先日、ニトリネット限定で販売されている無印良品の「壁に付けられる家具」のような石膏ボード壁用のウォールラックを紹介しました。
ニトリの店頭では扱っておらずネット限定販売。ニトリのオリジナルではなくてどこぞのメーカーのプロパー品であることは予測していましたが、これが実はドウシシャの商品だったのです。
※2022/05/06一部更新
ドウシシャ・ピンで取り付ける壁掛け飾り棚
モノ自体はもちろんニトリネットで販売されているものもドウシシャのものも同じです。上写真の「ピンで取り付ける壁掛け飾り棚 H型(S)」の場合、ニトリネットでは税込993円、エンチョー楽天市場店では同998円と、ほぼ同価格となっています。
ドウシシャの壁掛け飾り棚シリーズは一応全部で7タイプあって、カラーはそれぞれナチュラルとブラウン。ニトリネットでは一部のラインナップとカラーしか扱われていません。
今回初めて実物を見ましたが、思ったよりもずっしりと重いです。とは言え無印良品の「壁に付けられる家具」のほうがむしろ重いくらいなので妥当なところでしょう。またブラウン色はパッと見た感じほとんど黒に見えます。
ドウシシャ、ウォールラックでリベンジなるか?
実はドウシシャ、ウォールラックに関しては「壁に付けられる家具」のパクリではありません。むしろこのカテゴリに関しては参入が早かったほうです。少なくとも無印良品よりは先発です。ただ以前は取り付け方法が木ネジで、質感もあまり良くなく、パッとしませんでした。
石膏ボード壁用のウォールラックのパイオニアは家庭用品メーカーのレックでしたが、一部商品を除いて撤退。そこに無印良品の「壁に付けられる家具」がヒット。ドウシシャが既存商品を石膏ボード壁用にアレンジして再出発、という構図であるようです。
私は石膏ボード壁に取り付けられるウォールラックは非常に大好きなんですけど、このジャンルの商品はなかなか難しいようです。自前の店舗を持つ無印良品だからこそヒットさせることができたのであって、ホームセンターではなかなか売場を作るのが難しいようです。
それにしてもドウシシャはしぶといですね。おそらく私と同様にウォールラック市場には将来性があると見込んでいるのでしょう。売場も同社ルミナスラックで培ったノウハウを活かしたものになっていますが、良い成果を上げてリベンジを果たしてもらいたいものです。
ウォールシェルフ「アルブル」はメーカー不詳
ニトリネットで扱っている石膏ボード壁用のウォールラックには他に「アルブル」というシリーズがあるんですが、これは改めて調べてみてもメーカーを特定できませんでした。似た商品に上写真のイノセントというブランドのものがありましたが、サイズも取り付け金具も違います。ただタモの木目の汚さは同様なので、同様に中国で作られているのかなーという感じはします。
また、実はドウシシャの壁掛け飾り棚シリーズと金具の形状が同じであるように思われるので、ひょっとしたらアルブルもドウシシャが作っているのかもしれません。
アルブルのラインナップは無印良品を意識した感じなので、ニトリも本格的に打倒「壁に付けられる家具」に向けて動いている最中なのかもしれないですね。
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