ルンバ等と比較してエコバックス「DEEBOT OZMO T8」を選んだ理由

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ECOVACS(エコバックス)の「DEEBOT OZMO T8」

私はロボット掃除機の購入を検討するにあたり、最初はアイロボットの「ルンバ」一択でした。ロボット掃除機ではルンバがもっとも売れており、信頼性が高いと考えていたからです。

しかしながら、調べていくうちにルンバは価格が高い割りに、今となっては先進的ではない気がしてきました。そのため、ほかの選択肢も検討して、よりコスパが高いものを探し始めました。結果的にECOVACS(エコバックス)の「DEEBOT OZMO T8」を選んだわけですが、今回はそれと比較検討した商品をご紹介したいと思います。

 

ロボット掃除機比較

メーカー ブランド モデル 税込価格 吸引力 充電池 集塵容量 水容量
iRobot Roomba i7 109,860円 不明 3300mA 不明
Panasonic RULO MC-RSF1000 154,000円 不明 不明※100分運転 250ml
ECOVACS DEEBOT OZMO T8 48,600円 1500Pa 5200mA 420ml 240ml
Anker Eufy RoboVac L70 54,800円 2200Pa 5200mA 450ml 不明
Roborock Roborock S5 Max 59,800円 2000Pa 5200mA 460ml 290ml

※すべて2021/01/30購入時のamazonでの税込価格 ※上記「吸引力」は正しくは「真空度」

今回は概ね各社のハイエンド~2番目くらいの商品で比較しました。価格の安いモデルのほとんどが立体的に空間を把握する機能がなく、またバッテリー容量が小さくて1フロア全体(100平米強の4LDKS)を掃除するには不十分だと感じたからです。

結果的にはエコバックスを選びましたが、水拭きできるかどうかは重視していませんでした。アイロボットやパナソニックは水拭き専用のロボットを用意しているのですから、2in1タイプなんてどうせ中途半端なシロモノだろうとタカをくくっていたのです。

そういったことよりも重視したのはメーカーの信頼性です。たとえばKyvol(キーボル)の「Cybovac E31」などは価格的には魅力的だったんですけど、日本語での説明におかしなところが多すぎて信頼性に欠けると感じました(念のため、E31は3Dマッピングに対応していません)。

ちなみに、「ルンバi7+」「オズモT8+」などゴミ自動収集スタンドが付いたものは検討しませんでした。本体の耐久性だけでも不安なのに、ゴミ自動収集スタンドが先に壊れる可能性もあるうえ、家具の下に置ける大きさではなくなってしまうからです。おまけに、ゴミ自動収集の際はかなり音が大きいと聞きます。

結果的に、スタンドのメンテナンスをする必要もないし、毎回ゴミの量を確認するのはむしろ楽しみでもあるので、スタンド付きにしなくて良かったと思います。

アイロボット・ルンバi7

まず最初に検討したのはロボット掃除機の代名詞「ルンバ」の「i7」でした。スタンダードモデルの「e5」と比べると価格は倍以上ですが、吸引力がe5の2倍で、かつ複数の部屋を掃除するのに適していることからi7を最有力候補と考えました。また、髪の毛などが絡まりにくいゴム製デュアルアクションブラシも魅力的でした。

なお、旧型の「ルンバ980」なども検討したものの、バーチャールウォールを設置するなど今となっては機能的に古く感じたのでやめました(最近の上位モデルはスマホ上で清掃禁止エリアを設定するのが主流です)。

パナソニック・ルーロMC-RSF1000

「家じゅう何でもナショナル」の我が家としてはパナソニックの「ルーロ」も有力候補でした。三角形という形状も効率的で魅力に感じたものの、いかんせん「MC-RSF1000」は約15万円と高価すぎて、初めてロボット掃除機を買う身としては手が出ませんでした。

なお、その下のクラスの「MC-RSF700」は段差を越える機能がないので検討しませんでした。

アンカー・ユーフィ・ロボバックL70

アンカーの「ユーフィ・ロボバックL70」は価格的にも非常に有力な候補でした。モバイルバッテリーなどアンカー製品はこれまでも使っていたので信頼感もありました。

でも、結果的にこれは買わなくて正解でした。なぜなら、水拭きをする際はカーペットを手動で「水拭き禁止エリア」に指定しないといけないからです。我が家のオズモT8は自動でカーペットを認識してカーペットの上は水拭きしないようにしてくれます。なお、こちらは吸引清掃と水拭きも手動で切り替える必要があります。

