家具の地震対策グッズNo.1「スーパータックフィット」を選ぶメリット

当ブログは広告を掲載しています。詳細はこちら

コロナウィルスの蔓延防止を目的として緊急事態宣言が1月7日に発令されることが決定しました。多くの国民にとって非常に影響が大きいことだと思います。

それぞれ思うところはあるでしょうが、法学部政治学科出身の私としては、一言で言うと今の政治は本当にヒドイと思います。黒いカラスもエライ政治家の先生方が白だと言えば白になってしまう。現場は死ぬほど大変なのにごく一部の上のほうの方々だけはしっかり儲かっている状況。本当にロクなことがありません。

ともあれ、この状況で心配なのはコロナウィルスだけではありません。政治が悪くなると心配になるのが大地震です。1995年の阪神淡路大震災、2011年の東北地方太平洋沖地震ともに、国内政治の混乱期に発生しました。現在はまだ政権交代には至っていないものの、ここまでヒドイとその可能性はあると思います。

いずれにせよ、地震は忘れた頃にやってきます。阪神淡路大震災からちょうど四半世紀を迎える今、家具の地震対策をおこなうことにしました。

 

北川工業・スーパータックフィット

北川工業・スーパータックフィット TF-M

我が家は就寝中に家具が倒れてきても大丈夫な家具レイアウトを心掛けています。また、万が一家具が倒れてしまっても出入口が塞がれないように配置しています。しかし、それだけでは不十分です。家具をしっかりと壁に固定すべく、北川工業の「スーパータックフィット」を使うことにしました。

家具用の地震対策グッズはたくさんある中でスーパータックフィットを選んだのは、メリットがたくさんあるからです。

スーパータックフィットを選ぶメリット

  • 壁に穴を開ける必要がない
  • つっぱり式と違って天井を持ち上げることがない
  • 一般的な粘着式と異なり壁紙を損傷しない
  • 賃貸住宅でも使える
  • 目立たない

壁に穴を開ける必要がない

L型金具と異なりスーパータックフィットは壁に穴を開ける必要がない

言うまでもなく家具は壁面にネジで固定したほうが無難です。しかし、ちょうど良いところに壁に下地があることは少ないので、たいていアンカーを打つ必要が生じます。すると、大きな穴を開けないといけないし、大量の石膏の粉が家具の裏側に落ちてしまいます。

その点、スーパータックフィットはゲルパッドで壁面に貼り付ける方式なので、壁に穴を開ける必要がありません。下地を探す必要もなく、石膏の粉が散らばることもありません。

つっぱり式と違って天井を持ち上げることがない


日本の住宅の多くは吊り天井です。そのため、天井と家具のすき間をいくら突っ張ったところで天井が持ち上がるだけです。家具転倒防止策としては有効でも、縦揺れの地震が来たらあまり効果がないのではないかと個人的には思っています。

スーパータックフィットは天井ではなく壁面に固定します。壁紙などの表面材の耐久性に依存するところが大きいものの、天井よりも近い距離で初期振動を抑えるので効果的と言えましょう。

一般的な粘着式と異なり壁紙を損傷しない

続いて家具の天板に貼り付け

一般的な粘着式の地震対策グッズを壁面から剥がそうとすると壁紙が破れてしまいます。一方で、スーパータックフィットのゲルパッドは強力に壁面にくっつきますが、壁紙を破ることなく剥がすことが可能です。

ただし、強力に貼り付いていることに違いはないので、慎重に剥がす必要があります。

賃貸住宅でも使える

続いて家具の天板に貼り付け

スーパータックフィットは壁に穴を開けません。天井を持ち上げることもありません。上手に剥がせば壁紙が破れることもありません。そのため、賃貸住宅で使用しても問題ないと考えられます。

ちなみに、私は他メーカーの粘着式の地震対策グッズを使って壁紙を破ってしまいましたが、退去時にその費用を請求されることはありませんでした。16年間も住んだので、破れていなくても壁紙を貼り替えるからだと思います。

目立たない

スーパータックフィットは目立たない

つっぱり式の家具転倒防止具は結構目立ちます。チェーン式の家具転倒防止具もホコリが付くと見た目が悪くなります。また、「ふんばる君」などの安定板も案外目立つうえに、家具を後ろ側にやや倒すことになるので見た目を損ないます。

その点、スーパータックフィットはまず目に入りません。商品を手に取ると意外と大きく感じるものの、高さがないからです。

 

スーパータックフィットを選ぶデメリット

  • 一部の壁紙にはくっつかない
  • 壁紙を破損する恐れがないわけではない

一部の壁紙にはくっつかない

凸凹が0.9mm以上のテクスチャの塩ビ壁紙、紙や布のクロス、砂壁、珪藻土壁などでは、スーパータックフィットは使えません。基本的にフラットな壁面である必要があります。家具のほうもパーティクルボードむき出しだったり、表面が荒い合板の場合は厳しいと思います。

