収納するうえで大切なことのひとつは「モノの定位置を決める」ことです。しかしながら、定位置を決めてもモノを戻すのが面倒な場所や収納方法だったら、片づいた状態を維持することはできません。ですから、単に定位置を決めるだけでなく、動線を考慮したうえで、要は片づけやすい場所と方法で収納することが大切です。
たとえばダイニングテーブルで電卓をよく使う場合、そこに小さな引出しがあれば、移動する必要がないし、片づけやすいに違いありません。テーブルの天板下に引出しを付けることができれば、見た目の面でも理想的でしょう。
今回はまさしくそんな引出しを紹介したいと思います。
アンダーデスク引き出し式収納ボックス
今回ご紹介するのは、「アンダーデスク引き出し式収納ボックス」という商品です。メーカーは記載されていませんが、取扱説明書に”HACHIBANYA”と書かれていました。以前に紹介した「ハンギングボックス」と同じ会社ですね。そう言われてみれば、提供元も同じでした。
こちらの引き出し式収納ボックスは付属の両面テープでテーブル下などに貼り付けるようになっています。基本的には2ヶ所貼れば良いはずなのですが、なぜか3枚入っていました。予備と考えてもちょっと中途半端な枚数です。
テーブルやデスクの下に引出しを足せる
ともあれ、こんな風にテーブル下に貼り付けるわけですね。ただし、幕板がなく、フラットな面でなければなりません。幅は23.7cm、奥行は20cm、高さは7.5cm必要です。
ちなみに、材質は外箱がABS樹脂、内箱がPS樹脂となっています。天面に直径7mmの穴が4ヶ所あいているので、ワッシャーなどを噛ませば木ネジで取り付けることも可能と思われます。
内寸はA5サイズより大きめ
引出しの内寸は幅21.5×奥行19.0×高さ6.1cmです。A5サイズ(単行本)を横向きにすればギリギリ入る大きさです。ペンやハサミなどの文房具類を収納するのにもちょうど良いサイズと言えるでしょう。
なお、耐荷重は5kgとなっています。この大きさなら十分ですね。
意外とスムーズに開閉できる
引出し内箱は外箱の両側から吊り下げる構造で、意外とスムーズに開閉できます。引き代は14cmなので奥に隠れるのは5cmほど。よって、奥のモノが取り出しにくいということはないでしょう。
なお、外箱の両端を広げながら内箱を引っ張ると取り外すことができます。
カラーボックス内のデッドスペースを活用できる
テーブルやデスクの天板下だけでなく、たとえば3段カラーボックスに文庫本を並べて、その上のデッドスペースを活かすこともできます。ちなみに、このカラーボックスではギリギリ単行本の上には取り付けできませんでした。
シューズボックス内で使っても良し
シューズボックスの中でも使えます。スリッパやサンダルなど低いものなら上のデッドスペースを活かすのに最適です。シューケア用品や印鑑、鍵などを収めるのに良いと思います。
市販の引出しでもOKだが…
同様のことは市販の一段タイプの引出しでも実現可能だと思います。しかしながら、市販品は天板や棚板の下に貼り付けることを想定していないので天面の強度に不安があります。
今回紹介した引き出し式収納ボックスは税込み&送料込み1,500円ですから、市販品と比較してもコスパは悪くないと思います。
というわけで、アンダーデスク引き出し式収納ボックスはテーブルやデスクの天板下だけでなく、カラーボックスやオープンラックの棚板下のデッドスペースを活かすにも最適です。
同様の商品は他にも色々ありますが、割りと丈夫だし、コスパも悪くないし、特にケチをつけるところがありません。よって、これは普通にアリかなと思いますね。
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