新居に引っ越して早々、とてもショッキングなことがありました。ウォークインクローゼット横の壁に貼り付けていた「はるピタ」が落下し、巾木がぱっくりと割れてしまったのです(上写真)。
凸凹が多いテクスチャの壁紙だったからだと思いますが、旧居で6年も使い続けて吸着面が劣化していたことも原因かもしれません。いずれにせよ、何気なく貼り付けてしまったがために大きな傷を負ってしまいました。
ともあれ、別にウォークインクローゼットのそばに鏡がなくても問題ないとは言え、なければやっぱり不便を感じます。そこで早速、石膏ボード壁に取り付けできる姿見を探し、いくつかの候補の中から最終的に「かがみのカタチ・クリスタル角」を購入しました。
※価格および仕様はすべて2020/05/04現在(2022/09/19一部更新)
ミラリスト「かがみのカタチ・クリスタル角」
これまで公私含めて何枚も姿見を購入してきましたが、今回購入したものはその中でもトップクラスの梱包でした。まずエアキャップで巻いてから、発泡スチロールを角に当て、ダンボール箱に収めるというかたちそのものはどこも同じですけど、発泡スチロールの品質が高くてボロボロ崩れる感じではありません。「さすが国産!」という感じがします。
MDF合板を使ったハメ込み式
複数の候補の中から「かがみのカタチ」を選んだのは、独自の構造で壁にシッカリと取り付けられるからです。姿見の背面にMDF合板が貼り付けられており、壁側に取り付けたMDF合板(アタッチメント)に上からハメ込んで取り付けるという仕組みです。
ウォールミラーはフックに紐で掛けたり、上方2点で固定するかたちが一般的です。それに比べてこちらは中央付近で広い面積を固定することができ、体がぶつかっても揺れたり落下する心配がないと思いました。
クリスタルカットも決め手のひとつ
ウォークインクローゼットはウォールナットの家具で揃えたリビングダイニングに面しているので、縁はウォールナットが良いかなと思ったり、建具に合わせてホワイトも良いかなーなんて考えていました。ただ、ウォールナットだと存在感が出過ぎるし、ホワイトだとチープな印象になりかねないので、こちらのクリスタルカットが魅力的に思えてこれも決め手のひとつになりました。
子供が小さいとちょっと怖くて選べなかったと思いますが、もうそんな年じゃないですからね。
計9本のピンで石膏ボード壁に取り付け
取り付けは簡単。石膏ボード壁の場合は付属の石膏ボード用のピンでMDF製のアタッチメントを壁に取り付けます。3ヶ所、各3本のピンで、都合9本を付属の取り付け工具を使って押し込んでいきます。
なお、木質系壁の場合はネジを同梱してもらうことも可能だそうです。
あっと言う間に取付完了!
壁に取り付けたアタッチメントに鏡を上から挿し込んで取り付け完了。なかなか良いじゃありませんか!
まったくグラグラしない
見た目よりも大事なのが完全性ということで、鏡の端を持って左右に力を加えてみました。すると期待通り、左右に揺れることはありませんでした。
壁とのすき間は約13mm
壁とのすき間は上から下まで均等に約13mmあります。もっとピタッと壁に貼り付くような感じが良いという方もいらっしゃるでしょうけど、鏡を両手で持ってアタッチメントに上から挿し込むという仕組みなので、どうしても指が入るすき間は必要なんでしょうね。
すき間がないほうが角をぶつけて鏡が欠ける心配がないものの、立体感があってこれはこれで良いと思います。
身長179cmの収納マンでも全身OK
今回は取扱説明書に記載されている取り付け位置の目安を参考に、アタッチメントの最上部が130cmになるように取り付けました。その結果、鏡からちょうど100cm離れた状態で身長179cmの私の全身が映し出されることが確認できました。
家族の中では私が一番背が高いので、寄りでも全身が映しやすいこれくらいの高さがちょうど良いと思います。
これが飛散防止加工?
