一昔前は室内干しというものがあまり重要視されていませんでした。共働きよりも専業主婦が一般的だったということもあるでしょうけど、室内干しで見た目が悪くなってもそれは仕方がないことだとあきらめられていたからだと思います。
乾燥機を使えば室内干しをする必要がないとか、浴室乾燥機を使えば問題ないという向きもあったかもしれません。しかし、曇り空でもお日様の当たる場所に干したいという人や、できるだけスマートに干したいと考える人は少なくないと思います。
そういった背景から、室内物干しもどんどん進化しています。でも、こんな素敵な商品が1年以上も前に発売されていたなんて知りませんでした!
※2022/06/23一部更新
ピンで設置できる「壁付け物干し」
ベルメゾンの「浮かせて干す!ピンで設置できる「壁付け物干し」」(※1)は、石膏ボード壁にピンで取り付けることができる窓際用室内物干しです。従来品のように木ネジで固定する必要がないので壁に大きなネジ穴が開くことがなく、賃貸住宅でも使えちゃうんですね!
しかも、突っ張り式のように支柱がありません。また、突っ張り式だと天井を持ち上げてしまって倒れてくる可能性がありますが、これならそんな心配もありません。
取り付け簡単
石膏ボード壁への取り付けは付属のピン17本で受けパーツを固定し、さらにアーム部をハメ込んでからネジ2本で固定。これを左右両側にセットしてからアームを手前に倒し、伸縮自在の竿を乗せるだけです。
耐荷重は10kgで、濡れた洗濯物を掛けるには少々心許ない感じですけど、ピンで固定するのだからこのくらいが限界だと思います。また、竿受けは結構大きなパーツですが、折り畳めばスッキリして見えるのが良いですね。
ピンで設置できる「渡せる物干し」
こんなのもあります。室内干しで「斜めに渡せる突っ張り棒ってないですか?」というご相談をいただく機会がこれまでに何度かあったのですが、これなら解決できそうです。
「浮かせて干す!ピンで設置できる「渡せる物干し」」(※2)は前述の商品同様に石膏ボード壁にピンで竿受けを固定し、そこに竿を乗せて使用します。竿受けは120°回転するので竿を自由な角度で設置できるというわけですね。
竿は最長275cm、耐荷重は最大10kg
冒頭の商品は竿受け1個当たり17本もピンを留める必要がありましたが、こちらは4本でOK。竿は最大275cmまで伸ばすことができ、耐荷重は最大10kg。竿を使わないときは壁に固定できるようになっているという気遣いも嬉しいですね。
石膏ボード壁にピンで固定する構造なので、突っ張り棒を設置するのが苦手という方にも良いかもしれません。
窓枠上に設置する壁付け室内物干し
ちなみに、ベルメゾンでは「窓枠上に設置する壁付け室内物干し」という似た商品名の関連商品もあります。こちらの方が価格が安いうえに、竿を乗せたり外したりする必要がないので便利なのですが、残念ながら石膏ボード壁用ではなくネジ穴が開いてしまいます。
カーテンレールの下地に合わせて設置
それでも、一般的に下地があるところに取り付けるカーテンレールの真上に固定するようにできているので、下地を探す必要がないというのが便利なところ。賃貸住宅ではなく、ネジ穴をあけても良い場合はこちらを選ぶのも良いでしょうね。なお、こちらも耐荷重は10kgです。
こんな素敵な室内物干しがベルメゾン限定で販売されているとは、私としてはまったくの不覚でした。これら3つの商品があれば、室内干しの悩みはほとんど解決できるんじゃないかと思います。3つ目を除いて賃貸OKで、場所も取りません。また、斜めに渡せるタイプならこれまで突っ張り棒が設置できなかったような場所でも使えます。
耐荷重はいずれも10kgまでとそれほどおおきくはありませんが、逆にもう一つ追加で買ってみたくなる感じですねー(笑)
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