マイホームの間取りと外観が決まったので、次は中身です。システムキッチン、ユニットバス、洗面化粧台、トイレといった、いわゆる水回りの住宅設備機器を決める必要があります。
しかしながら、やみくもに住宅設備機器メーカーのショールームを回れば良いというわけではありません。まず、アキュラホームで標準仕様に指定されているものが間取りに落とし込まれ、各メーカーのショールームのスタッフに伝えられます。同時に、アキュラホームのほうでショールームを予約。施主である私は何だかよく分からないままに指定された日時にショールームに行くわけです。
というわけで、まずはTOTO堺ショールームから。
※この記事は2019年9月19日時点の情報に基づいています
TOTO堺ショールーム
「まずはトイレからかー」などと考えていた私は完全にナメていました。ここではトイレだけでなく、洗面化粧台とユニットバスも決めなくてはならなかったのです。おまけに、二世帯住宅なのでそれぞれ2つずつ決める必要があり、完全に予定終了時刻をオーバーしてしまいました。
事前にちゃんと聞いておくべきでしたね(苦笑)
ユニットバス「サザナ」
TOTOでは複数のユニットバスがラインナップされていますが、アキュラホームで標準設定されているのはスタンダードモデルの「サザナ」。ユニットバスのことなどまったく詳しくない私でも知っている有名なブランドです。
でもパッと見た感じ、なんだかフツーのユニットバスって感じなんですよねー。なので、最初は「別に何でも良いわ」って思っていたんです。しかし、説明を聞いたり実際に触れてみると、やっぱり良くできているんですよ。
お掃除ラクラクほっカラリ床
まず浴室に入ってすぐに驚くのが「ほっカラリ床」。クッション性があるので、床が固くて冷たい感じがしないんですよね。それだけでなく、水はけが良くて清潔な状態を維持しやすいというのも大きなメリットです。
水栓金具がシッカリ
あとは正直言って、どこのメーカーも似たり寄ったりかなと感じるのですが、さすがパブリックなどで鍛え上げられているTOTOです。標準仕様でも水栓金具がシッカリとしているように感じました。ユニットバス内でもっとも使用頻度が高く、壊れやすいところですから、こういうのはすごく大事だと思います。
鏡の固定金具もスッキリ
あと、細かいところですが、他社では鏡を4隅の金具で固定するところ、TOTOは標準で上下2本のレールで固定するようになっているんですね。他社製品でTOTOと同じようにレール固定にしようと思ったら、2万円以上も追加で支払ってオプション設定する必要があるのです。
照明もシーリングでスッキリ
照明も他社なら追加料金の必要なシーリングが、標準でセットされます。ついでに言うと、浴室乾燥機もほとんど出っ張りなくキレイに天井に収まっていてスッキリ。いやー、完全にTOTOをナメてましたー(苦笑)
洗面化粧台「サクア」
続いてチェックしたのは洗面化粧台の「サクア」。こちらもTOTOのスタンダードクラスとして有名なブランドです。
奥ひろ収納「奥ひろし」
サクアの特徴のひとつは、排水管を壁側に寄せることで収納スペースを広くする「奥ひろし」。収納のプロとして、同じヒロシとして、とても魅力的かつ親近感を持てるネーミングです(笑)
水栓がシッカリしている
あと、洗面化粧台も他社製品と比較して水栓がシッカリしているんですよ。あくまで主観ですが、やっぱりこういうところが一番大切だと思います。
ウォシュレット一体型便器
実は今回、アキュラホームからトイレはTOTOしか指定されませんでした。ちょっと不安になってあとでリクシル(イナックス)も見に行きましたが、やっぱりTOTOで良かったと思いました。
案内されたのは上写真の商品に近いビルダー(工務店)専用モデル。一般向けには販売されていないようで、奥から特別に運ばれてきました。カタログモデルの「GG3-800」からフタのオート開閉などの機能を省いて価格を抑えたモデルではないかと思います。
タンクが持ち上がって掃除がしやすい
実はこちらの便器は便座からタンクに至って樹脂でできています。そのため、陶器のタンクに比べると安っぽさがあるのですが、他社製品に比べると随分とマシな印象です(あくまで個人の感想)。
また、レバーをひねるとタンクの部分を持ち上げることができ、お掃除らくらく。トイレは清潔に保ちたいので、こういう機能はとても助かります。
ちなみに、タンク一体型のため、家電量販店で扱われている一般的なウォシュレットと比べて交換費用が高くつくというのがデメリットです。その代わり、水道からのホースが1本で済み、見た目がスッキリするというメリットもあります。
プレミストで汚れを予防
そのほか、プレミストと言って、使用前に自動で便器の中に霧を吹きかけることで汚れを予防する機能があります。さらに、イナックス同様に便器の内側に縁がないので、汚れが付きにくくて掃除もしやすいというのがとてもありがたいですね。
仕事が早くて丁寧!