今回購入したウォールミラーは私としては100点満点中の100点だと思っています。しかし一方で、まったくダメ出しするところがないというわけではありません。ウォールミラー自体は大変満足なのですが、セットで発注した「飛散防止加工」がちょっと残念な感じでした。
私はてっきり表面処理だと思っていたんですけど、どうも裏面にOPPテープを貼ったのが飛散防止加工のようです。まあ確かに、これで鏡が割れたときに四方八方に飛び散るのはある程度防げそうですが、ちょっとイメージと違ったというのが率直なところです。
あとでよく確認すると、”鏡の裏面に飛散防止テープ貼付加工を行います”とは書いてあったものの、”加工方法はわかりませんが安心できます”というレビューもあるので、私のように勘違いした人も少なくなかったはずです。ここは鏡の表面のイメージ写真ではなく、裏面の写真を掲載すべきでしょう。あらかじめ分かっていれば、自分で鏡の裏全面にOPPテープを貼ってましたよ(苦笑)
候補に挙がった石膏ボード壁OKの姿見
順番が前後しますが、今回ウォールミラーを購入するにあたり、候補に挙がった商品を紹介したいと思います。
無印良品「壁に付けられる家具・ミラー・中」
税込価格 | 7,990円 |
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サイズ | 幅325×高さ1000×奥行20mm |
重量 | 3.5kg |
材質 | ウォールナット無垢 |
製造国 | ベトナム |
カラバリ | 2色 |
石膏ボード壁に取り付けできる姿見として最初に頭に思い浮かんだのは、無印良品の「壁に付けられる家具・ミラー・中」です。我が家のリビングダイニングはウォールナットの家具で揃えているのでこれならピッタリというのもありました。
ただ、固定具は上部2ヶ所となっているので、下のほうに体をぶつけたりするとグラグラするんじゃないかという不安がありました。
アーネ・インテリア「ウォールミラーWM3215」
税込価格 | |
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サイズ | 幅320×高さ1530×奥行23mm |
重量 | 5kg |
材質 | 栂(ツガ)無垢 |
製造国 | 日本 |
カラバリ | 5色 |
アーネ・インテリアの「ウォールミラーWM3215」も無印良品と同じような位置に取り付け金具があります(上部2ヶ所)。そのため下のほうが当たると左右に揺れる可能性があるのですが、枠が5色揃っていてホワイトも選べるというのが魅力でした。
こちらも「かがみのカタチ」同様に国産で、高さは私が購入したものより長い153cm。コスパは決して悪くないと思います。
ベルメゾン「設置簡単壁掛けミラー」
税込価格 | 7,000円 |
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サイズ | 幅300×高さ1000×奥行50mm |
重量 | 3.7kg |
材質 | 桐無垢 |
製造国 | ベトナム |
カラバリ | 3色 |
ベルメゾンの「設置簡単壁掛けミラー」なら石膏ボード壁に引っ掛けるだけでなくロックできるという点で安心でした。ただ、枠が桐でできているのがちょっとカジュアルと言うか、なんと言うか(苦笑)無印良品と同じくベトナム製ということもあり、あまりコスパが良いとは思えませんでした。
以上の候補で検討した結果、「かがみのカタチ・クリスタル角」なら体が当たっても左右に揺れる心配がなく、国産で品質が良い鏡が手にできると期待して購入に至りました。四辺にクリスタルカットが施されていて見た目も大変美しく、私としては非常に満足です。
なお、「かがみのカタチ」には今回購入した商品以外にもバリエーションが豊富に揃っています。幅30cmの縦長のものには高さ90cmと150cmもあるのですが、私が120cmをチョイスしたのは高さあたりのコスパがもっとも良かったからです(笑)
ともあれ、子供たちの休校期間が終わって新しい制服を着た姿が鏡に映し出される日を楽しみにしています。
2020/05/28追記:
レビュー(通常の商品レビュー)を書いたら数日後にレビュー特典の3M(スリーエム)スコッチブライト「業務用マイクロファイバーワイピングクロス」が届きました。強い汚れは塗れた雑巾で拭いたほうが早いですけど、軽い汚れならこれで簡単に拭き取れます。鏡のほか、ミラー仕上げの冷蔵庫、洗車後の仕上げにも良さそうです。
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