ホッチキスで石膏ボード壁に取り付けられる「突っ張り棒が落ちない君」や「跡が超小さい壁掛けフック」がヒットしたウエルスジャパンが、またまたホッチキスで取り付けられる収納グッズを発売しました。
今度は部屋の隅に取り付けるコーナーシェルフです。既に競合となる商品がたくさんある中、果たして勝算は見込めるのでしょうか。
※この記事は2018年3月18日時点の情報に基づいています(2023年8月31日一部更新)
キズが超小さいコーナーシェルフ
こちらがウエルスジャパンの新商品「キズが超小さいコーナーシェルフ」です。ホッチキスで石膏ボード壁に取り付けられるので、木ネジで固定するのと違って外しても傷跡が小さくて済みます。
棚本体はABS樹脂製で、カラーはホワイト色だけでなく、ナチュラル色とブラウン色があります。耐荷重は2kgです。
ステープル36連打で取り付け
ホッチキスで壁に固定できるというと手軽なイメージがありますが、「キズが超小さいコーナーシェルフ」の場合はちょっと大変そうです。フレームを壁にマスキングテープで仮留めしてから、フレームにステープルを計36本打ち込む必要があります。
山田化学・コーナーラック
100円ショップなどでも売られている山田化学の「コーナーラック」なら、付属の押しピン4本で固定できます。それでも耐荷重はウェルスジャパンと同じ2kg。
実際のところ、ウェルスジャパンが耐荷重の表示が控えめ過ぎると思いますが、価格差が何倍もあると厳しいと感じます。
レック・モダンラック コーナー(M)
LEC(レック)の「モダンラック コーナー(M)」も、付属のピンを4プッシュするだけで固定できます。それでいて耐荷重はやはり2kgです。
おまけに、レックのほうは棚板がMDF合板なので、ABS樹脂のようにチープではありません。それでいて価格は同程度です。
壁美人シェルティ・コーナーシェルフ
同じくホッチキスを使う「壁美人シェルティ・コーナーシェルフSLTKBCS100」と比較したらどうでしょうか。
こちらもステープルを計32本打つ必要があって取り付けが結構大変です。また、価格はウェルスジャパンのものに比べると4倍くらいします。
しかしながら、壁美人はもともと高価ですし、こちらはタモ突板を使っていることを考えると、ウェルスジャパンのものと比べて不当に割高とまでは言えません。ちなみに耐荷重は3kgとなっています。
無印良品・壁に付けられる家具・コーナー棚
天然木突板と言えば、無印良品の「壁に付けられる家具・コーナー棚」もそうです。ナチュラル色はオーク突板、ダーク色はウォールナット突板です。
無印良品の「壁に付けられる家具」は専用パーツを壁に取り付けてから本体を引っ掛けるかたちなので、取り外しも容易です。
以上を踏まえましてウエルスジャパンの「キズが超小さいコーナーシェルフ」を評価すると、あまり存在価値が感じられないと言えます。たいして需要がある商品でもないので、なぜ今更こういう商品を出してきたのかと考えると、ちょっと不思議ですね。
しかしながら、押しピンなどで固定するタイプはしばらく使っているとグラグラしてくる可能性があります。その点、ステープルを大量に連打して取り付けるほうが確実です。また、壁美人のものよりも安価で手が届きやすいというのもメリットです。
個人的にはホワイトならレック、天然木突板なら無印良品かなと思いますが、これに懲りずウェルスジャパンには新商品を期待したいところです。
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