我が家のリビングとトイレの壁には、マガジンラックを取り付けています。レックの「DECO(デコ)」という石膏ボード壁に取り付け可能なシリーズ(現在は廃番)の1アイテムで、もう十数年も愛用しています。
ただ、背板がない構造のため、雑誌などを無理矢理詰め込むと、壁から外れてしまいそうになります。先日はとうとう床に落としてしまい、完全に壊れてしまいました。
良い商品だったんですけどねー。なんで耐え切れなくなるほど無理矢理に雑誌などを詰め込んでしまうんでしょうか?このマガジンラックに限らず、冷蔵庫も食器棚も押入れもクローゼットも一体どれだけモノを詰め込めば気が済むんだか…(以下自主規制)
ともあれ、雑誌を置く場所がなくなってショボーンな愛する妻のために、マガジンラックを買い替えることにしました。
でも、レックDECOシリーズのマガジンラックのような素敵なものは他にありません。工夫して自らの手でDIYすることにしました。
無印良品・PPファイルボックス1/2
まず用意するのは、無印良品の「ポリプロピレンスタンドファイルボックス・ハーフ」です。「これをトイレの壁に取り付けたらマガジンラックになるんじゃない?」って思ったわけです。
スタンダードタイプではなくハーフタイプを選んだのは、スタンダードタイプだと壁から出っ張りすぎるうえに、雑誌をたくさん収納できすぎて耐荷重をオーバーする可能性が高いからです。
それでも取り付け方が問題です。当初は先日試してみた「くりぴた接着剤」を使おうと思っていました。しかし、実験の結果、定着するまでにファイルボックスが下にズレてしまう可能性が高いと判断しました。
ニトムズの「はがせる両面接着シートT3973」を使うという手も検討したんですけど、これは耐荷重がそれほど大きくないため全面を貼り付ける必要があります。それでも落下の可能性が否定できないのと、剥がすのが大変そうという思いから、今回はこれもパスしました。
東洋工芸・かけまくり
で、結局またいつもの「かけまくり」の出番です(笑)石膏ボード壁に何かを固定したいときに、これほど簡単で確実なものは他にありません。まさに収納のマストアイテム。賃貸住みの救世主です。
計算上、耐荷重は6kg(3kg×2ヶ使用の場合)ありますし、自作ウォールボックスを設置したという実績もあります。
ファイルボックスに穴開け
かけまくりを挿すためには、ファイルボックスに穴を開ける必要があります。上のほう2ヶ所にキリで穴を開けます。
ちなみに、位置は上端および左右いずれかの端から2cm程度のところが理想的と思います。端から近すぎると強度が保てませんし、遠すぎると挿し込むのが大変だからです。
バリはカッターで切り落とす
ポリプロピレンの板をキリで穴開けするとバリが出ますので、カッターナイフで切り落とします。
ただし、出っ張りがなくなればOKなので、あまり丁寧にやる必要はありません。ヤスリ掛けすると、周囲をキズつけてしまう恐れがあります。
かけまくりで固定して完成!
あとは「かけまくり」を2か所挿せばマガジンラックの完成です!斜めにカットされているし、雑誌などを真上に持ち上げても取り出せるので、以前よりも出し入れしやすくなりました。
かけまくりの頭の出っ張りが少し気になるところですが、これは仕方ないですねー。無印良品の丈夫なファイルボックスではなく、100均のペラいファイルボックスならタッカーの針で固定することも可能でしょうけど、安っぽく見えるのでワタクシ的にはナシです。
ちなみに、以前に工夫して取り付けたシャワートイレのリモコンも健在です。このときは「かけまくり」より頭が小さい、不二貿易の「Jフック」を使いましたが。
今まで使っていたレックDECOシリーズのマガジンラックは固定ピンが8本も必要だったので、移動や取り外しが大変でした。しかし、無印良品のファイルボックスと東洋工芸の「かけまくり」のコンビなら、たった2プッシュ(プル)で移動や取り外しができてラクチンです。
今回はトイレに取り付けしましたが、同じ方法はリビングやキッチンでも使えますね。キッチンで数冊程度のレシピ本を収納するというのも良さそうです。
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