下台が扉式のシステムキッチンや洗面化粧台を片づける際に必須アイテムと言えるのが「シンク下伸縮ラック」です。これを使うことで広い空間を上下に区切って効率良く収納できるようになります。
ただ、目いっぱい幅方向に棚を伸ばすと、棚板が足りなくてスキマだらけのスノコ状になってしまうんですよね。鍋やボウルやザルなど割りと大きなモノを収納する際は問題なくとも、細かいモノを置きたいときは不便です。
私がクライアント宅でシンク下伸縮ラックを使って片づける際は2段タイプを買っても1段しか棚板を使わないことが多くて、棚板が足りなくなることはほとんどありませんでした。また、余った棚板をキープしていたので、よそのお宅で棚板が足りなくなったときにそれを使っていました。でも、普通のお宅ではそうはいきませんよね。
そういう声があったのでしょうか。ニトリからシンク下伸縮ラックの追加用棚板が発売されました。
※この記事は2023年3月6日時点の情報に基づいています
ニトリ・シンク下伸縮ラック専用 追加棚板
このたびニトリから発売されたのは、同社「シンク下伸縮ラック・イータ」専用の追加棚板です。どのメーカーのシンク下伸縮ラックでも使えるというわけではなく、あくまでイータ専用ですが、定番商品なので助かる人は少なくないと思います。
奥行約30cm用と40cm用があります。価格はいずれも2枚セットで税込299円とお手頃です。
山崎実業・伸縮シンク下ラック2段tower
ただ、できるだけ隙間なくフラットにしようと思ったら、幅最大85cmに合わせて棚板を同梱してくれている山崎実業の「伸縮シンク下ラック2段tower(タワー)」のほうがベターなんですよね。
価格はニトリの3倍以上になるものの、スチール製で丈夫というメリットもあります。なお、こちらも奥行40cmに加えて30cmタイプもあります。さらに、ホワイトとブラックの2色展開です。
天馬・ファビエ シンク下伸縮式ラック ワイド
タワーの伸縮シンク下ラックの棚板が隙間なくフラットにできると言っても、排水管にかかる部分は大きな隙間が生じてしまいます。その点、天馬の「ファビエ シンク下伸縮式ラック ワイド」なら特殊な形状の棚板を採用しているため、排水管のところも隙間をかなり減らすことができます。
つまるところ、状況やニーズに応じて選ぶべきシンク下伸縮式ラックは変わるということです。
以上の通り、ニトリのシンク下伸縮ラック専用の追加棚板は同社イータをお使いの方にとっては朗報と言えるかと思います。ユーザーの声に耳を傾けようとするニトリの姿勢は称賛に値するでしょう。
一方で、これからシンク下伸縮ラックを買うなら、山崎実業や天馬のほうを選んだほうが良いかもしれません。これらのほうが確実に棚板の隙間を減らしたりフラットにしやすいからです。
シンク下伸縮ラックと言えばベルカくらいしかなかった時代に比べると、今は選択肢が多くて良いですよねー。
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