クローゼットが片づかない原因と対策!ハンガーと衣装ケースを要チェック

当ブログは広告を掲載しています。詳細はこちら

クローゼット・イメージ

奥行が深くて使いにくい押入れと異なり、クローゼットの収納はそれほど難しくはありません。しかしながら、クローゼットが片づかなくて困っているというお宅は少なくないです。

基本的にクローゼットは洋服の肩幅に合わせて作ってあるので、ハンガーパイプに洋服を掛け、その下に引出式衣装ケースを積み重ねるだけです。その基本を実践できていないというお宅はほとんどありません。

にもかかわらず、クローゼットが片づかない、もしくは使いにくいというのは、どのような原因があるのでしょうか。多くのクローゼットの悩みを解決してきた収納マンがその原因と対策を説明したいと思います。

 

クローゼットが片づかない原因

  • 不揃いなハンガー
  • 使いにくい引出式衣装ケース
  • 折れ戸にハンガー洋服を掛けている
  • クローゼットの前に障害物がある
  • 洋服やバッグが雪崩を起こしている

クローゼットに限らず、片づけるときはまず片づかない原因を特定することから始めるのが鉄則です。原因を究明することなく片づけ始めることは、目的地を設定せずに車を走らせてしまうようなものだからです。

クローゼットが片づかない、使いにくい原因は、様々なことが考えられますが、多いものから順に挙げると以上の通りです。個々の原因についてはあとで詳しく説明するとして、一言で言うと「洋服の収納を重視するという割りには洋服や収納グッズの扱い方がぞんざい」です。決して、だらしないからなどといったその人の生活習慣や性格が原因ではないことが多いと言えます。

 

クローゼットを使いやすくするための対策

  • シンプルなハンガーに統一する
  • 引出式衣装ケースを買い替える
  • 着ていない洋服を整理する
  • クローゼット前の障害物を撤去
  • 洋服を種類別に分ける

片づかない原因さえ分かれば、その裏返しのことをやれば良いわけです。クローゼットを使いやすくするための対策は以上の通りとなります。以下、詳しく見て参りましょう。

シンプルなハンガーに統一する

シンプルなハンガーに統一しよう

片づいていないクローゼットを見ると、ハンガーがマチマチであることがほとんどです。厚手の木製ハンガーにTシャツを掛けていたり、物干し竿をガッチリ掴むフックが付いた洗濯用ハンガーを使っていたり。ほか、曲がった針金ハンガーや、ハンガーを縦に連結する省スペースハンガーなるものを使っていることもあります。

ハンガーはできるだけシンプルで薄手のものに統一しましょう。シンプルな形状ならハンガー同士が絡まりにくく、出し入れがスムーズになります。フックが回転する必要はありません。上写真のように前後に出し入れできれば良いのですから、回転フックは絡まりやすくなるだけです。

薄手のハンガーで揃えれば、たくさんの洋服を掛けることができます。厚手のハンガーはどうしても型崩れさせたくない洋服だけにしましょう。クリーニング屋さんでもらえるプラスチック製ハンガーで十分です。

引出式衣装ケースを買い替える

古くて使いにくい引出式衣装ケースは買い替えよう

引出式衣装ケースの天板が変形してしまって引出しがスムーズに開閉できなかったり、サイズの異なるものが積み重ねられていて不安定ということも少なくありません。そのような状態では引出しから洋服を出すのも戻すのも億劫になって当然です。洋服が溢れていると思ったら、引出しの中は空に近い状態だったり、ほとんど着ない洋服ばかりになってしまっていたりします。

そんなときは思い切って引出式衣装ケースを買い替えましょう。オススメは天馬の「フィッツユニットケース」です。天板はアルミ補強板が入っていて変形しにくく、引出しは独自構造で驚くほどスムーズに開閉できます。

着ていない洋服を整理する

クローゼットの扉に洋服を掛けていると開け閉めしにくい

クローゼットの扉に洋服を掛けていて、扉が開け閉めしにくくなってしまっているというケースもよく見ます。そんなときはまず扉に掛けた洋服を撤去しましょう。

その洋服を捨ててくださいという話ではありません。むしろ扉に掛けた洋服のほうが普段からよく着ているはずです。逆にクローゼットの中の洋服のほうが着ていないものばかりだったりしますから、洋服を収納するスペースは問題なく確保できると思います。

なお、一度袖を通した洋服はすぐにクローゼットに戻したくないという場合は、クローゼット横の壁面に洋服掛けを取り付けるのも良いでしょう。

クローゼット前の障害物を撤去

クローゼット前の障害物を撤去

私がクライアント宅にお邪魔すると上写真のような状況によく遭遇します。ここまでの状況でなくとも、クローゼットの前にハンガーラックが置いてあって扉が開けられないということは珍しくありません。

