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無印良品「壁に付けられる家具」vsニトリ「アルブル」&「ベイシス」比較

無印良品「壁に付けられる家具」vsニトリ・ウォールシェルフ「アルブル」&「ベイシス」比較

無印良品の「壁に付けられる家具」は賃貸住宅の石膏ボード壁にも手軽に取り付けられて、しかも安っぽく見えないことから人気の高い商品です。しかし、同様のウォールシェルフはレックなどが地道に切り開いてきた市場であり、無印良品が最初というわけではありません。

それでもニトリが同じようなものを発売すると「無印良品のパクリ」などと言われるのは、これまでの行いの結果でしょうか(苦笑)ともあれ、今回は無印良品の「壁に付けられる家具」によく似たニトリのウォールシェルフ「アルブル」と「ベイシス」を比較したいと思います。

※価格および仕様は2019/11/14確認時点で修正

 

無印良品・壁に付けられる家具

まず簡単に、それぞれの商品を見ていきたいと思います。無印良品の「壁に付けられる家具」は2009年9月に発売されました。画期的だったのは、それまでは塗装したMDF合板やプリント合板が主流だったところにタモなどの天然木突板を使用したことと、東洋工芸の「かけまくり」を使うことでワンプッシュで取り付け可能にしたことです。

現在はオークとウォールナットの2種類で、ウォールナットのほうが2~3割ほど価格が高め。フックやミラーも含めた全12タイプのラインナップとなっています(壁に付けられるフレームを除く)。価格は税込790円から同7,990円。

ニトリ・ウォールシェルフ「アルブル」

ニトリ・ウォールシェルフ・アルブル

出典:ニトリネット

ニトリのウォールシェルフ「アルブル」は、無印良品の「壁に付けられる家具」の家具からかなり遅れて2015年末~2016年初め頃の発売だったと思います。当初は杉とタモ突板でできたナチュラル色のみでしたが、杉とウォールナット突板のミドルブラウン色、パイン材のホワイトウォッシュ色が後に追加されています。タモ突板を使ったのは、無印良品の「壁に付けられる家具」が最初はタモ突板を使っていた影響かもしれません。

アルブルは石膏ボードに固定する場合、ピンを3本使う固定具(一般的な石膏ボード壁用固定具同様)を2つ使用します。木ネジ2本を使って木質系壁に取り付けることも可能。いずれも付属しています。ラインナップは計7タイプとなっており(ウォールミラー除く)、価格は税込1,017円から同3,045円。材質により価格が変わることはありません。

 

ニトリ・ウォールシェルフ「ベイシス」

ニトリ・ウォールシェルフ「ベイシス」

出典:ニトリネット

ニトリにはもうひとつ石膏ボード壁用のウォールシェルフがあります。「ベイシス」は前述のアルブルより後発で、アルブル同様にピンを使った石膏ボード用の固定具もしくは木ネジで壁に固定する構造です。天然木ではなく塗装したMDF合板でできています。

ラインナップは計5タイプとなっています(ウォールミラー除く)。価格は税込1,017円から同3,045円。

 

価格の比較

L型45L型60L型90ボックス型20ボックス型45ボックス型90
無印良品(オーク)1,990円3,490円2,290円3,490円5,490円
ニトリ・アルブル1,518円2,027円3,045円1,518円2,536円
ニトリ・ベイシス1,017円1,518円2,027円3,045円

まずはそれぞれサイズ感が近いもので価格を比較してみましょう。無印良品の「壁に付けられる家具」を基準に見ると、ニトリのアルブルもベイシスも無印良品より価格が安いことが分かります。

ただ、2019年10月1日の消費増税に際して無印良品は税込価格を据え置いた一方、ニトリはそのまま増税分を上乗せしたので、その差は少し縮まった感じがします。

 

表面材の比較

表面材
無印良品(オーク)オーク突板
ニトリ・アルブルオークまたはウォールナット突板
ニトリ・ベイシスMDF

しかし、価格が安ければ良いという話ではありません。インテリア用品である以上、質感も大切な要素のひとつです。基本的にはそれぞれ質感に見合った価格になっていると言えます。

