山崎実業の「tosca(トスカ)」シリーズは天然木をあしらった、ナチュラルな風合いのシリーズです。私も以前に店頭で見たときは、「おっ!」と思いました。
でも、冷静に考えると、ちょっと割高で、しかも従来からある「TOWER(タワー)」シリーズや「PLATE(プレート)」シリーズのほうが良く思えてしまうのです。
たとえばトスカの「マグネットスパイスラック」。
これをプレートの「マグネットスパイスラック」と比較してみると…。
好みは人によって違うと思いますが、こうやって比較してみると個人的にはトスカのほうが野暮ったく見えてしまいます。しかも、サイズや耐荷重はほぼ同じで、価格は約2倍もトスカのほうが高いのです。
スパイスラックは汚れが付く可能性があることを考えると、オールスチール製のプレートのほうが汚れが付きにくくて良いようにも思います。
そんなわけで私としては、トスカはあまり高く評価していなかったのですが、最近になってタワーやプレートではなかったアイテムが存在することを知りました。
今回は、「あ、これ良いかも?」と思ったトスカ独自のアイテムを紹介したいと思います。
※この記事は2017年1月15日時点の情報に基づいています
トスカ・マグネットキッチンツールフック3連
トスカの「マグネットキッチンツールフック3連」は、無印良品の「壁に付けられる家具・フック」に似た風合いがあります。また、タワーの「ウォールキッチンツールフック」と比べるとやはり2倍近くの価格ながら、タワーのほうが無骨すぎて、トスカのほうがスマートな印象があります。
体が当たってもトスカのほうが痛くなさそうな反面、フックのほうが壊れる可能性はありますけどね(苦笑)
トスカ・ウォールアクセサリーハンガー
トスカの「ウォールアクセサリーハンガー」も、やはりタワーの「ウォールアクセサリーハンガー」に比べると高価なんですけど、そもそもタワーのほうは手前のバーが使いにくいと感じておりました。タワーの手前のバーは細いのでメガネや腕時計を掛けるには不安定ですし、両端が曲げられているのでアクセサリーを掛けたり外したりしにくいのです。
その点、トスカのほうは天然木の棒をうまく活かしていると思います。ちなみに、これは基本的に木ネジで壁に固定するようになっていますが、「かけまくり」のプッシュピンでも取り付けできるんじゃないかと思います。
トスカ・カップ&ソーサーラック
トスカの「カップ&ソーサーラック」もタワーの「カップ&ソーサーラック」と比較すると高価ですが、天然木の質感が良いだけでなく、タワーと違って土台がフラットなのでソーサーを置いても安定しやすいのが良いです。
それにしてもこの天然木はいったい何の木でしょう?オーク(楢)のようにも見えますが、より加工のしやすい栓(セン)ではないかと私は考えています。
トスカ・収納バスケット
トスカの「収納バスケット」は山崎実業のほかのシリーズにはないアイテムです。サイズ的にはタワーの「キッチンバスケット」に近いですが、デザインコンセプトがちょっと違うように思います。
「これ、ウチでパンをストックするのに良いかも?」と思ったんですけど、底にクッションのようなものが何もないので、テーブルトップを傷つけてしまう可能性があります。自分でフェルトでも貼り付ければ良いんですけど、この価格ですから、もうちょっと完成度を高めて欲しかったですねー。
以上、比較してみたとおり、トスカはやっぱりタワーやプレートに比べると高価でコストパフォーマンスは悪いんですけど、モノによっては納得できる風合いや実用性を兼ね備えているという感じです。
もっとも、タワーやプレートが良く出来すぎているおかげで、トスカが見劣りしてしまうだけと言えるのかもしれませんが。良くできた兄弟を持つと苦労するという例でしょうか(笑)
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