収納マンおすすめのポリプロピレン製チェストと言えば天馬の「フィッツプラス」。このジャンルのものとしては高級品ながら定番と言えるほどの人気で、ニトリでも扱われていました。
”ニトリでも扱われていました”と過去形になっているのは、ニトリの店頭からプロパーのフィッツプラスが消えて、代わりに「フィッツプラスNT」なるものが並んでいるためです。
「NTって何だ!?New Type(ニュータイプ)かっ!?」ってことで、今回はプロパーのフィッツプラスとフィッツプラスNTの比較をしてみたいと思います。
※この記事は2016年12月20日時点の情報に基づいています
ニトリ×天馬・フィッツプラスNT
結論から言うと、プロパーのフィッツプラスとフィッツプラスNTは、価格以外に以下の2点の違いがあるだけです。
- フィッツプラスNTは幅35cmタイプがない
- それぞれ引出し前板のデザインが違う
ニトリのフィッツプラスNTは売れ筋のサイズに特化しているようで、あまり数が出ないであろう幅35cmタイプがありません。一方、3~7段まで揃えている点や天板カラーがナチュラルとダークブラウンの2色展開となっている点はプロパーと同じです。
幅35cmタイプがないというのは、同じくボリュームゾーンだけラインナップしている「フィッツプラス・イージー」と同じと言うこともできます。ただし、フィッツプラス・イージーは4段と5段だけで、天板のカラーも1色だけです。
フィッツプラスNTは引出し前板のデザインもフィッツプラス・イージーに似ています。真ん中に水平ラインがあり、フラットなデザインです。そういうこともあってか、プロパーのフィッツプラスよりも前板の強度が低いように感じます。プロパーのフィッツプラスは前板に丸みがあるため、樹脂が少し厚めになっているからです。
価格はニトリのほうが安く!
以上見てきたとおり、基本的にはプロパーのフィッツプラスとフィッツプラスNTは、消費者にとってメリットと言えるような大きな違いはありません。そうすると気になるのはやはり価格の違いです。
プロパーの楽天市場での最安値とニトリのフィッツプラスNTを比較すると、下表のようになります。
プロパー | ニトリ | |
---|---|---|
F5503/55幅3段 | 8,490円 | |
F6505/65幅5段 | 12,900円 | |
F7507/75幅7段 | 18,900円 |
※いずれも2019年9月9日現在の消費税8%込み価格。取消線の価格は2016年12月19日時点。
2016年12月19日に当記事を執筆した当時はプロパーを楽天市場で購入した方がニトリよりも約4~18%ほど安いという計算でした。しかし、2019年1月に天馬が商品を一律値上げした一方、ニトリでのフィッツプラスNTは現在のところ据え置きとなっているため、楽天市場での最安値と価格が逆転。現在(2019年9月9日)はニトリのほうが10%前後安いと言えます。
さすがニトリ。「おねだん以上」の面目躍如ですねー(笑)
あくまで私の推測ですが、ニトリとしては適正な値付けをすればフィッツプラスはもっと売れるはずと踏んだ一方、天馬としては全国一律でニトリにズバリ売価を付けられると競合店からクレームが来かねないということで、オリジナル仕様の提供に踏み切ったのではないでしょうか。
しかし、どうでも良い話ですけど、「NT」って何でしょうねー?やっぱり「ニュータイプ」なのか。はたまた「Nitori × Tenma」なのか。ひょっとしたら「NiTori」なのかもしれませんが、それだったら「NiToRi」で「NTR」にしないといけなかったのでは…?!
個人的には、「Nクール」や「Nウォーム」みたいに「Nフィッツプラス」で良かったのではないかと思ったり。いやはや、どうでも良い話ですね(苦笑)
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