IKEAで人気のワゴンと言えば「RÅSKOG(ロースコグ)」です。そして、それに似たワゴンがホームセンター各店でも扱われています。主に山善の「バスケットトローリー」(下写真)ですが。
先日、ニトリでも見ました。いや、正確に言うと似て非なるもの。「何かが違う!」と思ってよく見たら、いくつかの点で実用的に改善されたオリジナル仕様でした。
※この記事は2019年5月29日時点の情報に基づいています(2023年6月20日一部更新)
ニトリ・スチールワゴン「トロリ」
ニトリのスチールワゴン「トロリ」はパッと見た感じ、IKEAのロースコグに似ています。良くご存知の方なら山善のバスケットトローリーに似ていると感じることでしょう。
実際、おそらく山善が作っているというか、山善から仕入れているんだと思いますけど、バスケットトローリーとはちょっと違うんですね。
引っ掛け式の小物入れ付き
比較的すぐに分かる違いは、トロリには引っ掛け式の小物入れが付いているということです。
この小物入れは側がスチール板で底がワイヤーメッシュになっており、ワゴンのバスケットとまったく同じ仕様。もちろん色も同じですし、外側にも内側にも引っ掛けられる便利な高さになっています。
脚の形状が違う
よく見ると脚の形状も違います。ロースコグは2本のパイプを使った「ハ」の字形、バスケットトローリーは1本のパイプを曲げて「?」をひっくり返したような形状ですが、トロリは山善の「スリム バスケットトローリー」と同じ形状の脚です。
高さも違う
実は高さも違います。ロースコグは高さ78cmで、これとは違うのは当然として、バスケットトローリー(レギュラー)の81cmに対し、トロリは89cm。脚形状が同じスリムタイプのバスケットトローリーは77cmとなっています。つまり、トロリがもっとも高さが高いのです。
高さの調節範囲が広くてファイルも収めやすい
トロリはバスケットトローリーと同様にバスケットの高さを調節できるようになっています。そして、高さがバスケットトローリーよりも高く、支柱がより床に近い位置まで伸びているため、バスケットの可動範囲が広く、A4ファイルなど大きなモノも収めやすいようにできています。
加えて、前述の通り小物入れ付きということで、かなり実用性が高められているというわけです。
ロースコグワゴンの類似品
山善・バスケットトローリーLBTA-3
ここでちょっと、増えすぎるくらい増えたロースコグの類似品をまとめておきましょう。上写真の山善「バスケットトローリーLBTA-3」は、色が違うだけでなく、バスケットの底に敷くクッションシートが付属したものです。
山善・ナチュラルトローリー
山善の「ナチュラルトローリー」は以前にも紹介しましたが、バスケットの底板がパイン材、側がスチール板ではなくスチールワイヤーになったものです。
アイリスオーヤマ・キッチンワゴンKW-L001
こちらはどう見てもロースコグそのものに見えてしまいますが(苦笑)、アイリスオーヤマの「キッチンワゴンKW-L001」です。おそらく、丸パイプではなく角パイプを使うことで、パクリと言われないようにしているのでしょう。
キッチンワゴン「ル・クール」
こちらはメーカー不詳で「ル・クール」。IKEAのまな板「HÖGSMA(ホーグスマ)」を最初からセットして2段にしたようなワゴンです。3段タイプもあります。
ハンドル付キッチンワゴン「ポルテ」
こちらもメーカー不詳。ロースコグの支柱を延長させてハンドルを付けた「ポルテ」というワゴンです。
山善・トローリーハンガー
キリがないので最後にしましょう。山善の「トローリーハンガー」は以前にも紹介しましたよね。ここまで来たらもはやロースコグとはまったくの別物ですが(笑)
ほかにもバスケットの形状が違うもの、サイズが異なるものなどなど、ロースコグの類似品はたくさんあります。カラバリも驚くほど豊富です。
そんな中、ニトリのトロリはホワイト1色ですが、類似品と比較しても非常に実用的にできていると思います。また、身近なニトリに置いてあれば安心して買えることでしょう。
ちなみに1点、注意事項。ニトリでトロリを買う場合は、意外と箱が短いので、在庫棚からソロリと引き出すようにしてください。私は危うく足の上に落としそうになりました。ニトリのトロリはソロリでございますよ(笑)
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