20年前に私が収納のプロとして独立した頃は、靴の箱はいろんなモノの収納に使える”魔法の箱”というポジションでした。しかし、最近は靴の箱を収納に使うなんて話はまったく耳にしません。靴の箱よりも立派で丈夫なプラ箱が100円ショップに揃っていますし、ネットショップならディスプレイするのに最適な専用ボックスも色々あるからでしょう。
ともあれ、趣味が絡んでくるとこだわりも生まれてくるもの。見せたい、時には隠したい、でも出し入れは面倒臭くないほうが良いなんてワガママにも応えてくれるシューズケースが天馬から発売されていたのですね。
※この記事は2022年12月6日時点の情報に基づいています(2023年6月6日一部更新)
天馬「プロフィックス シューズケース」
このたび紹介するのは天馬の「プロフィックス シューズケース」。最近amazonで登録されたばかりなのですが、新商品というわけではないようで、既にトラスコ中山のカタログに登録されています。しかし、天馬の公式ショップには今まで販売された形跡がないというちょっと変わった商品です。
プロフィックスシリーズ、しかも中国製ということで、どこか別のメーカーの作った商品を天馬が仕入れて販売しているのかとも考えました。しかしながら、同じ商品は他に見当たりません。天馬オリジナルの商品のようです。
3方向から出し入れ可能
プロフィックス シューズケースには大きな特徴が2つあります。まずひとつは、扉が3面に付いていて、3方向から出し入れすることができるということです。しかも、前後の扉は同じくプロフィックスシリーズの「カバコ」のように扉が天板下にスライドインする構造になっています。
見せるも隠すもOK
もうひとつの特徴は、前後の扉のうち片方はクリア、もう片方はホワイトになっており、中の靴を見せることも隠すこともできるというところ。積み重ねられるようにもなっているので、全部を見せたり隠すも良し、見せたいものだけを見せるという使い方もできますね。
2面開閉の浅型もあり
側面の扉が開閉しない浅型もあります。先ほどの3面開閉タイプは高さ20.5cm、こちらは15.5cmです。ローカットのスニーカーならこちらでOKですね。
でも、浅型のほうが強度を確保しやすいはずなのに、どうしてこちらも3面開閉にしなかったのでしょう?そこはちょっと謎です。
ニトリネットでも販売中
プロフィックス シューズケースはニトリネットでも「透明・不透明の窓で見せる・隠すも演出できるシューズケース」という商品名で販売しています。ただし、ニトリの店頭では扱っていません。ほかのネットショップでも探してみましたが、残念ながら見当たりませんでした。
価格はちょっと高め
JANコード | 商品名 | サイズ(mm) | 天馬公式 | amazon | ニトリネット |
---|---|---|---|---|---|
4904746139641 | PRXシューズケース (3面開閉) |
260×330×205 | 2,280円 | 2,508円 | 1,690円 |
4904746139634 | PRXシューズケース (2面開閉) |
260×330×155 | 1,780円 | 1,958円 | 1,390円 |
※2023/06/06現在の税込価格、ニトリネットでの商品名は前述の通り
プロフィックス シューズケースはなかなか魅力的な商品だと思いますが、ひとつあたり千円以上もするとなると、数を揃えるにはちょっと負担感があるように思います。ダイソーなら110円から330円で買えますし、アイリスオーヤマの「ディスプレイシューズボックスDB376」もひとつあたり千円くらいですからね。まとめ買いできるようになると、もうちょっと安くなるでしょうか。
ちなみに、同様の商品を探してみたところ、4面開閉可能なシューズケースというものもありました。ただし、こちらはひとつあたり約1,628円ですし、天馬のように扉がスライドインしたり、隠す収納を選ぶことはできません。そう考えると、プロフィックス シューズケースは決して割高ではないと言えるでしょう。
ともあれ、選択肢が多いことはありがたい限りですね。
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