クローゼットの奥行は一般的に60cm前後、対して一般的なシングルサイズの敷布団を3つ折りにすると奥行は80cmくらいになります。普通に考えれば、クローゼットに布団を収納するなんて無理なのです。
とは言え、現実的にそういうご相談が時々あることも事実。そんなわけで今回は、「クローゼットに布団を収納したい!」というときに考えうる現実的な解決策を4つ紹介しましょう。
4つ折りの敷布団を使う
3つ折りではクローゼットには入らない敷布団も4つ折りなら入ります。ただし、普通の敷布団を4つ折りにするのは困難です。4つ折りにできるマットレスタイプの敷布団を使いましょう。
これなら奥行は約53cmなので一般的なクローゼットに収めることができます。ただちょっと薄手のような気がしますので、厚手のシーツなどを重ねるようにしたほうが良いかもしれません。
ボックスタイプの布団圧縮袋を使う
来客用など普段使わない布団を収納するなら圧縮して立ててしまうというのもひとつの手だと思います。ただし、普通の布団圧縮袋でカチカチの板状にすれば収納するのは楽ですが、それは圧縮し過ぎの状態なので元に戻ってしまう可能性大です。上写真のようなボックスタイプの圧縮袋を使って適度に圧縮してもしっかりとした箱状にはなりませんが、多少は自立しやすくなると思います。
布団袋を使う
敷布団ではなくて掛け布団や毛布を収納するのであれば布団袋に入れて収納すると良いでしょう。上写真のコンパクト優収納ならフタで布団を押し込んで収納しやすいです。サイズもミカン箱程度になるのでクローゼットにちょうど収めやすくて良いですね。
折り畳み式のスノコベッドを使う
最後はそもそも論になってしまいますが、やっぱりクローゼットに普段使う敷布団を収納するというのは現実的ではないです。クローゼットがあるということは和室ではなくて洋室のはず。洋室ならベッドを使ったほうが良いですね。
また、ワンルームなどであれば押入れがなくてクローゼットしかないことが多く、それでもベッドではなくて布団で寝たいという方もいるでしょう。でもワンルームだったらクローゼットという収納スペースは大変貴重なはずで、普段使っている布団を収めるよりも他のモノを収めたほうが良いはずです。しかもワンルームにお住まいということは日中は仕事に出ていることが多いはずで、湿気を含んだ布団をそのままクローゼットに入れるのはよろしくありません。また、フローリングやクッションフロアに直接布団を敷くとカビが生えやすいので、スノコや吸湿パッドを敷く必要があります。
そこで、布団派の方には2つ折りタイプのスノコベッドがオススメです。これなら布団を使わないときにはベッドほど場所を取ることがありませんし、そのまま室内干しも可能。カビが生える心配もありません。非常に合理的です。ちなみにもちろん、キャスター付きの折り畳みベッドなどでも良いと思います。
収納は難しいことを考えれば考えるほど難しくなります。こだわって理想を追い求めることはもちろん大事ですが、シンプルに考えたほうが楽です。普通の敷布団を無理矢理4つ折りにするより4つ折りの敷布団を買う、クローゼットに敷布団を収めることを考えるよりも他のモノを収めることを考えるという具合に。そうすれば収納はもっと楽しいものになると思いますよ。
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