価格が手頃でナチュラルな風合いが人気のパイン材ラックは、無印良品のほか、ホームセンターでも定番の商品のひとつです。もちろん、ニトリにもあります。
ニトリではこれまで(2019年夏頃まで)「モック」という商品名のパイン材ラックが長らく店頭に並んでいました。それがこの度、「マンクス」という商品に切り替わりました。
今回はニトリのモックとマンクスを比較したうえで、競合となる無印良品の「パイン材ユニットシェルフ」とも比較してみたいと思います。
※この記事は2019年6月22日時点の情報に基づいています(2023年8月10日一部更新)
ニトリ・モック
まずこちらが従来のウッドラック「モック」。長らく定番だったので、ニトラーならご存知のことでしょう。
ニトリ・マンクス
そしてこちらが新商品のパインラック「マンクス」。似ていると言われればそうだし、違うと言われたらそう感じるかもしれません。しかし、実物を見比べればほとんど違いが分からないと思います。
いずれも軽くてキズがつきやすいホワイトパイン系で無塗装。UV塗装を施した無印良品のパン材ユニットシェルフと比較すると、桐スノコのような質感です。また、シッカリして十分な感じと言うよりは、とりあえず自立しているだけ立派というレベルです。
また、モックと比較するまでもなく、マンクスの商品説明には”ウッドシェルフモックシリーズとの互換性はございません”とわざわざ書いてあることからも、マンクスはモックの後継商品と見ることができます。
モックとマンクスの違い
モックとマンクスは見た目にはかなり似ています。構造も基本的には同じです。ただ、些細ではありますがいくつかの違いがあります。
まず、上写真はモックのボルトとネジ穴なのですが、マンクスはモックよりボルトの頭が小さく、ネジ穴も小さめです。これはたぶん、少しでもコストを抑えようとしているのでしょう。
それでも価格はモック3段がマンクス2段になって(※段数の表示が異なるもののほぼ同サイズ)、税込2,490円から2,990円に約20%値上がりしています(2023年8月10日現在のマンクス2段4330の税込価格は3,490円)。
また、モックにはワードローブはありませんでしたが、マンクスにはあります。よって、マンクスに切り替わったことでラインナップは増えたと言えるでしょう。
マンクスと無印良品を比較
マンクス | 無印良品 | ||
---|---|---|---|
商品名 | 税込価格 | 商品名 | 税込価格 |
4330(2段) | |||
4330(3段) | |||
6230(1段) | |||
6230(2段) | 58cm幅・小 | ||
6230(3段) | 58cm幅・中 | ||
8240(2段) | 86cm幅・小 | ||
8240(3段) | 86cm幅・中 | ||
8240(4段) | 86cm幅・大 | ||
ワードローブ | |||
追加棚板4330 | |||
追加棚板6230 | 棚板58×39.5cm | ||
追加棚板8240 | 棚板86×39.5cm |
※価格はすべて2019/06/22 2023/08/10現在 ※無印良品は奥行約40cmタイプ(ワードローブのみ奥行約50cm)
ニトリのマンクスの全ラインナップを書き出し、それに近いサイズの無印良品のパイン材ユニットシェルフと比較してみると、だいたい無印良品のほうが2~3倍くらい高価と言えます。かたや無塗装でヘロヘロ、かたやUV塗装でそれなりにシッカリしているわけですから、妥当な価格の違いと言えるのではないでしょうか。
ちなみに、マンクスの棚板1枚あたりの耐荷重は10kg、無印良品は同じく30kgとなっています。メーカーによって基準が異なるので一概に比較はできないものの、個人的にはまあそんなものかなという気がします。
なお、ニトリにはパインラック「リメック」というモックに似た商品もありますが、リメックとマンクスの位置付けは不明です。そもそも私は店頭でリメックを見た記憶がありませんし、リメックの3段タイプは完売したようなので、こちらもマンクスに統合される流れなのかもしれません。
また、ニトリネットでは「ウッドシェルフワードローブ(7540 D40)」というマンクスのワードローブに似た商品が存在します。サイズは若干異なるものの価格は同じですが、こちらもマンクスに統合という流れじゃないかなと思います。
ともあれ、マンクスはモックに比べて特に良くできているというわけでもなく、おねだん相当なのかなーという感じがします。
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