ダイソーは自社のブランドで販売している商品が多いため、製造元が分からない商品がたくさんあります。その点、セリアやキャンドゥなどは自社ブランド以外の商品のほうが多いので、「へー、こんなところで作られてるんだー」と思うことがよくあります。
セリアではイノマタ化学や山田化学、サナダ精工といった大手に混じって、私の同級生が社長を務める会社が季節商品などを卸していたり。かと思えば、今度は私の地元・大阪府河内長野市のメーカーの商品が私の目に留まりました。
まるき・貼ってはがせるフィルムシートフック
私の地元・河内長野市の特産品は爪楊枝で、日本国内のシェアの95%を占めていると言われています。「まるき」も元々河内長野市で爪楊枝を作っていて、現在は爪楊枝だけなく家庭用雑貨全般を100円ショップなどに卸しています。
そんなまるきが手掛けた収納用品が「貼ってはがせるフィルムシート」シリーズ。上写真のフックを含めて全部で8アイテムがラインナップされていました(2020/11/26現在)。
貼ってはがせるフィルムシート ラインナップ
商品名 | 耐荷重 |
---|---|
フックシングル | 1.5kg |
スプレーホルダー | 1.0kg |
ポンプボトルホルダー | 1.0kg |
シェーバーホルダー | 0.3kg |
歯ブラシホルダー | 0.3kg |
小物トレイ長方形 | 1.0kg |
小物トレイ正方形 | 1.0kg |
ソープトレイ | 0.5kg |
写真がなくて恐縮ですが、ホルダー4種はフック同様にホルダー部分がステンレスでできています。歯ブラシホルダーは歯ブラシを2本掛けられるようになっています。
トレイ3種はトレイがプラスチックでできており、フィルムシートに付いている突起部にハメ込んで取り付ける仕様です。なお、製造はすべて中国です。
鏡などには余裕でくっつく
こちらのシートフックはパッケージにも記載されている通り、タイル、ガラスのほか、鏡、キッチンパネルなど、凸凹がなくツルツルした面には余裕でくっつきます。あまりにすき間なくくっついているので剥がすのに難儀するほど強力です。
ユニットバスの壁面などにはくっつかない
一方で、ユニットバスの壁面やプリント合板など少しでも凸凹のある面にはくっつきません。吸着式とはつまり吸盤式とまったく同じ原理でくっつくため、少しでもすき間が生じるとダメなのです。
だいゆうのフィルムフックとの比較
商品名 | 耐荷重 |
---|---|
固定タイプ大 | 3.0kg |
固定タイプ小 | 1.0kg |
ミニタイプ2P | 0.5kg |
スイングタイプ大 | 3.0kg |
スイングタイプ小2P | 1.0kg |
ダブルタイプ | 2.0kg |
リングフック | 1.5~2.0kg |
コップホルダー | 1.0kg |
歯ブラシホルダー2P | – |
セリアでは「だいゆう」というメーカーのフィルムフックも販売しています。ラインナップは上記の通りで全9アイテムです。
セリアにまるきの商品が加わったことで同じような商品が増えた印象ですが、だいゆうは基本的にフック系がメインです。それに比べるとまるきのほうが魅力的なラインナップに見えます。
今後、両社の商品が共存していくのか、はたまたどちらかが駆逐されるのかという感じですね。
貼ってはがせるフックには主に粘着式と吸着式があり、今回紹介したのは後者です。吸着式は完全にツルツルな面じゃないとくっつきませんが、粘着式なら多少ザラっとした面でもくっつきます。なので、一般的には粘着式のほうが守備範囲が広くて使い勝手が良いです。
逆に言うと、まるきやだいゆうのフィルムフックは取り付けられる場所が限られます。ですが、貼ってはがせる粘着式のフックや歯ブラシホルダーは100均でもありますけど、今のところボトルホルダーや小物トレイなどは100均にはありません。まるきに勝機があるとすればそこでしょうねー。
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