ロボロック・S5 Max

ロボロックの「S5 Max」は価格的にも手頃で2番目くらいに有力な候補でした。ロボロックは中国のアップルと呼ばれるシャオミの出資を受けているという点も信頼感をアップさせてくれたように思います。オールホワイトでデザインがシンプルなところも私にとっては魅力的でした。

ただ、こちらもカーペットは手動で水拭き禁止エリアに指定しないといけないといけなかったんですね。買わなくて正解でした。

エコバックス・ディーボット・オズモT8

ぶっちゃけ、エコバックスの「ディーボット・オズモT8」は3番手候補でした。ただ、ウィキペディアによるとエコバックスは2013年までに中国のロボット市場の60%以上を占めていたそうですから、実績があって信頼性の高いメーカーだと感じていました。

しかしながら、スペックがよく分からないのがネックだったんです。先の比較表ではオズモT8の吸引力は1500Paと書いてありますが、実はこれはスペック表に記載がありません(FAQ内に記載)。

アイロボットもパナソニックも吸引力(真空度)の記載がありません。おそらく、吸引力が高いことが正義であるという誤解を生じさせないためだと思います。エコバックスも大手メーカーですから、同様の理由で記載を避けているのではないでしょうか(真空度(Pa)の値が高いからと言って集塵機能が高いとは言えない)。

オズモT8を選んだ最大の理由は、1分間に480回振動する「OZMO Pro電動クリーニングモップ」が使えるという点でした。ただ水で拭くだけじゃなくて、電動サンダーみたいにモップを小刻みに振動させることで拭くなら絶対にキレイになるに違いないと感じたからです。

実際、これは大正解でした。かなり汚れが落ちるし、フローリングの質感が変わりました。しかも、ただ水で拭いているだけのはずなのに、私だけでなく臭いフェチの妻も家の中が良いニオイがすると感じるようになりました。除菌率99.26%というのが影響しているのかもしれません。

そのほか、前述の通りオズモT8は自動でカーペットを識別してフローリングだけを水拭きしてくれますし、モップを取り付ければ自動的に水拭きモードになりますし、総じて賢いと思います。また、途中でヘルプを求められるような事態もほとんど発生しません。100平米強の1フロアでも掃除と水拭きをやってまだバッテリーに余裕がありますし、吸引力も非常に満足です。音も私自身はそんなに気にならないです。ヘアドライヤーの標準モードくらいの音じゃないでしょうか。

 

ちなみに私はオズモT8をamazonのタイムセールで税込48,600円で購入しました。また、その際は水拭きモップ3枚セットが無料、OZMO Pro電動クリーニングモップが20%オフとなり、3点で合計57,400円でした。

これはこれでお買い得だと思うのですが、あとで調べたら上位の「OZMO T8 AIVI」なら最初からOZMO Pro電動クリーニングモップが付いていたんですね。外出先などからペットや家族の様子を見たい人にはこちらのほうが良いのかもしれません。

2021/11/27追記:私が『家電批評』でオススメしたところ、「DEEBOT OZMO T8+」が「家電批評・オブ・ザ・イヤー2021」に輝くとともに、「360.life」でも紹介されています。
2023/01/05追記:DEEBOT OZMO T8は既に販売を終了し、後継モデルが販売されています。現在のラインナップは下記公式サイトよりご確認ください。

続編

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ロボット掃除機・ECOVACS(エコバックス)「DEEBOT OZMO T8(ディーボット・オズモ・ティーエイト)」を購入するにあたり、「OZMO PRO ストロング電動クリーニングモップキット」を買うべきか否か。ぶっちゃけ、私は買ったほうが良いと思います。もしくは最初からセットになっている「OZMO T8 AIVI」を選ぶのも良いでしょう。

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この記事を書いた人

日本で初めて一般家庭向け収納&インテリア・コーディネートサービスを始めて20年の収納&インテリアのプロ。TVチャンピオン収納ダメ主婦しつけ王優勝。
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