収納で難しいことのひとつは、キレイにしまい込むと忘れてしまうことがあるということです。そのため、ついつい出しっぱなしにしてしまって見た目を損なうことになります。
他方で、人間は習慣の生き物です。どこに座って何をするか、そしてそのシーンでどんなモノが必要かはほぼ決まっています。
なので、そこに必要な収納スペースを用意すればOK。そして、そのスペースを捻出するために不要なモノを取り除く…という逆算の発想がカギを握ることになります。
ですが、多くの人にとってそれを考えるのが面倒なのですよ(苦笑)だから、ついつい足し算の発想をしてしまうわけですが、今回ご紹介する山崎実業から発売予定の新商品は個人的にはアリかなと思います。
※価格および仕様はすべて2021/07/29現在
山崎実業・テーブル下 収納ラックTOWER
山崎実業の新商品「テーブル下 収納ラックTOWER(タワー)」はその名の通り、テーブルの下に取り付けて、雑誌や郵便物、リモコンなど手近に置いておきたいモノを収納するのに便利なラックです。スチール製で木ネジ4本を使って取り付けます。
上写真のホワイト(5481)のほか、ブラック(5482)もあります。
ティッシュが下から取り出せる
テーブル下収納ラックTOWERの下面にはスリットが2ヶ所開いており、そこからティッシュを引き出せるようになっています。ボックスティッシュが出しっぱなしで気になるという方はそのためだけでもこれを買うメリットがあるのではないでしょうか。
イセトウ・テンダーワイド
これまでもテーブル下に取り付ける収納グッズはありました。たとえばイセトウ(伊勢藤)の「テンダーワイドI-166-2」。こちらはポリスチレンとポリプロピレンでできた引出しで、両面テープまたは木ネジで取り付けます。
テーブル下収納ラックTOWERに比べると浅いのでたくさんは収納できませんが、文房具など細かいモノを収納するには最適だと思います。
ナガシマ・RAKIAN 横型ハングラック
ナガシマの「RAKIAN 横型ハングラックWH-101」は吊戸棚ラックのように天板に引っ掛ける構造です。そのため設置は簡単ですが、天板に引っ掛ける部分がちょっと気になります。
幅、高さともに、テーブル下収納ラックTOWERより一回りコンパクトです。
コジット・リビング学習ハンギングラック
コジットの「リビング学習ハンギングラック」はこちらもテーブルの天板に引っ掛けるタイプながら、雑誌などを立てて収納でき、しかも幅がコンパクトな設計です。ペンやリモコンを挿すのに便利なポケットも付いています。全体の耐荷重は約2kgとのこと。
コジット・テーブル下に!スライド収納
お次もコジットで、「テーブル下に!スライド収納」。天板の縁にクランプ金具で取り付ける引出しです。31cm四方とコンパクトなので、ちょっと小物を収納するのに便利です。
サンワダイレクト・引き出し 後付け クランプ式
もっとガッツリ収納したい場合は、サンワダイレクトの「引き出し 後付け クランプ式 100-KB007」が良いでしょう。手前には消しゴムが入るくらいのスペースが4つあり、メインは478×250×55mmの大容量。しかも、耐荷重は10kgまでOKです。ホワイト色(100-KB007W)もあります。
サンワダイレクト・キーボードスライダー
同じくサンワダイレクトの「キーボードスライダーMサイズ 100-KB007」は引出しではなくトレータイプでキーボードを乗せるのに最適です。幅は700mm、耐荷重は10kgとなっています。ホワイト色(100-KB003W)もあります。
このように類似商品を見てみると、テーブル下収納ラックTOWERのデザインがいかに洗練されているか分かります。スチール製で厚みがなく、設置スペースに対して効率良く収納可能な点も魅力です。ティッシュボックスが使いやすいという点もオンリーワンと言えるでしょう。
一方で、取付方法が木ネジのみという点が難点。先日、私がデスクとして使っているコクヨの「ジュート」の天板裏にネジ穴を開けようとしたら硬くて無理でした。パイン材などの軟らかい木材はともかく、一般的なテーブルトップは非常に硬いので、苦戦する人が多いのではないでしょうか。
その点さえ問題がなければ、山崎実業のテーブル下収納ラックTOWERは価格も手頃で良いと思います。
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