クローゼットの前にモノが置いてある場合はまずそれを撤去する必要があります。この場合もクローゼットの中は十分に活用できていないことがほとんどなので、クローゼットの中を整理すればそこに収められることが多いと思います。

洋服を種類別に分ける

洋服を種類別に分ける

洋服やバッグが雪崩を起こしている場合は、ハンガーパイプに掛けた洋服はほとんど着ていないものばかりで、引出式衣装ケースの中もほとんど使われていない状態だと思います。なので、掛けたまま、入れたままの洋服をまず分別し、雪崩を起こしている洋服を掛けるなり引出しに収めるなりしましょう。

また、バッグが雪崩を起こしている場合は、バッグの置き場所が定まっていません。引出式衣装ケースの天板の上に並べやすいようにするために、洋服は種類ごとに掛けるようにしましょう。ロングコート、ワンピース、ジャケット、シャツなど、種類ごとに分けて掛けることで、下にまとまった空間が生まれます。そうすることで、引出式衣装ケースの上にバッグを並べやすくなります。

ちなみに、洋服の種類を揃えて掛けることで、ハンガーの形状も揃いやすくなり、ハンガーが絡まりにくい状態を作るのに役立ちます。シンプルで薄いハンガーに揃えたいと思っても、スカートハンガーや型崩れ防止用の厚手のハンガーが必要になることはありますからね。

 

以上の通り、クローゼットが片づかない原因を究明し、その対策をシッカリとすれば、クローゼットはとても片づけやすくなります。これまで片づかなかったのは、一言で言うと「片づけにくかったから」だったことにお気付きいただけるはずです。決してズボラな性格だったからということではありません。

特に重要なのはハンガーを揃えることと、スムーズに開閉できる引出式衣装ケースを用意していただくことです。洋服がお好きなら、それに見合った収納グッズを使うようにしましょう。毎日使うものですからコストは厭わないでください。

関連記事

ワッツの滑らないハンガーまとめ買い!「wakiyakuアーチハンガー」
100円ショップのワッツで販売されている光友の「すべり止めハンガー」は理想的なハンガーのひとつです。スチール製で丈夫、PVC加工で洋服が滑らない、しかもパンツを掛けるバーが付いているからです。まとめ買いならwakiyaku(R)アーチハンガーを選ぶのも良いでしょう。
収納マン邸の洋服収納を大公開!LDKに面したWCLとドライルームが鍵
収納マンの新居の洋服収納を披露します。最大のポイントはリビングダイニングに面したウォークインクローゼットとドライルームと言えるでしょう。洋服はオールシーズン&家族全員分をWCLにまとめて収納。そのほぼ真向かいにあるドライルームは部屋干しはもちろん、取り入れた洗濯物を隠しておくにも最適です。
枕棚以外で!クローゼットにカバンを収納する方法6選
前回はクローゼットの枕棚にカバンを収納する方法を紹介しました。 順番がちょっと逆な感じもしますが、今回は枕棚以外、つまりパイプハンガーよりも下のエリアにカバンを収納する方法について考えてみたいと思います。 引出式衣装ケースの上に並べる もっ...
クローゼットの扉が邪魔!どんな風に収納したら良いかコツを伝授!
クローゼットの扉が邪魔に感じる場合はどんな風に収納したら良いかコツを紹介します。上のほうについては洋服を左右にかき分けるときのゆとりスペースと考えてください。また下のほうは紙袋のストックなどあまり使わないモノを収納しましょう。

コメント

  1. ぼおこ より:

    初めまして。フィッツユニットケースを購入しました。フィッツの丈夫さは以前から知っていたのですが、ロゴが印刷されているのがどうしても好きになれなくて買うのをためらっていました。
    そんな時に収納マンさんの記事を見つけてフィッツユニットの存在を初めて知り、即購入しました!
    シンプルでかっちりしたフォルムと、しまる時のスチャッと吸い込まれる感じがたまりません!
    これからも色々と参考にさせていただきます。

    • 収納マン より:

      ぼおこさま

      はじめまして^^

      「Fits」のロゴが気になるという人は案外多いですよねー。
      収納アドバイザーが集まったときもそんな話になりました^^;

      フィッツユニットは良いですよね~♪
      シンプルでかっちりしたフォルムと、しまる時のスチャッと吸い込まれる感じ…確かにたまりません(* ´艸`)

      数を揃えると結構な額になってしまいますが、あの感触を一度味わったら、もう元には戻れないですよね(・∀<)