昨年暮れのことです。ネットで新しい収納家具を物色していたときに、今までに見たことがない構造のシェルフを見つけました。不二貿易の「EZBO(イジボ)ワイヤーラック」という商品です。
私は最初、「〼」が連なったデザインのスチール製の帆立に棚板を乗せる構造だと思いました。しかし、そうじゃないんです。「]」もしくは「ヨ」の形をした短いスチールの棒をたくさん使って、棚板を繋げているのです。
「え!こんな構造じゃあグラグラなんじゃないの?ぜひ実物を見てみたい!」と思っていたところ、しばらくしてコメリからもオリジナル仕様が販売されたので見て参りました。
※この記事は2023年2月3日時点の情報に基づいています(2023年6月7日一部更新)
コメリ・EZBO簡単組立ワイヤーシェルフ
こちらがコメリ・オリジナルブランドの「アテーナライフ」から1月に発売された「EZBO簡単組立ワイヤーシェルフ」です。幅84cm×奥行30cmで、高さは上写真の5段(高さ140cm、税込5,980円)と4段(高さ108cm、同4,980円)の2サイズが用意されています。
対して、プロパーは幅40cmと60cmの2サイズ展開で、高さも2段から6段までラインナップされています。また、コメリはナチュラル1色ですが、プロパーはミドルブラウン色とアッシュグレー色もあります。
なお、コメリ版は幅が広いため、背面を留める棒の数が多くなっています。
コメリ版はアジャスター脚付き
また、コメリ版はアジャスター脚が付いています。プロパーはシリコンのキャップを被せているように見えます。
ちなみに、amazon限定仕様というのもあって、こちらは脚なしです。アイリスプラザ版も同様ですが、こちらは販売開始からしばらくして販売を中止してしています。
本当に組み立て簡単!
写真だと構造が分かりにくいと思うので、動画をご覧ください(組み立ては0:35から)。
厚さ12mm程度の棚板の側面にあけられた穴に棒を挿し込んでいくんですけど、結構キツめな感じです。でも、工具要らずで、すごく簡単ですね。
グラつき問題なし!
そして、実物を見てさらに驚いたのが、グラつきはほとんど感じられないということです。
そりゃあ、鉄の棒とカラーボードの組み合わせですから、まったく揺れないということはないですよ。しかしながら、こういうオープンシェルフとしては気にならないと言って問題ないレベルだと個人的には思いました。
木目調のプリント合板は安っぽくないし、スチールの棒もマットな質感で、インテリアとしては良い感じです。棚板は31cmピッチなので、A4サイズの雑誌なども収まるので使い勝手も良いでしょう。組立&分解も簡単なので、引越しをすることが多い方にもピッタリだと思います。
ちなみに、既にお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、こちらのワイヤーシェルフは以前に紹介した画期的な構造のオープンラックと同じezboブランドです。アイリスオーヤマの「簡単組立CBボックスKKCB-3」もそうですね。
関家具だけでなく、不二貿易、アイリスオーヤマも手掛けるezboブランドの家具。いずれも画期的な構造なので、今後も驚くような新商品が発売されるのではないかと期待してしまいます。
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