新型コロナウィルスの流行で皆様も色々とご不便を被っておられることと思います。私の地元・大阪では緊急事態宣言が発令されたものの、今のところキタやミナミといった繁華街の一部店舗を除いてはほぼ通常通りにお店が開いているという感じです。てっきり生活必需品を扱う店以外はすべて閉められると思っていたので私としてはありがたい限りですが、お店をやっておられる方々は本当に大変だと思います。
サラリーマンも大変です。私の妻も来週から本格的に在宅勤務ですし、周りでも同様の措置となった方が多いようです。アキュラホームの営業担当も先日から在宅勤務を命じられているそうで、新居の手直し工事の日程も白紙になってしまいました。
一方で私はと言うと、世間とはかなりズレています(苦笑)新型コロナウィルスなどどこ吹く風で、新居で家具などの荷受けやDIYに勤しむ日々を送っております。
そう言うと、なんだか優雅なように思われるかもしれませんが、まったくそうではありません。やることが多すぎて忙殺されてしまい、一日があっと言う間に過ぎていきます。家中にいろんなモノが散らばってますが、それ以上に頭の中がまったく片づかない状況です。ブログに書きたいことはたくさんあるのに、書く時間が取れなくてモヤモヤしております(苦笑)
まあそんなわけで、今さらながら1週間前に届いたダイニングセットをお披露目したいと思います。
※この記事は2020年4月10日時点の情報に基づいています(2023年5月31日一部更新)
冨士ファニチア・Koti(コティ)
こちらが私の新居に合わせて購入したダイニング5点セット、冨士ファニチアの「Koti(コティ)」です。
こうやって写真で見るとこじんまりして見えますが、天板サイズは1650×850mmと結構な大きさです。ちなみに、Kotiのサイズバリエーションは幅は1400~2400mm、奥行は800~1000mmまで、全部で69もあります。基本的に受注生産で、納期は1ヶ月以上も掛かりました。
天板はウォールナット無垢
テーブルの天板の材質はウォールナット無垢(集成材)です。剥ぎ合わせの巾が広くて節も少ないプレミアムランクと、それには劣るスタンダードランクがあります。妻はせっかくだからプレミアムランクにしようと言ってくれたのですが、私はどうせキズになるからということでスタンダードランクにしました。
なお、Kotiにはウォールナットのほか、チェリーとオークもあります。また、我が家はキズや汚れに強いウレタン塗装にしましたが、オイル塗装を選ぶこともできます。ウレタン塗装の仕上がりは道管を半分程度残すセミクローズです。
ボリューム感のある45mm厚の天板
天板の縁は45mmほどで、ボリューム感があります。
下面にはスチールの反り止め
天板の下面にはスチールの反り止めが入っています。同じウォールナット無垢でもマスターウォール(アカセ木工)は反り止めが入ってないんですよね。そこはやっぱり技術力の違いでしょうか。
ちなみに、天板下に幕板はなく、脚はレッグジョイント金具で接続されています。
美しく機能的な脚のデザイン
私がKotiに惚れたのは、まさしくこの脚です。家具業界に片脚を突っ込んでしまってからもう20年になりますけど、テーブルの脚に惚れたというのは生まれて初めてです。
この脚は見た目に美しいだけでなく、椅子に座ったり椅子から立ち上がったりするときに引っ掛かりにくい大変実用的なデザインになっているのです。
短辺側にもアームチェアが収まる
椅子の座り降りに際してテーブルの脚が邪魔にならないようにするには、4本脚ではなく2本脚にするという方法もあります。しかし、2本脚テーブルではよほど大きなテーブルでない限り短辺側には座れません。Kotiの脚形状なら短辺側にもアームチェアを置いて座ることができるのです。
なお、奥行800mmの場合はアームチェアはテーブルの脚の間に収まりません。850mmでギリギリ。余裕を見るなら900mm以上を推奨します。
Koti・アームチェア
テーブルばかりではなく椅子のほうもご覧いただければと思います。もともとはセミアームのチェアで探していたのですが、妻はダイニングに座ることのほうが多くなりそうだということで、ゆったり寛いで座れるアームチェアにしました。
