我が家の浴室では三輝の「詰め替えそのまま スタンダード」と同「ミニ」を使っています。詰め替えパウチからシャンプーボトルにいちいち移し替える手間がないだけでなく、シャンプーボトルのヌメリが気になることもありません。「ラックス・ルミニーク1kg」なら袋を切らなくても注ぎ口に直接スタンダードのポンプが取り付けできると知ってからは、ますます気に入っています。
ただ、耐久性がないんですよね。決して安くないのに、半年くらいしか持ちません。ゴム(エラストマー樹脂)でできたポンプが破れて液が漏れたり、先端のバルブがバカになったりするのです。
そこで、少し前に発売されて気になっていた新商品を試してみることにしました。
サイトー・詰め替えぶら下げ逆ポンプ
今回試すのは、サイトーの「詰め替えぶら下げ逆ポンプ(3個セット)」です。三輝の詰め替えそのままは乳しぼりの要領でゴム製ポンプを押してシャンプーの液を出す仕組みでしたが、こちらはシャンプーボトルのポンプがそのまま下向きになる構造です。
ゴム製ポンプと違って耐久性は期待できそう。一方で、なんだかちょっと押しづらそうな気もします。
逆ポンプはさらにデカい
詰め替えそのままミニ、スタンダード、そして逆ポンプを並べてみました。スタンダードでも十分デカいのですが、逆ポンプはさらに大きくなっています。
なお、スタンダードはネジの部分で外すことができますが、逆ポンプはクリップと分離することはできません。
取り付けて比較してみた
詰め替えパウチに取り付けた状態でスタンダードと逆ポンプを比較してみました。やっぱり不必要に思えるほど長くて大きいです。
スタンダードが小さく見えるほどデカい
これまで詰め替えそのままスタンダードはデカいと思っていましたが、逆ポンプを使うとこれまでのスタンダードが逆に小さく見えてしまいます。
意外と使いやすい
さて、肝心の使い心地ですが、意外なほどまったく問題なかったです。家族全員に使ってもらっても、異を唱える人は誰もいませんでした。
従来品は片手でポンプを押し、片手で液を受ける形でしたが、逆ポンプも基本的には同じ動作です。敢えて違いを述べると、ポンプをつまむ動作が左右方向から上下方向に変わっただけです。
むしろ、従来品は力加減が難しかったのですが、逆ポンプは吐出量を調整しやすいです。逆ポンプのほうが耐久性も期待できるんじゃないかと思います。
パウチがS字フックで吊るせるとは!
一方で、付属のS字フックは使えないと思っていました。花王の「らくらくスイッチ」対応商品じゃあるまいし、パウチの底面近くに穴なんて開いているわけがなかろうと。
ところがどっこい。詰め替えパウチって基本的にすべて底面近くの側面両側に穴が開いていたんですね!ダヴやラックスやダイアンはもちろん、ナノックスやワイドハイターにも穴が開いていて、S字フックで吊り下げできることに驚きました!
これ、詰め替えパウチの収納方法に革命と言えるんじゃないですか。しかも、1kg以上のパウチを吊るしても問題ありません。
というわけで、詰め替えぶら下げ逆ポンプは詰め替えそのままスタンダードよりもさらにデカい点は少し気にはなるものの、使い勝手に問題はなく、むしろ耐久性に期待が持てる構造です。我が家では今後、こちらに切り替えていく予定にしています。
それにしても、詰め替えパウチがS字フックで吊り下げられるとは思いもよりませんでした。ミニに付属のニードル式のホルダーだと穴が広がっていくことがあるので、S字フックのほうが確実に引っ掛けられるし、何より手間がありません。
S字フックで洗濯洗剤の詰め替えパウチを吊るして使ったり、ストックを見やすくすることもできるんじゃないでしょうか。ちょっといろんな可能性を見つけてしまって感動しています。
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