直近で5件のショールームを見て回ったので、妻も母もどこでどんなものを見たのか分からなくなってしまいました。しかし、TOTOからは数日中にプランニングシートが届き、どんなオプションを選んだのかが一目瞭然で、とても助かりました。
一方で、他のショールームでは説明が分かりにくかったり、資料もくれなかったところもありました。俄然、私の中ではTOTOが一歩リードという感じになりますね。
コメント
収納マン様ご無沙汰しております。
洗面台を新調しようと思い、TOTOのサクアかタカラのオンディーヌの2つに絞りました。壁出し水栓で人工大理石でないものとなりますと、この2つしかなかったのです。サクアの不満は内引き出し、これさえなければこれに決めていました。一方オンディーヌは奥行き50cmでサクアより小さくなります。幅は75cm一択なのですが、できれば5cmでも奥が欲しくて。。。とそのままになっております。
人工大理石はアルカリで黄ばむし、冷たい感じがするし、で好きでないのです。洗面台ですから石鹸使わないわけにいきません。手入れの楽さから言ったら陶器なのですが、重たいので最近は嫌われてますね。
私が行ったタカラのショールームの人はちゃんと説明してくれましたよ。たまたまハズレの方だったのでしょうね。
日本三毛猫さま
おひさしぶりです^^
TOTOで説明を聞きながら、「日本三毛猫さんに続いて我が家も…」と思っていたのですが、まだだったのですね!
我が家の場合は同時に多くの住設を決めないといけないということもありましたが、洗面化粧台はほぼ一発でサクア(オクターブ)に決まりました。
妻が今の住まいで陶器の洗面ボウルに陶器のボトルを落として割ったので人工大理石のほうが良いと言うのと、壁出し水栓で掃除がしやすいという2点が主な理由です。
ちなみに、アキュラホームではタカラスタンダードの洗面化粧台は安くならないので、最初から候補に挙がっていません^^;
ところで、人工大理石がアルカリに弱いというのは以前にもおっしゃってましたよね。
私はてっきりそのことを忘れていたのですが、改めて調べてみるとTOTOの人工大理石の洗面ボウルはアクリル系ではなくポリエステル系なのですね。
お手入れには気を付けようと思います^^;
ショールームを回ったものの、決めかねて洗面台の補修を依頼したのです。きれいに直って「嬉しい」だったのですが、再塗装で表面がザラついていて汚れがきれいに落ちなくなりました。また、塗装がはがれてヒビ割れが出てしまい、やはり「買い直し」になりそうです。補修前、「漂白剤のつけ置きをしなければだいじょうぶです」と言われていたのですが。。。
お手洗いの洗面台は45年以上前のものですが、洗面ボウルの陶器が頑丈なのか、ソープボトルを落としたらボトルが見事に割れました。汚れた感じも全然ありません。みた感じ、すごくぶ厚そうなボウルです。最近の洗面ボウルはなんか、薄そうですね。
洗面ボウルの材質ですが、髪を染める人は陶器を薦める、ということでした。毛染めは威力が強いので、陶器でないと落ちないのでしょうね。また、私がお掃除情報で頼りにしているところに相談したところ、「手入れを考えると陶器がベスト」と助言をいただいたのです。おトイレの「アラウーノ」なんか、どれくらいもつのでしょうか?
>>タカラスタンダードの洗面化粧台は安くならない<<
そういえば、洗面台+施工などで検索した場合、タカラは出てきませんね。ショールームでも「ここからの値引きはない」といったようなことをききました。
日本三毛猫さま
洗面ボウルのリペアサービスってスゴイなーと思っていたのですが、そんなこともあるんですね。
せっかく修理できて喜んだのも束の間、結局、買い替えることになるとは残念ですね(+_+)
毛染めは確かに、洗面ボウルや浴室にも悪影響がありそうです。
家族にはよくよく言い聞かせたいと思います。
タカラスタンダードは値引きしないという話は確かに時々聞きますね。
一方で、今回の我が家の新築に際しては、タカラの洗面化粧台は標準設定ではなかったものの、システムキッチンなら安くできる可能性がありました。
ただ、サイズが合わなくて結局、工務店標準仕様のタカラのシステムキッチンはダメでしたけど^^;