ヨーロッパの家具はだいたい日本の家具より高さが高いです。たとえばダイニングテーブルの場合、ヨーロッパ製は高さ72cmくらい、日本製は68cmくらいが標準となります。また、それに合わせて椅子の高さも変わってきます。
ソファの座面も同様です。西洋人は日本人よりも背が高いだけでなく脚も長いので、体格に合わせて家具の高さも高くなっているわけですね。
ヨーロッパ製のキッチンのワークトップやハイボードも同じように高さが高いのが一般的です。しかし、IKEAの新商品「BRYGGJA(ブリュッグヤ)」シリーズのワードローブなどは珍しく低めになっています。
※この記事は2019年2月8日時点の情報に基づいています
IKEA・BRYGGJAオープンワードローブ
ブリュッグヤ・オープンワードローブは、高さが173cmとなっています。IKEAのワードローブはほとんどが180cmもしくは200cm以上ですから、かなり珍しい存在です。
しかも、ワードローブと言ったら普通は扉が付いていることが多いですけど、こちらはオープンタイプで洋服の出し入れがしやすいです。なのに引出し付き、脚付きという構造も、なかなかお目に掛れません。
個人的にはこういう使い勝手はとても良いと思います。特に背が低い女性にオススメです。
一方で、背板なしでも横揺れしない構造というのは結構なのですが、幕板が上の手前側に付いているので洋服の出し入れのときに邪魔です。こんなところに幕板を付けるなら、ハンガーパイプはもうちょっと下に取り付けて欲しかったですね。
IKEA・BRYGGJA収納ユニット
ブリュッグヤ・収納ユニットもナイスです。洋服は掛けたり引き出しにしまうことが一般的ですが、棚に並べてディスプレイしたい人もいるじゃないですか。でも、ワードローブと棚がお揃いというシリーズってなかなかないんですよね。その点、ブリュッグヤ・収納ユニットは貴重な存在です。
ただ、オープンワードローブの奥行が57cmなのに対し、こちらの収納ユニットは奥行43cmなので、並べても奥行は揃いません。もっとも、洋服は掛けるときと畳むときでサイズが違うんですから仕方ありませんが。
BRYGGJAチェスト
ブリュッグヤには奥行43cmのチェストもあります。これなら収納ユニットと並べても奥行が揃いますね。
ブリュッグヤの外箱や引出し前板は天然木ではなくパーティクルボードのフォイル仕上げ。つまり樹脂フィルムを巻いたものです。それで2~3万円台なのですから決して安くないのですが、引出しの内箱はスチール製で、ローラー式のスライドレールが付いているので、IKEAにしては割りと丈夫でスムーズに開閉できるほうだと思います。
ちなみに、ブリュッグヤのシリーズは「IKEAカタログ2019春夏」に新商品として掲載されていますが、実際には昨年の11月には店頭に並んでいました。一方で、カタログには掲載されているのにまだ店頭に並んでない新商品もあります。
新商品の多くをまだ見ていないので近いうちにまたIKEAに行きたいと思いますが、いつ行くかが悩ましいところです(苦笑)
コメント