少しくらい高価でも気に入ったモノを大切に長く使う…。これってすごく理想的なことだと思います。日々、幸せを感じることができますし、エコですし、ちょっとした優越感すら感じることができます。
特にファッション関連品はその思いを強く感じることができます。ファストファッション全盛の昨今、周りに流されることなく、自分を貫けるって、ちょっとカッコイイじゃないですか。
現実はともかくとして(苦笑)、私もそういう理想を持っています。実際、10年以上着ている洋服も少なくありません。靴も然りです。ただ、いくら大切にしていても、洋服は洗えば擦り切れてきますし、靴だって擦り減ってしまいます。お金の問題ではなく、まだまだ使いたいのに気に入ったモノが寿命を迎えてしまうのは本当に悲しいことです。
※この記事は2016年11月27日時点の情報に基づいています
色あせてしまったお気に入りの靴
これもそんなお気に入りのひとつ、ニューバランスの靴です。たぶん8年くらい前にアウトレットで買ったんですが、色があせてきてしまったので、ここ1~2年はあまり履かなくなっていました。同じようなものがあれば定価でも買いたいと思うものの、なかなか代わりのものに出会うチャンスもなく、ズルズルと来てしまっている感じです。
しかし、ここに来てブルー系のフェイクレザーのブルゾンを購入したことで、またこの靴が欲しい気分が再燃(笑)それでもやっぱり代わりが見つからないので、ダメ元で靴墨を塗ってリフレッシュさせてみようと考えたのでした。
ミスターミニットの皮革用クリーム
私のお気に入りのニューバランスの靴は合成皮革なので、今までロクにメンテナンスしていませんでした。ですから今更、皮革用クリームなんて塗っても意味がないのですが、わらをもすがる思いでミスターミニットの「保革・補色クリーム」を購入しました。
染めQで塗るという方法もあったんですけど、塗りたくない部分を養生しないといけないし、凸凹が多くてムラになる可能性があったので、今回は皮革用クリームを使うことにした次第です。
なかなか良い色&粘り具合
今回購入したミスターミニットの「保革・補色クリーム」のネイビー色は、期待通りの落ち着いた色合いと粘り具合でした。臭いは普通の靴墨と同じと言うか、絵の具っぽい感じですね。これをボロ布で塗り込んでいきます。
ただ、これはあくまでも皮革用。しかもツヤ革用なので、型押し風の合成皮革に塗るには適さないことは明らかでした。普通なら靴墨は薄く伸ばしながら塗るのがよろしいかと思いますが、今回はベタッと塗り込むようにしました。
とりあえず片方だけ塗って比べてみた
さすがと言うべきか、あたり前と言うべきか、ネイビー色の皮革用クリームを塗り込むと、白っぽかった部分には色が入り、全体的に少しツヤも増しました。
ただ、所詮はボロ靴です。どんなにお化粧をしても若い子には敵いません(苦笑)
白いステッチまで染まってしまった
一番残念だったのは、白いステッチまで染まってしまったことです。しかも全部染まればそれもまた良しなのですが、染まるところがあったり染まらなかったりとムラになってしまいました。
白い靴底の側面まで色がついてしまった
また、白い靴底の側面まで色がついてしまいました。もっともこれはマスキングテープを貼れば養生できたとは思いますが。
それなりにリフレッシュ完了
靴の片方に皮革用クリームを塗り込んだ時点でちょっと心が折れてしまいましたが、とりあえずもう片方も塗り込んでそれなりにリフレッシュが完了しました。今までの色あせた状態では近所に履いていくのもイヤでしたが、これなら近所くらいは履いて出掛けられそうです。
悲しいかな、いくら大切にしようと思っても新品のようにはならないんですね。あたり前のことかもしれませんが、改めて痛感しました。
これがまたしばらく履けているうちに新しい代わりを見つけて、できるだけ早く見切りをつけたいと思います。やっぱりイマドキは、何でも使い捨てにしていくのが賢いのかもしれませんね。
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