壁紙を破損する恐れがないわけではない

丁寧に剥がしても壁紙が少し浮いてしまうことがありました。また、壁紙の表面が劣化していると、表面が剥がれてしまう可能性はあります。絶対に壁紙を傷つけたくない場合は他の選択肢を検討したほうが良いでしょう。

 

そのほかの注意事項

設置の際は家具を壁側に傾けてはダメ

スーパータックフィットを設置する際は家具を手前にやや傾ける感じで設置
スーパータックフィットを設置する際はついつい家具を壁側にやや傾けながら設置しがちです。しかし、それは逆効果。正しくは家具を手前にやや傾ける感じで設置しましょう。そうすると、家具はスーパータックフィットを常に壁に押し付ける格好となり、強力に固定することができます。

amazonなどで「ちゃんとやっているはずなのに全然くっつかない」といったレビューが見られますが、こういうちょっとしたコツで改善されることが大半ではないかと思います。

壁との距離が30mmくらいのときは「L」を選択

壁との距離が30mmくらいのときは迷わず「TF-L」を選択

それでもゲルパッドが壁紙にくっつかない場合があります。そんなときは壁面と家具のすき間の距離をチェックしてみてください。

壁面と家具のすき間が30mm以下なら「TF-M」で大丈夫なのですが、結構ギリギリな場合があります。壁というのは必ずしもフラットではないので、片側が30mm以内でももう一方は30mmを超えてしまっていることがあるんですね。前述の通り、家具を壁側に傾けて距離を縮めようとしてもくっつきません。

そんなときは「TF-L」をチョイスしましょう。TF-Lはアームが長く、壁面と家具のすき間が70mmまでOKです。すき間が30mmくらいでくっつかなかったときもTF-Lならくっつく可能性が高いと思います。

メタルラックにはパイプ家具用をチョイス

天板がフラットではないメタルラックなどを壁に固定したい場合は「スーパータックフィット・パイプ家具用(TF-VCB-PK)」(上写真)を使いましょう。

スーパータックフィットには他にも、耐荷重100㎏対応の「TF-LL-N」「冷蔵庫用」「マルチタイプ」「薄型大画面テレビ用」といったラインナップがあります。

 

以上の通り、使用条件さえマッチしていれば、スーパータックフィットはとてもメリットが多いです。新居に引越したので穴は開けても大丈夫だったのですが、下地を探したり、石膏の粉が家具の裏に落ちることを考えると、やはりスーパータックフィットが魅力的でした。

スーパータックフィットのゲルパッドは壁面と家具を強力に固定するだけでなく、振動を吸収する役割も担っていると思います。固定した家具を強く揺すると、ゲルパッドがグニュグニュと動いているのが分かるからです。まあ本当に良くできた商品だと思います。

外出自粛が求められる今、じっくりと地震対策を練ってみてはいかがでしょうか。

 

北川工業 スーパータックフィット TF-M
北川工業(Kitagawa Industry)
¥2,950(2024/03/19 16:05時点)

パイプ家具用も使ってみました

ルミナスラックの地震対策に!「スーパータックフィット・パイプ家具用」
北川工業(キタリア)の「スーパータックフィット・パイプ家具用TF-VCB-PK」を使って、キャスター付きのルミナスラックを地震でも転倒しないようにしました。つっぱり式のものよりも確実であるものの、価格がちょっと高いのが難点です。

関連記事

賃貸の地震対策にオススメ!北川工業「スーパータックフィット」
北川工業「スーパータックフィット」は賃貸の地震対策&家具転倒防止策としてオススメです。壁紙や家具を傷める心配がないことが、実際に1年間使ってみて確認できました。
404 NOT FOUND | New!収納教える.コム
収納マンこと、TVチャンピオン収納ダメ主婦しつけ王 芝谷浩のブログ。部屋別・モノ別収納法、オススメ収納グッズ・家具、主夫の家事にまつわる話などを紹介します。
突っ張り式では地震対策にならない?倒れきてもOKな家具レイアウトを心掛けよう
突っ張り式は地震対策として不十分です。まずは家具が倒れてきてもOKな家具レイアウトを心掛けましょう。就寝しているところに倒れて来ないことはもちろん、出入口を塞ぐことのないようにしたいものです。重いモノは下のほうに収納して重心を下げるのも効果的です。
無印良品の「スチールユニットシェルフ用・転倒防止具」は地震対策に有効?
無印良品のスチールユニットシェルフ用「転倒防止補助フック」と「つっぱりパーツ」は地震対策に有効でしょうか。基本的に耐震用とは書いておらず、あくまで揺れを抑えたり不意に転倒するのを防ぐためのものです。地震対策には別の家具を使用するか、レイアウトの再考が必要でしょう。

コメント