前回のニトリ「Nスリープ プレミアムP1-CR」に続きまして、今回はナフコ21スタイルのトッパー仕様マットレス「グランリーヴェTS-400」をご紹介します。
私の家族からの評価がもっとも高かったグランリーヴェよりも先にNスリープ・プレミアムをご紹介した理由が、きっと分かっていただけることでしょう。
※この記事は2020年5月25日時点の情報に基づいています(2023年5月27日一部更新)
グランリーヴェは圧縮梱包じゃない!
前回も説明した通り、最近は安物のマットレスを中心に圧縮梱包が採用されています。一方で、高級マットレスは圧縮されることはありません。圧縮してもちゃんと復元できるとは言え、圧縮することを前提に作ると内部構造のクオリティを落とさざるを得なくなるからです。なので、現代においては「圧縮梱包=安物」、「圧縮しない荷姿=高級」と言っても過言ではないでしょう。
翻って、ナフコの「グランリーヴェTS-400」はと言うと、圧縮されていない状態で届けられます。たかが4万円弱のマットレス=安物のはずなので、これには驚きましたねー。ボトムはもちろん、それより薄いトッパーまでもが圧縮されずに届けられました。しかも、ちゃんと設置までしてくれて送料無料!(店頭購入の場合)おねだん以上ナフコでございます(笑)
持ち手&ベンチレーター付き
おねだん以上なのは荷姿だけではありません。ボトム(下側マットレス)にはちゃんと持ち手とベンチレーター(通気孔)が付いているのです。
「え?そんなのマットレスについてて当り前じゃない?」と思われるでしょうけど、実はニトリのNスリープ・プレミアムには付いていません。そのため、Nスリープは持ちにくくて移動が大変だし、果たして湿気の逃げ道が十分あるんだろうかと思ってしまうわけです。底面は通気性がないビニールですしね(苦笑)
まあ、そういうパッと見て分からないところでニトリはコストダウンを図っているわけですよ。
トッパーに東洋紡「シュレープ」を使用
グランリーヴェは荷姿を見てもディテールを見てもコストが掛かっているわけですが、中身にもコストが掛かっています。トッパーの表面層には東洋紡の「SHRAPE(シュレープ)」を使っているのです。
実際のところ、シュレープがナンボのものかということは私は知りません。しかし、”羽毛を超えた快適素材”というキャッチコピーからも分かる通り、羽毛のように包み込むような柔らかさなのです。これは理屈抜きで本当に気持ち良いですよ~。
簡単に折り畳めるほど軟らかい
トッパーは特にNスリープとの違いが際立っています。Nスリープ・プレミアムのトッパーは薄いベッド用マットレスという感じですが、グランリーヴェTS-400のトッパーはまるで敷布団みたいに軟らかくて、ご覧のように簡単に折り畳めてしまいます。それでもちゃんとポケットコイルが入っているんですよ!
陰干しが基本だとは思いますが、これならベランダに干すことだって可能ではないでしょうか。清潔なマットレスで眠りたい方にとってはこの上ない喜びと言えると思います。
トッパーだけ買い替え可能!
極めつけはコレ!なんと、ナフコのグランリーヴェはトッパーだけを買い替えることができるのです!
ニトリのマットレスは30年保証ですが、”スプリングマットレスのスプリングの故障や不具合に適用”されるだけです。数年でウレタンや表面材が劣化してもそこは保証されません。そのため、トッパーがへたったらボトムごと使い捨てするほかないわけです。
その点、ナフコのグランリーヴェなら使い捨てるのはトッパーだけで済みます。経済的だし、交換の手間も楽で良いですねー。もっとも、定番化してくれないと絵に描いた餅で終わりかねないので、ナフコには頑張ってロングセラー商品に育ててもらわなければなりません(笑)
以上の通り、ナフコのグランリーヴェTS-400はニトリのNスリープのように圧縮梱包されておらず、ボトムに持ち手やベンチレーターが付いており、トッパーには東洋紡のシュレープを使うなどしてフッカフカでハイコスト仕様となっています。
さらに、トッパーだけを買い替えられるというのがニクイ!メーカーや販売店の都合よりもユーザーファーストを意識した仕様と言えます。内臓スプリング数こそNスリープ・プレミアムに負けていますが、それ以外はこちらのほうが「おねだん以上」であり、トッパー仕様のメリットを最大限に発揮していると言えるのではないでしょうか。
ナフコのベッド売場はシモンズとサータ(ドリームベッド)推しが強くて「ちょっとどーなの?」って思ってましたが、グランリーヴェの商品力はNスリープを間違いなく上回っていると思います。軟らかくてフカフカのマットレスに身も心も包まれて熟睡したい方には超絶オススメです!
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