先日、クライアントのお宅でキッチンの引出式食器棚の収納方法をアドバイスをしていたときのこと。お箸やフォークといったカトラリーの収納方法に話が及びました。
引出式食器棚の引出しは、カトラリーを収めるには深すぎます。そんなときは100均のカトラリートレーを重ねて使えば良いとアドバイスしました。ところが自分で言っておきながら、「いや、本当にそれで良いのか?」と思ってしまったのです。
※この記事は2016年6月30日時点の情報に基づいています(2023年10月20日一部更新)
我が家のカトラリーの収納方法
こちらは我が家の引出式食器棚の中にカトラリーを収めた状態です。3種類の100均のカトラリートレーを使っており、それぞれの下に同じカトラリートレーがあります。クライアント宅でアドバイスした通り、カトラリートレーを重ねているわけですね。
ちなみに上段は1軍、下段は2軍です。我が家ではフォークとナイフはあまり使わないので2軍扱いです。
カトラリートレーが中途半端に重なっている
しかし100均のカトラリートレーは物流効率を高めるために、重ねようとすると入れ子になってしまうわけです。仕切り板があり、カトラリーが収まっているため、完全には入れ子にはならないのですが、上写真のように不安定な重なり具合になってしまいます。
私は「良い加減」な性格のため、これで良しとしていたのですが、果たしてこれで良いのかとふと我に返ってしまったのですね(苦笑)
100均バスケットならキレイに積み重ねできるけど…
100均でも上写真のようなバスケットであれば完全にスクエアな形状であるため、キレイに積み重ねすることができます。収納のプロたちの間では同様にこのようなスクエアな形状のものを好む方が多いですし、実際に私も以前はこれにカトラリーを収納していました。でもこれ、箸やフォークの先が網目に刺さってしまうのです。カトラリートレーとして使うには使い勝手が悪いのです。
100均でスクエアな形状のものには、網目のバスケットではなくフラットなものもありますが、サイズが小さいです。フォークは入っても箸が入らなかったり、お玉やフライ返しは入りません。そんなわけで私はこの手のバスケットは使わなくなってしまったのです。
100均カトラリートレーを超簡単にスタッキングする方法
そこで私は考えました。100均のカトラリートレーを簡単に積み重ねできるようにする方法がないものかと。プラ棒を接着したり、クルーガンを使えば、簡単にできます。でもそれってちょっと面倒臭い。私が考える「超簡単な方法」とは言い難いです。
そこでもっと、ない頭をひねりました。そこで考えたのが、100均の粘着式コードフック(上写真)を使う方法です。
カトラリートレーの上部4隅に貼り付けるだけ
やり方は実に簡単です。100均のカトラリートレーの上部4隅に100均の粘着式コードフックを貼り付けるだけ。ポイントは、上写真のように上の縁から2~3mm下に取り付けることです。そうすると積み重ねてもズレることがありません。
美しく積み重ねられたカトラリートレー
上写真が100均の粘着式コードフックを貼り付けて積み重ねたカトラリートレーです。冒頭の中途半端に重なったカトラリートレーと比べると、実にキレイにスタッキングできています。もちろん積み重ねたカトラリートレーはズレることなく安定しています。
仕切り付きの幅広の整理トレーももちろんOK
同様の方法で仕切り付きの幅広の整理トレーもキレイに重ねてみたいと思います。まず上写真は中途半端に重なった状態。
同じように100均のコードフックを上の縁から2~3mm下に貼り付けます。
はい!こんな風にキレイに積み重ねることができました。
粘着式のコードフックですので、あまり重いモノは積み重ねできませんが、カトラリーくらいの重さのモノ(500g前後)なら同じ方法でキレイに積み重ねることができます。これでもう、100円ショップでスクエアなプラ箱を選り好みする必要はないですよね(スタッキングすることを前提に選ぶ場合は)。
ちなみに100均のコードフックにはスチール製のものもありますが、指をケガしないように樹脂製のものを選ぶことをオススメします。収納はやっぱり安全第一。安上がりでもケガをしたら台無しです。
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