総合家具メーカー最大手のカリモク家具が先月(2015年9月)から「3Dシミュレーター」を公開しています。こういうサービスは十分なブランド力を持った家具メーカーならありがちなものです。また、「3Dマイホームデザイナー」などの一般向けの間取りシミュレーションソフトにもカリモク家具の一部商品が掲載されています。
そう考えるとカリモク家具が敢えて独自の3Dシミュレーターを実装したのはなぜなのか?そんなことを思いながら、まずは試してみることにしました。
※この記事は 2015年10月24日時点の情報に基づいています(2023年8月2日一部更新)
残念ながら動作環境は狭き門
カリモク家具の3Dシミュレーターを「さっそく使ってみる」と、まずログインしなければデータが保存できない旨の注意書きが表示されます(ログインしなくても使える)。その後、間取り図の作成に進むのですが…あれ、動かない。
私が普段使っているインターネットブラウザはGoogle Chrome(クローム)で、ChromeではJavaが使えないことが問題でした。動作環境を確認するとWindowsではIE(インターネットエクスプローラー)またはFireFox(ファイアフォックス)、MacではSafari(サファリ)のみが対応ということだったのですが、改めてFireFoxで試みるもどういうわけかダメで、結局、IEで使うことになりました。ちなみにWindowsではSafariでもダメでした。もっとも、他にもやりようはあると思いますが…。
基本的にカリモク家具の3Dシミュレーターはスマホやタブレットからの利用も無理なようです。Windowsタブレットなら大丈夫なのかもしれませんが、私が持っているiPhoneやAndroidスマホでは無理でした。
まるで大人のハッピーホームデザイナー!
動作環境については厳しいところがありますが、カリモク家具の3Dシミュレーターを使ってみると、これがなかなか楽しいです。まるでニンテンドー3DSの人気ソフト「どうぶつの森ハッピーホームデザイナー」のよう。…と言うと「全然違うだろ!」と強烈にツッコミを受けそうですが、とにかくお手軽で楽しいのです。
カリモク家具の3Dシミュレーターは基本的には、間取り図を描き、家具を配置し、それを平面的または立体的に見ることができるものです。間取り図は平面図を読み込んで使用することもできます。もちろんドアや窓の設置もOK。カリモク家具の家具だけでなく、カーテンや小物も配置することができます。
色の変更も簡単!
もちろんソファーの張地や木部の塗装色の変更も可能です。テレビボードの上にテレビを置いたり、小物を置くことだって可能。人間を配置して全体的なサイズのバランス感覚を掴むことも可能です。
基本的には直感的に操作することができるのですが、思った以上にいろんなことができるので、そのために操作が若干難しくなってしまっている感じはあります。でも、ブラウザベースでここまでできるのはハッキリ言って「スゴイ!」の一言に尽きます。
3Dマイホームデザイナーのようなパッケージソフトに比べれば少し物足りないと言えばその通りですが、無料で、しかもブラウザだけで使えるこの3Dシミュレーションは素晴らしいです。パッケージソフトのように3D処理に時間が掛かることもありません。本当に手軽で便利、しかも楽しいのです。
間取り作成ができるフリーソフトはたくさんありますが、私が知る限り、無料で利用できるものでここまで高性能な3Dシミュレーターは他にありません。ちょっと慣れるまでは操作方法が分かりにくいかもしれませんが、これだけ高性能であることを考えればむしろ簡単なほうです。動作環境が厳しくてもそれはむしろ仕方がないことだと思います。
また、ラインナップの多いカリモク家具だからこそできるリアルさがあります。ラインナップの少ないメーカーのものだとただ配置して終わりの感がありますが、カリモク家具ならラインナップが多いのでいろんなシミュレーションができるのです。また、普通の3Dシミュレーターではどうしても「絵に描いた餅」のようになってしまいがちですが、カリモク家具なら家具そのものもカラーも実現できます。
カリモク家具の3Dシミュレーター、マジでオススメです!試していただければ分かると思います。メチャグチャ遊べますし、便利に使えます。これで収納家具やその他の家具の配置をシミュレーションすれば、もっと家の中のコトが楽しくなることでしょう。
コメント
よろしく
大島みさおさま
はい、よろしくお願いします!!