衣装ケースを揃えて並べたとき、ラベリングすれば中身が分かりやすくて便利です。しかし、ラベルシールやマスキングテープ、付箋紙などに加えて、ペンも用意する必要があります。状況によっては直接書き込んだほうが早いと感じることもありますよね。
とは言え、油性ペンで直接書くと消すのが大変です。一般的な水性ペンではすぐに消えてしまいます。
ところが、水性ペンなのにシッカリと書き込め、それでいて簡単に消すことができるペンというものがあったのですね!ゼブラの「水拭きで消せるマッキー」(税別定価150円)です。
※この記事は2019年1月8日時点の情報に基づいています(2023年8月27日一部更新)
ゼブラ・水拭きで消せるマッキー
ゼブラの「水拭きで消せるマッキー」は油性ペンのようにシッカリと書き込めて水拭きで消すことができるという水性ペンです。太字と極細があるのですが、今回は極細を購入しました。新商品ではなく、2014年6月に太字が発売されていたようです。
これなら衣装ケースに直接書き込むことができるので、別途ラベルシールなどを用意する必要がなくて便利じゃないかと思った次第です。
細と極細の2in1
今回購入した極細タイプは、細と極細のツーインワンとなっています。この極細のほうって、使おうと思ったときに使えなくなっていることが多いような気がします(苦笑)
さっそく試してみた
鏡面のポリプロピレン製チェスト
基本的には”プラスチック・ガラス・金属のツルツル面に”使用するものということなので、まずは鏡面のポリプロピレン製チェスト(アイリスオーヤマのハイブリッドチェスト)の引出し前板に書き込んでみました。
ペン先(細)はシッカリしていて、字が下手な私でも書きやすいと感じました。
マット調のポリプロピレン製引出式衣装ケース
結果は後ほどご報告するとして、試したものを順番に紹介していきましょう。
続いて、ツルツルではなくマット調のポリプロピレン製の引出式衣装ケース(無印良品のPPクローゼットケース)の前板で試してみました。
ガラス面(テーブル)
ガラステーブル。
スチール面(石油ファンヒーター)
スチール面(石油ファンヒーター)。このあたりはまったく心配なさそうです。
ポリ合板(カウンター天板)
ポリ合板(カウンター天板)。
突板(デスク天板)
突板(デスク天板、たぶんウレタン塗装)。
プリント化粧合板(3段カラーボックス)
プリント化粧合板(3段カラーボックス)はちょっと危ないかなと思いましたが、結論から言うとここまで試したものはすべてまったく問題なくウェットティッシュで消すことができました。
【NG】コート紙(パンフレット)
逆にダメだったのはパンフレットに使われているコート紙。コートの厚みにもよると思いますが、少し浸み込んでしまいました。
【NG】ダンボール箱
ダンボール箱は完全にインクが浸み込んでしまって消すことができませんでした。まあ、当然の結果ですよね(苦笑)
インクが乾くまで2時間も掛かる!
ここまで紹介した通り、ゼブラの「水拭きで消せるマッキー」は宣伝に偽りなく水拭きでキレイに消せると言えます。しかし一方で、問題点もありました。インクが乾くまで2時間も掛かるのです。
素材はもちろん、室温や湿度によっても変わるかもしれませんが、2時間未満だと指で触っただけでも文字が消えてしまいます。私の手がガサガサじゃないからということもあるでしょうし、水拭きで消せるという特性上、致し方ないのかもしれません。
しかしながら、2時間未満では乾いたティッシュで触れても文字が消えるのです。より確実に乾かすには4時間は掛かります。
ティッシュでも文字を消せる
ちなみに、乾いたティッシュでも強くこすれば概ね消すことは可能です。ホワイトボード用マーカーほど消えやすくはないですけど、シッカリ乾いていても油性ペンよりは落ちやすいですね。
つまるところ、「水拭きで消せるマッキー」を衣装ケースなどのラベリングに使う場合は、たとえば子供の留守中に洋服を片づけて、子供が帰ってくるまでにインクが乾けば良いと考える場合などに適しているのかなと思います。
ともあれ、あちこちにその物の名前を書いて放置している光景というのはなかなかシュールでした(笑)
キッチンで使うと便利かも?
テーブルに直接伝言メモ
ゼブラの「水拭きで消せるマッキー」を使ってみて、むしろキッチン周りで使ったほうが便利なんじゃないかと思いました。メラミン合板のダイニングテーブルに直接伝言メモを書き込むというのもアリじゃないでしょうか。
布巾で拭くと大変なことに
ただし、布巾で拭かないほうが良いと思います。洗えば落ちますけど、真っ黒になっちゃいますから。
密閉容器に直接記入
密閉容器に直接記入するというのも良いでしょう。
密閉保存袋に直接記入
もちろん、密閉保存袋にも最適です。ただし、濡れていると記入できません。
ほとんど擦らずに水で流せる
ゼブラの「水拭きで消せるマッキー」で密閉容器や保存袋に記入すると便利なのは、ほとんどこすらなくても水で洗い流せるということです。密閉容器や保存袋を洗うついでに表示も消し去ることができるというわけですね。
このことからも分かる通り、「水拭きで消せるマッキー」のインクはかなり水溶性が強いと言えます。だから湿った指で触るだけでも文字が消えてしまうのですね。特にキッチンでは濡れた手で触ると、書いた字が消えるだけでなく手が真っ黒になりますから注意が必要です。
ゼブラの「水拭きで消せるマッキー」を実際に使ってみた結果、紙などのインクが浸み込む素材でなければちゃんと水拭きで消せることが分かりました。ペンとしても書きやすく、ウェットティッシュさえあればサッと消すことができるのはとても便利です。
ただ、インクが乾くのに2時間も掛かるというのはちょっと不満です。インクが乾いていても湿った手などで触れると消えてしまう場合があるので、複数人が使用する場所にはあまり適さないかもしれません。
その点、キッチンなら例えば我が家の場合は基本的に私しか料理しませんから、子供が触って消してしまう心配はありません。また、使い終わったらいつも通りに洗うだけで記入した文字を消せるので面倒がありません。
というわけで、我が家では「水拭きで消せるマッキー」をキッチンの引出しに入れておこうと思います。
ちなみに、今回使用した「水拭きで消せるマッキー」は黒色でしたが、黒色以外にも7色揃っています。
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