待望の新作!?アイリス「モジュールボックス」に可動棚や扉付きが追加

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以前にわたくし収納マンが大絶賛しましたアイリスオーヤマの「モジュールボックス」に、待望の新商品が追加されました!

今回、追加されたのは可動棚タイプと扉付きタイプの2タイプです。しかも、それぞれ3色、3サイズ。

一気にラインナップが増えたというわけですが、さて、その実力のほどはいかがでしょうか。

※この記事は2017年10月31日時点の情報に基づいています

 

モジュールボックスとは

アイリスオーヤマのモジュールボックス(MDB-3)は従来のカラーボックスより一回り小さいサイズであることが大きな特徴です。一回りコンパクトにすることで材料コストを抑えているだけでなく、サブロク(3×6尺)合板ではなくヨンパチ(4×8尺)合板を使うことでコストを抑えることに成功していると思われます。

ただコンパクトで価格が安いだけでなく、縦置きにすれば単行本、横置きにすればA4ファイルがピッタリ収まるサイズになっているという点にも注目です。また、芯芯寸法で3尺(=約90cm)を基本としている日本の住宅の押入れやクローゼットにはカラーボックスよりも一回りコンパクトなモジュールボックスのほうが収まりが良いと言えます。

モジュールボックス可動棚

今回、新しくモジュールボックスに加わった商品のひとつは「モジュールボックス可動棚」です。3段タイプ(MDB-3K)のほか、2段タイプ(MDB-2K)と6段タイプ(MDB-6K)が用意されています。

さらに、従来のモジュールボックスがホワイトとダークブラウンの2色であったのに対し、今回追加された商品はいずれも、オフホワイト、ナチュラル、ウォールナットブラウンの3色展開となっています。室内での使用を想定するとともに、木目2色はいま流行のウッディ―さを強調した色合いとなっています。

一方でこちらの商品は、その構造ゆえ横置きにして使用することは基本的にできません。「これじゃA4ファイルに最適とは言えない!」と思ったのですが、よく考えたら3段タイプの全高は732mmなので、棚板を1枚外せばA4ファイルを上下2段に分けて収納することができるんですね。

グラつきが出ないかどうかちょっと心配な構造ですけど、サイズ的にはよくできていると思います。

 

モジュールボックス扉付

もうひとつラインナップに加わったのは「モジュールボックス扉付」です。写真の2段タイプ(MDB-2D)だけでなく、3段タイプ(MDB-3D)、6段タイプ(MDB-6D)があります。こちらも3色のカラーラインナップがあります。

扉付は取っ手の出っ張りがなくスッキリとしたデザインで、しかも収納した本などを隠せるというメリットがあります。ただ、こちらは可動棚ではなく、しかも基本的に縦置きを想定しているため、横置きにしてA4ファイルを収納するには不向きです。

扉の軸の向きを変えて横置きで使えるバージョンが用意されていれば良かったんですけど、とりあえずは縦置きのみで様子見ということでしょうか。横置きでもフラップ扉のように扉を持ち上げれば使えなくもないとは言え、その場合はA4ノートは入ってもA4ファイルは難しそうです。

 

モジュールボックスにラインナップが増えて、消費者に選択肢が広がったことは良かったと思います。また、アイリスオーヤマのカラーボックス「CBシリーズ」と異なり、扉をパーツ販売するのではなく扉付きというかたちでセット販売することで、コストパフォーマンスを良くしているという点でもよく考えられていると思います。

実際のところ、カラーボックスのような家具は、ちょっとしたスペースに置きたいというニーズが高いので、基本的に縦置きできれば問題ないと考えられますから、今回、縦置きを想定したラインナップが追加されたことは当然の流れだとも思います。

今回は2タイプ×3色×3サイズの計18アイテムが一気に投入されたわけですから、需要が見込みにくい横置きタイプの扉付きも追加するというのは難しかったのでしょう。とりあえずはラインナップが大幅に増えたことを素直に喜んでおきたいと思います。

 

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