ホーロー鍋はオシャレなキッチンアイテムとして人気がある一方で、欠ける、使い勝手が悪いなどといった、ネガティブなイメージを持つ人もいると思います。かく言う私も後者に近い立場で、ホーロー鍋は使っていません。
主にホーローのシステムキッチンを扱うタカラスタンダードについても、高級モデルはともかく、それ以外はダサいというイメージが私にはありました。そのため、アキュラホームから提案されても最初は「たぶんタカラはないな」と思っていたのですが、これが意外と魅力的でした。
※この記事は2019年9月20日時点の情報に基づいています
タカラスタンダード堺ショールーム
というわけで、前回のTOTOに続いてタカラスタンダードの堺ショールームにやって参りました。TOTO堺ショールームからは車で10分ほどのところにあります。時々近くを通るのですが、私が中に入ることがあるとは思ってもみませんでした（苦笑）
システムキッチン「オフェリア」
出典：タカラスタンダード
ショールームに入ると、奥にある秘密の部屋に案内されて、ビルダー（工務店）専用モデルのシステムキッチン「オフェリア」の説明が始まりました。しかし、私と妻が幅60cmの食洗機を取り付けたいと言うと、どうもそれがアキュラホームから十分に伝わっていなかったようで、そういうことならオフェリア以外の商品から選ぶ必要があります、となりました。
にもかかわらず、どういうわけかオフェリアの商品説明が続行。さらに、「ちょっと準備をするので、その間に色の組み合わせを選んでください」と言われ、戸惑ってしまいました。
その後、「これなら60cm幅の食洗機がビルトイン可能です」と別の商品を案内されたのですが、よく調べてみるとそれもダメで、また別の商品の前に移動。最初でつまづいてしまったがために、グダグダになってしまった印象です。
それはさておき、オフェリアは台輪引出しに500ml缶よりも背の高いカセットコンロ用のガス缶が収納できるというのが特徴のひとつ。また、引出しの前板に高圧メラミン化粧板を採用しているので、ホーローのキッチンに比べて野暮ったさを感じさせません。
システムキッチン「エマージュ」
出典：タカラスタンダード
最終的に勧められたのは前板にホーローパネルを貼った「エマージュ」だったと思います。”思う”というのは、案内が二転三転したうえに、ショールーム内は撮影禁止で、おまけにカタログもくれなかったからです。正直、ここではタカラのシステムキッチンの概要を聞いただけで、果たして我が家に実際に設置されるシステムキッチンがどのような仕様なのか、理解することができませんでした。
ホーローだからマグネット収納OK
出典：タカラスタンダード
ともあれ、ホーローの持つメリットはよく分かりました。キッチンパネル（壁面）だけでなく、ホーローなら引出しの底板にも磁石がくっつくので、オプションの「間仕切り名人」（上写真）で引出し内部を仕切ることができます。
食洗機をシンク下にビルトイン可能
出典：タカラスタンダード
あと、タカラスタンダードのシステムキッチンはシンク下に食器洗い乾燥機をビルトインすることも可能だそうです。60cm幅の食洗機の場合はどうなのか分かりませんが（苦笑）、あちこちに汚水が飛び散る心配が少なくて良いかもしれません。
というわけで、総じてグダグダ感の否めなかった案内でしたが、私としてはそこは減点対象と考えていません。私の場合、営業マンや販売員などの言動で商品を決めることはしないからです。逆に、担当者が良い人だからと言ってその商品に決めるということもありません。
ショールームのスタッフは機械じゃないのですから、ミスをすることもあります。ご縁というのは大切だと思いますけど、そこは切り離して商品を評価しなければ、自分にとっても損ですからね。
ただ、今回はあまりにも分からないことばかりだったので、自分でホームページで調べたり、ショールームに足を運んで、イチから調べ直したいと思います。
2019/09/23追記：
後日、グランフロント大阪にある大阪HDCショールームに行ってきました。予約せずに行ったのですが、たまたま手の空いたスタッフが対応してくれて、短時間でとても分かりやすく説明してくれました。
エマージュは人造大理石天板、ステンレス製シンクが基本仕様。キャビネットの枠も引出しの内箱もすべてホーローでできているので、ステンレスのようにサビをもらう心配もありません。オプションで「ホーロークリーンレンジフード」を付ければ換気扇のお手入れも楽々。
ちなみに、カタログもちゃんとくれました（笑）アキュラホームの標準仕様ではないので価格が気になるところですが、予算の問題さえクリアすればエマージュにしたいなと思っています。
結局、キッチンはクリナップとリクシルになりました
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