サイバリ変更!ニトリの突っ張り壁面収納「Nポルダ・ディープ2」

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目下、今期の目標達成が不安視されているニトリ。少し前まで「ドラム式洗濯乾燥機がすごい!」などと持て囃されていましたが、最近は「家電販売は大きな収益に繋がっていない」などと叩かれる材料になっています。

私としてはニトリの家電なんて最初からどーでも良いんですけど、家電の売場が広がったせいで収納用品の売場が縮小されていることが不満に感じるところ。「Nフラッテ」など定番商品までもが販売終了になってしまいました。

一方で、突っ張り壁面収納「Nポルダ」は引き続き好調なようです。もっとも、好調なのは奥行約30cmのレギュラータイプだけで、それ以外はあまりうまく展開できていない感じがします。

特に奥行約40cmの「Nポルダ・ディープ」は幅サイズバリエーションがレギュラーとは違っていて分かりにくいし使いにくい。そこでこのたび、リニューアルされることになったようです。

※この記事は2025年12月29日時点の情報に基づいています

 

ニトリ/Nポルダ・ディープ2

こちらが新しくなった「Nポルダ・ディープ2」。パッと見た感じでは奥行約30cmのレギュラータイプと変わりませんが、奥行約40cmですから間違いなくディープです。

でも、幅サイズが従来とは違うんです。ここが最大のリニューアルポイントと言えます。

旧ディープは高さ2200~2600mmでしたが、ディープ2は2000~2700mmになっています。ちなみに、奥行30cmのレギュラーと奥行20cm弱のスリムは高さ2200~2600mmです。

Nポルダのサイズバリエーション

奥行 シリーズ 幅23cm 幅40cm 幅60cm 幅80cm 幅98.5cm
20cm スリム
30cm レギュラー
40cm 旧ディープ
ディープ2

ニトリのNポルダは2020年秋に幅80×奥行30cmタイプが発売され、翌年にディープが追加されました。その際に、ディープはレギュラーとは異なる幅98.5cmという中途半端なサイズに。2022年にレギュラーの幅40cmと60cmが、2024年にはスリムの幅40cm、幅60cm、幅80cmが登場するも、ディープだけは幅98.5cmと幅23cmという仲間外れなラインナップを維持していました。

それが今回のリニューアルでようやく、奥行3サイズとも幅40・60・80cmという分かりやすいサイズバリエーションが実現したわけです。

念のため、旧ディープも棚板の幅は80cmです。互換性がないことを分かりやすくするためか、レギュラーの幅は棚板サイズで、旧ディープは突っ張りパーツも含めた寸法(外寸)で呼ぶかたちになっていたため、かえって混乱を生む結果になったと言えます。

追加棚板も登場

ディープ2の幅サイズバリエーションが3サイズになったことで、追加棚板も3サイズ展開で用意されています。また、ラックを幅方向に拡張する際の共通サイドパーツも3サイズがラインナップされました。旧ディープ用のパーツのほとんどはディープ2でも使用可能と思われます。

Nポルダの価格比較

奥行 シリーズ 幅40cm 幅60cm 幅80cm
20cm スリム 8,990円 9,990円 9,990円
30cm レギュラー
40cm ディープ2 12,990円 14,990円 14,990円
※期間限定価格ではなく通常価格

価格もチェックしてみましょう。現在ニトリは創業祭を開催中でレギュラーとスリムは少し安くなっていますが、通常価格で比較したいと思います。

レギュラーとスリムは同じ価格で、それに対しディープ2は5割ほど高くなっています。”収納力1.3倍!”と強調されても価格は1.5倍かーって思っちゃいますけど、レギュラーよりも販売数量は少なくなると予想されるので仕方ないでしょう。個人的には妥当な価格設定だと思います。

ちなみに、ディープ2の幅80cmの価格は旧ディープの幅98.5cmと同じです。このご時世によく頑張っているんじゃないでしょうか。

無印良品との比較

販売店 シリーズ 幅40cm 幅60cm 幅80cm
無印良品 スチールユニットシェルフ 16,610円 14,900円 17,900円
ニトリ Nポルダ・ディープ2 12,990円 14,990円 14,990円

ディープ2が幅3サイズになったことで、無印良品の「スチールユニットシェルフ」との比較がしやすくなりました。

より正確に言うと、スチールユニットシェルフは幅40・54・82cmで、幅40cmはセット品がなくパーツを組み合わせる必要があるため割高ですが、それを別とすれば価格は両社とも同程度と言えます。

ただし、Nポルダは天井突っ張りパーツ付きですが、スチールユニットシェルフは別途つっぱりパーツ(3,290円×2)を購入する必要があり、しかも一般的な天井高240cmに対応するためには特大の帆立を使用する必要があります。つまり、天井に突っ張ることを前提とする場合は、スチールユニットシェルフのほうが割高です。

ちなみに、我が家ではスチールユニットシェルフを北川工業の「スーパータックフィット」で壁に固定しています。天井突っ張り式なんてアテにならないと考える方にとってはどうでも良い話でしょう。

 

というわけで、今回はニトリのNポルダ・ディープがリニューアルされてレギュラーやスリムと同じ幅3サイズ展開になったということをお伝えしました。

つまらないことだと思われる方もいらっしゃるでしょうけど、こうやってログを残しておくことはとても重要だと改めて感じています。過去に販売されていた情報はシレッと削除されてしまいますからね。今回もこれまでの経緯を確認する際に、以前に書いた記事が役に立ちました。

販売開始されたと思ったら突然ページが削除されることも少なくありません。今回のディープ2だって怪しいものです。実際、Nポルダ・スリムも一時的にニトリネットからも店頭からも消えたことがあります。

販売が終了してから、もしくはリニューアルされてから、旧仕様の情報を求める方も多いです。そういう観点からも、できるだけ正確な情報を残しておきたいと思います。

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