先日もお伝えした通り、無印良品を運営する良品計画が2019年2月期の連結業績予想の下方修正を発表しました。下方修正と言ってもプラス成長は維持しているのですが、国内での生活雑貨カテゴリーの不振などにより第3四半期の業績が未達だったためです。
私としては組立家具を中心にネット通販で競合してしまっていることが影響していると考えています。ただ、それ以外にもどこのメーカーも無印良品ライクな収納グッズを投入してきており、独自性が薄れてきていることも原因なのでしょう。
今回ご紹介するアイリスオーヤマの新しいポリプロピレン収納のシリーズも、「まるで無印良品!」と言わずにおられない雰囲気を醸し出しています。
※この記事は2019年2月22日時点の情報に基づいています(2024年3月262日一部更新)
アイリスオーヤマの新ポリプロピレン収納
はい、こちらがその無印良品ライクな新しいポリプロピレン収納のシリーズです。すべて半透明で統一されていますが、特にシリーズ名は設けていないみたいです。
それにしても、ビフォー→アフターで収まっているモノが違うじゃないかとツッコミたくなる写真ですね(苦笑)
ボックスチェストMBC
それはさておき、ラインナップの中核をなす「ボックスチェスト」は1段タイプの引出し式衣装ケースです。奥行37cm(S)、45cm(M/MD)、50cm(L/LD)の3サイズがあり、奥行45cmと50cmは高さ2サイズとなっています。
このサイズラインナップと「MBC-」から始まる品番を見て気付きました。このボックスチェストはアイリスオーヤマの「BCチェスト」の色違いです。つまり、まったく新しい商品というわけではなく、あくまで無印良品ライクな半透明のポリプロピレン収納のシリーズということなのでしょう。
クローゼットチェストMCLZ-503
キャスター付きで3段タイプの「クローゼットチェストMCLZ-503」もあります。こちらは奥行50.5cmの1サイズのみ。同じシリーズとしてサイズバリエーションもデザインも統一感がないように感じますが、こちらもプロパーの「クローゼットチェストCLZ-503」(2023/08/26確認時点で販売終了)の色違いとなります。
スリムチェストMSC
続いて「スリムチェストMSC-040」と「MSC-021」。どちらも幅は20cm、奥行は41cmで、前者は引出し4段、後者は最下段にペットボトルが収まる引出し3段となっています。
なんでクローゼット収納のシリーズなのにペットボトルが収まるサイズなのかと言うと、こちらも「キッチンチェスト」の色違いだからです(苦笑)
クローゼットキャリーMAA-530
どんどん参りましょう。「クローゼットキャリーMAA-530」は40×53×31cmの1サイズのみで、プロパーの「キャリーストッカーAA-530」の色違いです。
クローゼットボックスMCB
次もフタつきのPPボックスですが、こちらは枕棚などに置いて使いやすいタイプ。「クローゼットボックスMCB」は奥行41cmのSサイズ、同55cmで高さ24cmのMサイズ、高さ32cmのMDサイズの3サイズ展開となっています。
こちらは「高い所BOX」の色違いとなっております。
ラックボックスMRB
お次はクローゼット収納としては一風変わった「ラックボックスMRB」です。口を上に向けたり横に向けたりして縦横自在に積み重ねて使えるコンテナボックスです。おまけに別売のフタをセットして使うこともできます。
でもこちらも「ラックコンテナ」の色違い。
スタンドボックスMSB-SW
そろそろ最後にしたいところですが、ちょうど最後になりました(笑)ファイルボックスって意外とクローゼットでも使えるんですよね。というわけで、プロパーの「フォルダーボックス340スーパーワイド」の色違いで「スタンドボックスMSB-SW」。
つまるところ、このたび発売された無印良品ライクなナチュラルPP収納はすべて既存商品の色違いということです。目新しい商品じゃなかったんですねー。
しかしながら、従来品と比べて価格はほとんど変わりません。従来の色とは別の選択肢が増え、半透明で統一できるというのは消費者としてメリットと言えるでしょう。
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