BEAMS(ビームス)は私と同じ1976年生まれのセレクトショップで、UNITED ARROWS(ユナイテッドアローズ)、SHIPS(シップス)と並んでセレクトショップ御三家と称されています。私が学生の頃はビームスのシャツを着ているだけで、ちょっとオシャレな感じがしたものです。
そのビームスが様々な異業種とコラボしたライセンスビジネスが「BEAMS DESIGN」というブランド。これまでに洋服の青山、アフタヌーンティー、アルペン、サントリー、マクドナルドなど、いくつもの企業とコラボして商品や企画を世に送り出しています。
こういった経緯を見ると、ニトリがビームスとコラボして商品を作るというのは決して意外なことではないのかもしれません。”WEB先行販売 お届けは5月下旬から”ということですが、さてどんなものがあるのでしょうか。
※価格および仕様はすべて2021/02/25現在
新しい暮らし方のためのツール by BEAMS DESIGN
センターテーブル
ニトリとビームスがコラボした商品は「新しい暮らし方のためのツール by BEAMS DESIGN」というシリーズで全5アイテム。いずれも天板はホワイトのメラミン化粧板、それ以外は主にビーチ材を使っています。IDEE(イデー)のデスクみたいな雰囲気ですね。
まずは「センターテーブル」(税込19,900円)。ありそうでなさそうなシンプルなデザインですが、天板は片パタ&スライド式で幅90cmから120cmに伸長します。これを含め、ビームスとのコラボの家具はひとつの商品が2通り以上の使い方ができるようにデザインされているのが特徴です。
ともあれ、伸長式の座卓というのはありますが、センターテーブルで伸長式というのは割りと珍しいですね。個人的には幅伸長よりも正方形になったほうがありがたかったように思いますが。
コンソールデスク
お次は「コンソールデスク」(税込24,900円)。 こちらも片パタ式で、100×30cmのコンソールテーブルが100×52cmのデスクに変形します。
高さは70cmなので、一人暮らしの人がダイニングテーブルとして使っても良いかもしれません。
スタッキングスツール
続いて、「スタッキングスツール」(税込6,990円)。このスツールは商品名の通り積み重ねできるだけでなく、ソファサイドテーブル、ベッドサイドテーブル、花台などとしても使えるデザインになっています。
前述のコンソールデスクと組み合わせて使うこともできます。もっとも、座り心地という点ではあまり良くなさそうですが。
ラダーシェルフ
「ラダーシェルフ」(税込19,900円)は棚板を回転させることで、本来は棚板を支える桟にストールなどを掛けることができます。
桟は外せないため、普通にハンガーラックとして使うことはできません。また、形状からして折り畳み式かと思ったのですが、折り畳んでフラットにできる構造ではないようです。
ネストテーブル
最後の「ネストテーブル」(税込19,900円)は2つを並べても別々に使っても良しという、まあ普通のネストテーブルです(苦笑)
ただ、小のほうはスツールと同じ高さで構造的にも丈夫そうですから座ることもできるんじゃないでしょうか。もっとも、これらビームスデザインのシリーズはすべて組立式で耐荷重も示されていませんから、期待するほど丈夫ではないのかもしれません。
今回発売が決まったニトリ×ビームスデザインの家具はいずれもメインとなる家具というよりは小物家具です。比較的若い人をターゲットとして、一人暮らしや個室でプラスアルファしたいというニーズを満たしてくれる商品と言えましょう。
いずれも材質を考えれば決して割高感はないと思います。ほとんどが2万円前後ですから、若者でも手が届きやすい価格なんじゃないでしょうか。
ただ、個人的にはダイニングセットやベッドフレームなど、もっとメインとなる家具のほうがビームスの世界観が伝わりやすかったのではないかと思います。もしくは、掛け布団カバーやカーテンなど、ファブリック系のほうがビームスらしさを打ち出しやすかったのではないでしょうか。もっとも、先に寝具大手の西川がビームスデザインの商品を発売しているので、そこは手が出せなかったのかもしれません。
ともあれ、ビームスとのコラボで今までニトリに興味を示さなかった人の来店も見込めるのではないでしょうか。これからビームス以外にも様々なコラボがニトリで見られるかもしれません。そう考えると楽しみですねー。
2021/04/23追記:
2021年4月24日から、ニトリ赤羽店、ニトリ環八用賀店、ニトリ中目黒店、ニトリ渋谷公園通り店、ニトリ新宿タカシマヤタイムズスクエア店、ニトリマロニエゲート銀座店にて販売開始となりました(ニトリネットでは既に販売中)。東京だけですねー。
新しい暮らし方のためのツール by BEAMS DESIGN
コメント