無印良品の「スチールユニットシェルフ」(およびステンレスユニットシェルフ)はサイズバリエーションが豊富なだけでなく、様々なパーツが用意されています。しかし、セット品を買っただけで、そのまま使っているという人も少なくないと思います。
様々なパーツがある中でも、「帆立補強パーツ」は”使える”アイテムです。帆立補強パーツは帆立の足元を補強してくれるコの字バー(三方バー)なのです。
これはいったいどのように使うものなのか、詳しく見てまいりましょう。
※この記事は2015年5月22日時点の情報に基づいています(2023年9月11日一部更新)
洗濯機ラックとして
無印良品のスチールユニットシェルフの一番下の段に普通に棚板をセットすると、上写真のように洗濯機を跨ぐような使い方はできません。帆立補強パーツ(コの字バー)を使うことで洗濯機ラックとしても使うことができるのですね。
ただし、もともと無印良品のスチールユニットシェルフの帆立はそんなに頑丈じゃないので、この状態では多少グラつきが気になると思います。
また、最近の洗濯機ラックはよくできていて、洗濯機ラックを組み立ててからでも設置しやすい構造のものが増えています。一方で、無印良品のスチールユニットシェルフを使った場合は、洗濯機をあとから設置しなければならないので、設置は難しいと思います。
さらに、棚板サイズオーダーでもしない限り、洗濯機パンの大きさに対して中途半端である場合が多いと思います。
2台以上を連結して使うのであればグラつきは抑えられると思いますが、そうでない場合は、無印良品のスチールユニットシェルフは洗濯機ラックとして使うことはできるものの、洗濯機ラックとしてはあまりオススメとは言えないです。
キッチン家電ラック+ゴミ箱を置く場所として
いきなりダメ出しをやってしまいましたが(笑)、無印良品のスチールユニットシェルフをキッチン家電ラックとして使うのは良い方法だと思います。また、最下段を帆立補強パーツ(コの字バー)にすると、ゴミ箱を置くのに良いですし、箱買いしたペットボトル飲料やホームベーカリーなどを置くのにも良いと思います。我が家でも下段に山崎実業の「目隠し分別ダストワゴン3分別tower」を収めて使っています。
やっぱり日本人ですから、棚板の上にゴミ箱を置くのはちょっと抵抗がありますし、棚板の上にゴミ箱を置くと滑りやすく不安定です。また、箱に入ったボトル飲料は相当重いですから、床に直接置くほうが安心です。ホームベーカリーは棚板の上に置いたまま使うと全体に振動が伝わりますが、床に置いておいたらそのままでも使えますよね。
ハンガーラックとして
無印良品のスチールユニットシェルフを普通に最下段にも棚板をセットして簡易クローゼットというか、ハンガーラックとして使うこともできますが、最下段を帆立補強パーツ(コの字バー)にすると、キャスター付きの引出式衣装ケースを置くことができます。
普通に棚板をセットした場合と比べて、キャスター付きの引出式衣装ケースだと移動が楽にでき、掃除がしやすいです。また下に引出式衣装ケースを置かない場合は、床スレスレまで洋服を掛けることができます。丈の長い洋服を掛ける場合には都合が良いですね。
デスクとして
無印良品のスチールユニットシェルフは奥行400mm程度ですから、パソコンを操作したり、ちょっと書き物をする程度ですが、足元に帆立補強パーツ(コの字バー)を取り付けることにってデスクとして使うことができます。しかも、背の高い帆立を使えば、上のほうは収納スペースとして活用できます。
ちゃんとしたデスクと違ってグラつきはありますが、同じスチールユニットシェルフを幅方向に連結してデスクスペースを確保するなら、良い選択肢と言えるでしょう。ただし単品でデスクとして使うなら、もっとほかに良い選択肢はあると思います(前述の通りかなりグラつきがあるので)。
こんな風に、帆立補強パーツ(コの字バー)があるだけで、スチールユニットシェルフの使い方の幅が広がり、使い勝手が向上します。特に、2台、3台と連結して使う場合は、置きたいモノがそれぞれ違うことが多いですから、使い方の自由度が増すことはとてもありがたいことですね。
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