食器棚の扉がガタガタで精密じゃない!「unico(ウニコ)」の家具

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思いもかけず更新を3日間も休んでしまいました。

決してチャリで事故って入院していたわけではありません。予期せずバタバタしてしまったということもありますが、最近は必死でネタ探しをするよりも本の執筆に時間を割くようにしているためです。

と言っても、まだ先日書き始めたところなので、ほとんど書けてないんですけどね(苦笑)頑張って、できるだけ7月中に書き上げたいと考えております。

 

さて。先日、大阪は難波でちょっと時間があったので、久しぶりになんばパークスの中をうろつきました。なんばパークスの中にはケユカの居抜きでテナントに入ったIDC大塚家具のほか、フランフラン、モモナチュラル、ダブルデイ、ウニコなどのインテリアショップがあります。

モモナチュラルも最近はちょっと雰囲気が変わってきましたね。以前は白っぽくてフェミニンな感じだったのが、素材感を活かしたカフェっぽい感じに変化しています。ダブルデイのほうがインダストリアルな雰囲気とは言え、こういうインショップのインテリア雑貨店は割りとテイストが似通ってきたと感じます。

価格についても、もともと似たゾーンではありますが、さらに似てきた感じがします。ダイニングセットなら10~20万円、ボード類も10~20万円、ソファなら10万円以下という価格帯です。

この価格帯はニトリよりは明らかに高い。一方で、国産有名メーカーよりは安い。モモナチュラルはすべて国産、ほかはボード類以外はほぼ輸入ですけど、総じて表面の仕上がりは丁寧。けれどもよくよく見るとあちこちで手抜きが見られます。中でもウニコの手抜きっぷりにはちょっと驚きました。

※この記事は2018年6月29日時点の情報に基づいています

 

ウニコ byミサワ

unico loom なんば

※unico loom なんば

「unico(ウニコ)」はミサワが運営するライフスタイルショップで、フード業態を含めて現在57店を展開しています。直近の年商は約92億円で(2018年1月期決算)、売上だけで言えば家具の大正堂、マナベインテリアハーツ、安井家具(ファニチャードーム)、かねたや家具店、村内ファニチャーアクセス、服部家具センターと同じくらいの規模です。

ミサワはもともと三沢精機製作所として精密機械の製造販売をおこなっており、そこから輸入雑貨の卸小売事業に参入して今に至る異色の存在。そういうこともあってか、業界内にはあまり情報が回ってきません。

食器棚の扉がガタガタ!

出典:unico

ミサワがもともと異業種だったと言っても、もう30年前の話です。今となっては自他ともに認める立派なインテリアショップであることに間違いありません。

ところが、ウニコの食器棚(キッチンボード)を見て驚きました。扉のラインが揃わず、ガタガタなんですよ。上写真のボードの場合、上台に扉が3枚ありますけど、その3枚の扉の上端がキレイに揃っていないのです。

店舗であれ家であれ、完全に平らな床というのはほぼ存在しませんから、床の不陸の影響を受けている可能性はあります。また、ヒンジ金具の調整が十分でないだけの可能性もあります。しかし、ウニコの店頭にあったハイボードのすべての扉がガタガタなんですよ!これでは偶然そうだったとは思えません。

ウニコの店員がヒンジ金具の調整すらできない素人なのか。もしくは作りがお粗末で歪みやすいのか。おそらくはその両方だと思いますが、決して安くもないこの価格帯でこの品質というのはちょっと残念ですねー。

 

ぶっちゃけ私としては、ウニコあたりのインテリアショップで家具を買っちゃう人を見ると、「マジでー?」と思ってしまいます。見た目は確かにカッコイイですし、ちょっと背伸びすれば買える価格帯ではありますけど、ちょっと家具のことを知っていれば明らかな手抜きが散見されるからです。

しかし、扉のラインが揃っていないだとか、無垢なのに反り止めが入っていないとか、塗装がお粗末だとか、そんなこと、一般の消費者は分からないわけです。分からないというか、むしろどうでも良いわけです。

アパレルで言えば、ボタンがすぐ取れちゃったり、縫製がすぐにほつれちゃうようなブランド物を消費者の多くが好むわけで、いま国産家具メーカーの多くが重視している品質なんてものは消費者感覚からはズレているんだと思います。

