自分で言うのもナンですが、わたくし収納マンは膨大な数の収納グッズや家具を網羅しています。そのため、「どんな収納家具を置けば良いか?」という相談を受ければ、頭の中のデータベースから最適なものを提案することができます。
しかしながら、「白い木製オープンシェルフを探して欲しい」という相談にだけは何度も苦汁を味わされました。これが、ありそうでないのです。ないこともないのですが、ロクなものがないのです。
でも、「これなら大丈夫かも?」と思える新商品が登場したので紹介したいと思います。
※価格および仕様はすべて2019年3月10日現在(2022/09/18一部更新)
ニトリ・天然木ユニットシェルフ
ご覧ください!こちらがまさしくホワイト系の木製オープンシェルフ、ニトリの「天然木ユニットシェルフ」です。ホワイトウォッシュなのでベタっとした純白ではありませんが、ほぼほぼホワイトと言って差し支えないでしょう。
最下段のボックスで強度を確保
例によって例のごとく、天然木=パイン集成材なのでそれほど頑丈とは言えません。しかし、スチールや化粧合板と違ってナチュラルな風合いを楽しむことができるはずです。また、最下段は2段カラーボックスのようなものをビルトインしているので、それなりの強度は確保できているはずです。
なお、固定棚の耐荷重は1枚あたり11kg、最下段ボックス内の可動棚は同じく7kgとなっています。
カラーボックス並みの奥行
奥行は30cmなので3段カラーボックスと同程度。高さは182.5cmの5段で全段固定式ですから、A4サイズがちょうど収まるくらいかなと思います。使い勝手としては微妙なところかもしれませんが、他にマトモなホワイト系の木製オープンシェルフが存在しない現状、致し方なしというところでしょう。
ちなみに、白井産業の「きなりえ」は民事再生のドタバタに紛れて消滅した模様です。
ラインナップ一覧
ニトリの天然木ユニットシェルフは「組合せによって拡張可能な便利なシェルフ」というシリーズ名が設けられていて、いくつかのラインナップが用意されています。また、ホワイトウォッシュだけでなくダークブラウン(上写真)もあります。
価格は冒頭の幅81cmタイプが税別21,204円、上写真の天然木ユニットテレビボード3点セットが一番高価で同60,835円となっています。無印良品の「パイン材ユニットシェルフ・86cm幅・大」が税別13,796円だということを考えると割高感がありますが、どうしてもホワイトが良いとなれば致し方なしでしょうか。
なお、今回ご紹介したニトリの天然木ユニットシェルフは現状、ニトリネットのみでの販売となっています。そのため、店頭で見ることはできません。また、ネット限定ということはどこぞのプロパー品かと思って色々探してみたのですが、同じものは他で見つけることができませんでした。
奥行30cmが良い、棚板は全段固定で問題ない、それほど重いモノを乗せる予定もない、ちょっとくらい高くてもホワイトが良いということでしたら、ニトリの天然木ユニットシェルフはオススメできると思います。しかし、これらの条件から外れるようなら、ホワイト系をあきらめるか、IKEAの「IVAR(イーヴァル)」を自分で白く塗装するというのが妥当なところでしょうか。
しかし、需要はきっとあるはずなのにホワイト系の木製オープンシェルフがないというのは一体どういうことなのでしょうね?下地が透けないようにためには厚塗りする必要があり、そうするとコストが掛かって売れる価格ではなくなってしまうからでしょうか。
やっぱり、これからもしばらく苦悩する日々が続きそうです(苦笑)
2019/05/29追記:
ニトリの店頭で上写真の「オープン本棚・クアドリ81WH」とい白いうオープンシェルフを見つけました。幅809×奥行298×高さ150mmということで、奥行はカラーボックス並み、高さはそれほど高くありません。
また、A4ファイルサイズの固定棚のグリットシェルフとなっています。背板はシッカリとしているので横揺れはありません。
材質はパーティクルボードで、白く塗っているのかなという感じです。カラーボックスのような質感でどちらかというとチープです。それで税込9,990円10,175円ということですから、私だったら「Nクリック・ボックス」を2つ並べたほうが良いかなーという気がします(一段足りませんが・苦笑)。
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