先日、無印良品のネットストアを見ていて、「インテリアシミュレーター」の存在に気づきました。
現在も提供している「ユニットシェルフシミュレーター」を始め、今までにも無印良品の商品を家具を配置できるブラウザベースのソフトがあったので、私はてっきりそれだと思い込んでいました。しかし、それとは別物だったようで、しかも随分前(2013年頃?)から提供開始されていたみたいです。
私と同様に気付いていなかった人も多いようでネット上での情報も少なく、遅ればせながら試してみることにしました。
※この記事は2017年6月11日時点の情報に基づいています(2024年3月23日一部更新)
インテリアシミュレーター開始
無印良品のインテリアシミュレーターはまず、部屋の形を指定するところからスタートします。テンプレートから形を選ぶこともできますし、自分で線を引いて部屋を作成することもできます。
なお、2部屋以上の部屋を同時に作成することはできないようです。あくまでも1部屋内に無印良品の家具をレイアウトした場合のシミュレーションをおこなうためのソフトということですね。
部屋の間取り図を作成
部屋の形を指定したら、リサイズなどをしたうえで、窓やドアなどの建具を配置します。
建具の色やハンドルなどを変更できる
「床材を選択する」ところから白黒だった画面がカラーに変わり、建具の色などの詳細を指定できます。窓の外の風景やドアノブの形状まで選べるとは芸が細かいですね。
家具などを配置する
次に、主に無印良品で扱われている家具やファブリックを配置します。
3Dビューは美しく芸が細かい
3Dビューに切り替えると、かなりリアルに雰囲気を掴むことができます。カーテンをクリックすれば景色を見ることができたり、クローゼットの折れ戸をクリックすれば扉がガシャンと開きます。これは楽しい(笑)
ユニットシェルフに収納することもできる
家具に小物を立体的に配置することもできます。たとえばステンレスユニットシェルフの棚板にポリプロピレン収納を乗せたい場合は、いったん2Dビューで適当な場所にポリプロピレン収納を配置し、3Dビューに切り替えてからポリプロピレン収納をダブルクリックして上下または前後左右に移動させます。
小物サンプルの設置も可能
無印良品で扱っていない商品もレイアウト可能です。人物を配置すればより明確に等身大のイメージを掴むことができます。
そのままネットで購入することも可能
レイアウトのシミュレーションが完成し、一式を無印良品で揃えたいと思った場合は、リストを印刷したり、そのままネットストアで購入することもできます。まあこれは無印良品が提供しているわけですから当然ですし、ユーザーにとっても便利と言えるでしょう。
ここまで使って気づきました。以前に紹介したカリモク家具の3Dシミュレーターに酷似しているということに。
「これはいったい…?」と思ったら、どうもこれらのシミュレーションソフトを開発している会社が同じようですね。リビングスタイルという会社が開発しており、カリモク家具だけでなく、ベルーナ、ディノス・セシールなども同じ3Dシミュレーターを採用していて、島忠ホームズのアプリもこの会社が開発したそうです。
それはともかく、無印良品のインテリアシミュレーターは実に楽しいです。ほとんど知っている商品ばかりなので、あれもこれもと夢中になってしまいます(笑)
で、夢中になって家具をレイアウトしている最中にマウスのバックボタンを押してしまい、それまで作成したデータが一瞬にして消えてしまうという悲劇が何度も繰り返されました(泣)
その点にさえ気を付ければ、無印良品のインテリアシミュレーターはとても使えると思います。一般的なインテリアシミュレーターはちょっと非現実的というか、実際に家の中にありそうなエレメントが用意されていなくて、絵に描いた餅のようになってしまいがちです。しかし、無印良品のインテリアシミュレーターなら、お馴染みの生活用品を配置できるので、リアリティーがありますし、すぐにでも実現できる青写真を描くことができます。
これはマジで使えると思うので、皆さんにも是非お使いいただければと思います。
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