もちろん、品質を落として値段を少しでも安くすれば良いなどというつもりは微塵もありません。しかし、良いモノを作れば分かってくれるなんて妄想はいい加減やめて、ウニコのように消費者に訴求するのにもっとエネルギーとコストを掛けるべきだと強く思う次第です。

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コメント

  1. ネネチュン より:

    いつも拝読させてもらってます。

    そうなんです、おっしゃる通り。。

    が、しかし。見分けるポイントやホントの意味でコスパがいいかどうかは素人にはわからないものでして…。

    ちょっと背伸びしてみたい時に検討してみるメーカー等もご教授いただければ嬉しいです。ちなみにウニコのアディという一番売れてるダイニングテーブルを考えてました。(以前の記事を参考に、買うなら1350の夫婦2人用として椅子2脚のみベンチなしかなと)

    これからも記事楽しみにしてます、いつもありがとうございます。

    • 収納マン より:

      ネネチュンさま

      はじめまして^^

      家具って身近な存在でありながら頻繁に買うものではないし、材質や作りなんてパッと見ただけでは分かりませんからね。
      非常に分かりにくい買い物だと思います。

      さて、ウニコのアディ・ダイニングテーブルですが、価格は手頃ですよね。
      ダイニングテーブルもそうですが、チェアも2万円ちょっとですから手頃だと思います。
      等級が低いうえにオイル塗装とは言え、オーク材でこの価格というのは魅力的に感じる人は少なくないのではないでしょうか。

      ただ個人的には、このテーブルは反る可能性が高いと思います。
      木材が暴れて波打ったり割れてもそれが良い感じなんだと言える人でない限りは、ちょっとオススメする気にはなれないですね。

      > ちょっと背伸びしてみたい時に検討してみるメーカー等もご教授いただければ嬉しいです。

      大手国産家具メーカーには手が届きがたい、かと言ってニトリというのはちょっと…という方には、基本的にはKEYUCA(ケユカ)をオススメしています。
      製造は箱物家具を除いてはほとんど海外ですけど、運営しているのは建築金物やパブリック家具を扱っている河淳という会社なので、安全性などは国産メーカー並みに配慮していると感じます。

      モールのインショップのインテリアショップの家具は首を傾げる構造であることが多いですけど、ケユカだけはほとんど唯一、ちゃんとしていると思います。
      もっとも、ケユカでも稀に「?」と思うようなものはありますけどね^^;

  2. チュンネネ より:

    返信ありがとうございます!とても参考になりました

    うちの人が、ウニコがう○こになったとか言って大はしゃぎしてました(;一_一)ンモー

    ご紹介くださったケユカ。わたしも大好きで、五万円ちょっとしたブックシェルフは未だに愛用しています。

    そこで早速ケユカ公式Webでいくつか見てみたのですが、中棚つきのちょうどいい感じのものがひとつしかなく、うーん。それも実物を見てみないとわからないですね…。ウニコには何度か足を運んでみていますが、サイズ感ばかり気にして反りについてスッカリ頭から抜けてました。ただ、そんなに超高価なものではないですから、ダイニングテーブルはアディでいこうか悩んでます。一方、アディの椅子は座り心地があまりよくなく、ウレタンもしょぼくてそこが気になっていたのですが、ケユカの椅子は素晴らしいですね。レザー無垢のやつや日本製のモノなどかなり魅力的です。セットで買った方がサイズ感やレイアウトは楽だと思いますが、別々もアリなのかなと考えたりもしてます。

    • 収納マン より:

      チュンネネさま

      あー、やっぱりケユカのことはご存知でしたか^^

      中棚付きのダイニングテーブルというのは確かに珍しいのでなかなか見かけませんよね。

      ちょっとお好みのデザインではないかもしれませんが、コイズミファニテックの「KiKoRi(キコリ)」というシリーズにも中棚付きのテーブルがあります。
      材質もオークではありませんが、ベンチとの組み合わせも可能です。
      座面布バネで軽くて良いですが、幅がコンパクトなので座り心地はまあまあという感じですね。

      ともあれ、個人的にはテーブルとチェアの組み合わせはバラバラでも問題ないと思いますよ。
      真上から見ることが多いですから、材質やデザインの違いは意外と気にならないものです。
      但し、広い部屋の場合はこの限りではありません。