無印良品の「壁に付けられる家具」はオークまたはウォールナットの突板(木を薄くスライスしたもの)にウレタン塗装を施しています。

ニトリの「アルブル」も同様にオークまたはウォールナットの突板を使っていますが、塗装の種類は分かりません。ザラザラした質感なので、ウレタン塗装よりもコストが安いラッカー塗装ではないかと思います。

ちなみに、無印良品もアルブルもオークまたはウォールナットですが、無印良品は柾目主体、アルブルは板目主体という違いがあります。柾目とは平行な木目で、板目とは年輪模様です。どちらが安い高いということはないんですけど、板目はどうしても木目にバラつきが出ます。

話を戻しまして、ニトリの「ベイシス」。こちらはMDF合板に塗装を施しただけで、表面材には天然木は使われていません。そのため、3商品の中でもっとも低コストです。

 

耐荷重の比較

L型45L型60L型90ボックス型20ボックス型45ボックス型90
無印良品(オーク)3kg3kg3kg5kg5kg
ニトリ・アルブル4kg5.5kg6.5kg2.5kg5kg
ニトリ・ベイシス2.5kg2.5kg4kg5kg

それぞれの耐荷重を比較してみたところ上表の通りとなりました。いずれもそれほど大きくは変わらないものの、フック2ヶ所で取り付ける構造にもかかわらず、大きさに応じて耐荷重が変化するというのは個人的に不思議に感じます。また、メーカーによって基準が違うので単純比較は難しいところです。



構造の比較

フック
無印良品(オーク)かけまくり
ニトリ・アルブルピン3本タイプ
ニトリ・ベイシス

無印良品とニトリでは使われているフックにも違いがあります。無印良品の「壁に付けられる家具」は東洋工芸の「かけまくり」を使っているのでワンプッシュで取り付け可能です。

一方、ニトリの「アルブル」と「ベイシス」はいずれもピン3本で固定するタイプです。そのため合計6プッシュする必要があり、位置を修正する事態になったらさらに面倒です。

つまるところ、取り付けに関しては無印良品の「壁に付けられる家具」のほうが圧倒的に簡単で、コストも掛かっていると言えます。

 

ラインナップの比較

そのほか、ニトリの「アルブル」はL型ウォールシェルフ主体のラインナップ、「ベイシス」はボックス型主体のラインナップという違いがあります。ボックス型はどうしても価格が上がってしまうので、ベイシスは材料コストを抑えることでボックス型でも低価格にすることを目的にしているのでしょう。

一方の無印良品の「壁に付けられる家具」はニトリの「アルブル」と「ベイシス」よりもラインナップが豊富です。ただし、L型ウォールシェルフやボックス型の幅60cmタイプは無印良品にはないので、そのサイズが必要な場合はニトリを選ぶべき場面もあると思います。

 

以上を踏まえると、無印良品のほうが見た目は美しく、取り付けも簡単、しかしながら価格はちょっと高めと言えます。対してニトリのほうが価格は安いものの、見た目は価格相応で、取り付けも面倒臭いという感じです。

無印良品のほうがラインナップが豊富なので、トータルでコーディネートしやすいというメリットもあります。ただ、「無印良品に定番なし」と言われる通り、当初のタモ材や後に追加になったアルミは今はもうありません。

一方で、ニトリのアルブルは3年ほどの実績があるものの、ベイシスはまだ新しい部類です。定着するかどうかと言うと、個人的にはちょっと厳しいように思います。

つまるところ、個人的には無印良品のほうがオススメしやすいものの、それほど高価なものでもないので気軽に楽しめば良いのではないでしょうか。

無印良品「壁に付けられる家具」ラインナップ一覧

ニトリ・ウォールシェルフ「アルブル」ラインナップ一覧

ニトリ・ウォールシェルフ「ベイシス」ラインナップ一覧

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