1~2年ほど前から、ニトリで100均の商品と同じものがいくつか販売されています。無印良品やホームセンターでも同様ですが、100円ショップに比べるとちょっと割高だったりします。でも、そうと気づかず買っちゃう人も少なくないんでしょうね。
今回ご紹介するニトリの「伸縮式 冷蔵庫・冷凍庫仕切り板」も、ニトリネットで見たときは100均の商品とほぼ同じものだと思っていたんです。しかし、店頭でそれと気づいたときはビックリ!まったく別のものだったんですね~。
※この記事は2024年11月14日時点の情報に基づいています
ニトリ/伸縮式 冷蔵庫・冷凍庫仕切り板
こちらがニトリの「伸縮式 冷蔵庫・冷凍庫仕切り板」という商品です。ニトリネットでのレビューを見る限り、2023年9月には販売されていたものと思われます。価格は税込199円。
商品名の通り、冷蔵庫や冷凍庫の中で使う伸縮式の仕切り板です。パッと見た感じ、「100円ショップで見たことがある」と思われた方はきっと私だけではないはずです。
100均とは大きさが全然違う!
でも、100均のものとはまったく大きさが違うんです!ダイソーやセリアでも販売されている川﨑合成樹脂の「冷蔵庫便利ポケット仕切り(伸縮式)」と比較すると、4倍くらい違うと言っても差し支えないほどなのです。
最大236mmまで拡張!
ニトリの伸縮式仕切り板は幅129mmから236mmまで伸縮します。これはつまり、最大でA4サイズの短辺に相当する大きさです。
ただし、高さは90mmありますから、ファイルボックス高さ1/2サイズ以上の深さの箱でないと仕切ることができません。
ちなみに、100均のものは幅も高さもニトリの半分程度となっています。
「クラネ」に最適な大きさ
無印良品の「PPファイルボックス・ワイド・高さ1/2」にセットするとちょうど良いかなと思ったのですが、あいにく手元になく。代わりにニトリの「整理ボックス クラネ ロータイプ」にセットしてみました。
仕切り板の下に30mmほど隙間が空くものの、なかなか良い感じです。両側をクリップするので仕切り板がズレる心配も少ないと思います。
「Nインボックス」にもOK
ニトリの「Nインボックス クォーター」にも使えます。Nインボックスは縁の部分に少し厚みがありますが問題ありません。ただし、持ち手穴の部分はクリップがちょっと引っ掛かります。
ちなみに、長辺側や、底面積が2倍の「よこ型ハーフ」の短辺にはちょっと寸法が足りません。
「ラッセ」も仕切れる
セリアなどで販売されている山田化学の「ラッセ ワイド」を仕切ることもできます。もっとも、100円のプラ箱を200円の仕切り板で仕切るのはコスパが悪いと感じるかもしれませんね。
引出しを仕切るのは難しいかも
これだけ高さがあれば引出式衣装ケースの内箱を仕切ることもできるかもしれないと考え、無印良品のPP引出ケース(旧仕様)で試してみました。その結果、内箱に直接セットすること自体は可能でしたが、引出しを外箱に収める際にクリップの部分が干渉してしまうことが分かりました。
「PP収納ストッカー」ならOK
「やっぱり引出しの内箱にはダメか~」と一旦はあきらめかけたのですが、「ポリプロピレンストッカー4段・キャスター付」には使えました。もちろん、引出しはちゃんと閉まります。
引出しによって、使えることもあればそうでないこともあるという感じですかね。もっとも、幅が200mm程度までのものに限ります。
こんな仕切り方も可能!
この仕切り板は上写真のようにプラ箱2つを橋渡しするかたちでセットすることもできます。引出内箱の幅が最低でも300mm程度は必要になるものの、整理タンスやワイドチェストを仕切るにはなかなか便利だと思います。この方法なら、プラ箱をすき間なく敷き詰めなくても仕切ることが可能です。
冷蔵庫や冷凍庫だけでなく、システムキッチンや食器棚の引出しを仕切るにも使えると思います。
というわけで、今回ご紹介したニトリの伸縮式仕切り板は、パッと見は100円ショップのものと同じように見えるものの、それよりもビッグな商品です。これまで100均の伸縮式仕切り板では仕切れなかった大きさのプラ箱などを仕切るのに最適な大きさとなっています。
冷蔵庫・冷凍庫用となっていますが、むしろそれ以外の場所でこそ活躍の場が多いと感じます。深さ100mm以上の引出し、つまりタンスや食器棚、システムキッチン、デスク、テレビボードなど、いろんな場所で使えるのではないでしょうか。
シンプルですけど、なかなか面白い商品だと思いますよ。
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