張地はMA80です。スウェードっぽいヴィンテージ風の皮革のようなブラック。メーカーは不詳ながらマーブルという商品名で、最近、国産家具メーカーのソファなどで時折り見ますね。ウォッシャブルのポリエステルですが、カバーリング仕様ではありません。
ただ、この形状なら背を外して張り替えるのが容易です。椅子全体を工房に持ち込んで張り替えるとなると送料も含めて高くつきますが、これならコストを安く抑えられます。
背もたれの下面にくり引手
背もたれの枠の下にはくり引手が付いているので、椅子を引きやすいです。ちなみに、脚裏にはフェルトを貼り付けてもらっています。打ち込み式のものを希望したら、硬い木なので取り付けが難しいと断られました(苦笑)
座ってるだけで幸せ~
椅子に座って美しい天板の木目を眺め、アームチェアの肘置きやテーブルの脚をすりすりと触っているだけですごく幸せな気持ちになれます(笑)
柘産業のテーブルマット(笑)
ですが、天板の上に熱い鍋を置いたりキズをつけてしまいそうなので、柘(つげ)産業の両面非転写テーブルマットを敷くことにしました。藤光家具の販売員に笑われそうでしたけどね(苦笑)
というわけで、我が家にやってきた富士ファニチアのKotiを紹介させていただきました。当初予算の2倍以上の価格で、私にとってはすごく贅沢なのですが本当に幸せです。我が家の家宝として、大切に使ってまいりたいと思います。
ちなみに私は大阪府堺市の藤光家具でKotiを購入しましたが、大阪周辺ではナフコ21スタイル、島忠ホームズなどでも取り扱っています。機会があれば、是非ご覧ください。
コメント
東京に住むYunokiと申します。冨士ファニチャーのウォールナット無垢の天板、美しいですよね。一目で惚れ込んで同じ天板を使った二本足のテーブルを購入しました!
届くのは4月下旬ですが、ここのところ、テーブルマットのサイズに悩んでいます。
冨士ファニチャーのショールームに行って図面をいただいたところ、四隅はR10、四辺はR5となっています。通常、四辺がR5であれば、テーブルマットのサイズは片側5ミリ、両側で10ミリ小さくすると思います。(幅900ミリの場合は890ミリでオーダー)しかしこのテーブルの場合は四辺が45度角なので果たして5ミリ小さくするのか、悩んでいました。
画像を見るととてもフィットしているように見えますが、テーブルマットのサイズはどのようにオーダーされたのでしょうか?お教えいただけるとありがたいです。
よろしくお願い致します。
Yoshinori Yunokiさま
はじめまして^^
Yunokiさんも冨士ファニチャーの無垢天板に一目惚れされましたか~。
冨士ファニチャーと言えば昔は突板ばかりだったのに、なかなかどうしてコレは一級品ですよね。
さて、テーブルマットの件ですが、「四隅はR10、四辺はR5」だなんて私はまったく把握していませんでした^^;
非転写のオーダーテーブルマットは、家具店でテーブルを買う場合、ウオチ産業または柘産業となることが多いです。
その場合、品番さえ告げれば最適な寸法と形でオーダーできます。
ネットでテーブルを購入した場合も、店頭なら品番だけで購入可能だと思いますよ。
どうしてこのような仕組みが可能かというと、両社は家具メーカーに天板の型紙を取り寄せて、それを基にテーブルマットをカットするからです。
家具メーカーからすると、「なんでお宅の商売のためにウチがいちいち型紙を送らにゃならんの?」って話なのですが、どういうわけかそれが慣習となっています。
もっとも、現在はデータで送っているかもしれませんが。
そんなわけで、定番品であればすぐに製作可能ですし、そうでなくても両社なら家具メーカーに型紙を取り寄せてくれます。
なお、両社以外にもテーブルマットを製作してくれるところはありますが、テーブルが手元に届いてから自分で型紙を取ってオーダーするところが多いのではないかと思います。
ちなみに、オーダーと言えど伸び縮みしますから、テーブルから微妙にハミ出したりします。
ウチのはちょっとハミ出していることが多いですね^^;
なるほど、ありがとうございます。
Yoshinori Yunokiさま
お役に立てれば幸いです^^