっぽいですね。
電源を入れるとLEDが点灯します。サーモが内蔵されており、一定の温度に達するとヒーターが自動的にオフになり、その際はLEDが消灯します。
スイッチもシンプル
スイッチも昔ながらのコタツのようにシンプルです。ショボイと言うこともできるかもしれませんが。
プラグは壁付け用
プラグは壁付けコンセントに挿し込むのに邪魔にならない形状となっています。ただ、我が家は上写真のように電源タップに挿し込むため、余計なお節介となってしまいました(苦笑)私としては普通のプラグが良かったです。
結露対策としては有効ながら、完璧とは言えない
さて、肝心の結露対策としての効果の程ですが、簡潔に述べると「結露対策としては有効ながら、完璧とは言えない」という感じでした。
電源を入れてからわずか5分ほどでウィンドーラジエーターに近い部分の結露が消えたのです。それで「これはスゴイ!」と思ったんですけど、結局、結露が消えたのはウィンドーラジエーターの上方60cmくらいまでのところまでで、それより上の結露は消えることがありませんでした。
設置当日は夜から朝まで、翌日は夕方から朝まで使ったのですが、結果はやはり同様でした。ただ、確実に結露が減っているのは事実です。普段ならもっと滝のように結露が発生するところが、ウィンドーラジエーター設置後は結露が発生するという程度で済んでいますので、結露対策としては十分効果があったと言えるでしょう。
ウィンドーラジエーターの性能云々というよりは、それほど我が家の窓の結露がすさまじいということですね(苦笑)また、掃出し窓でこんな感じですから、腰窓であればより効果を実感しやすいと思います(ウィンドーラジエーターからサッシの天井側までの距離が短いため)。
あと、リビングでストーブを使っているときは室内と室外の温度差が大きいのでなかなか結露は減りませんが、就寝後はストーブを消すため室温が下がって結露が発生しにくくなります。そのため、起きている間は結露が減る効果を実感しにくくても、朝起きてからは結露が減っていると感じます。
電気代は1日8時間使用で1ヶ月500円前後
あと気になるのはランニングコストでしょう。私が購入したW/R-1200の場合、電気代は1日8時間使用で1ヶ月あたり500円前後ということです(販売店によって475~561円と金額に幅があります)。
1日8時間で20円未満ですから、除湿機や洗濯乾燥機に比べたら大きな負担ではありません。ランニングコストには優れていると言えるでしょう。
製造元はナカガワ工業
ウインドーラジエーターは森永エンジニアリングの製品ですが、製造元はナカガワ工業となっていました。調べてみると、今回購入したW/R-1200はナカガワ工業の「マルチヒーターZZ-NM1200」がベースになっているようです。
しかも、単にデザインや価格が違うだけでなく、マルチヒーターZZ-NM1200のほうがスペック的には上と言えそうです。W/R-1200は消費電力が90Wですが、ZZ-NM1200は105W。つまり約17%ほどZZ-NM1200のほうが出力が大きく、理屈上は結露対策の効果が高いと言えるのではないかと思います。
もっとも、電気代も約17%アップとなるわけですが。あとはデザインを取るか、性能を取るか、難しいところです。
今回購入した森永エンジニアリングのウィンドーラジエーターは、完璧に結露を抑えることはできませんでしたが、私としては十分満足できるものでした。寝室や和室の窓でも結露が発生しますので、追加購入を検討しています。
ただ、マルチヒーターZZ-NM1200のほうが単価が安くて性能も上と分かった以上、次はナカガワ工業のマルチヒーターZZ-NM1200を購入してみようかなと考えています。
森永エンジニアリングのウィンドーラジエーターはネットでも情報が多いものの、ナカガワ工業のマルチヒーターは情報が少ないので、購入したら詳しく比較してみたいと思います。
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