近年、いわゆるメタルラックはホワイトやブラックやカラフルなものなど、メタルじゃないカラーリングのものが増えています。クライアント宅でもギンギラギンなメタルラックは敬遠されることが多かったので、この傾向は私も良いと思います。
ただ、メタルじゃないメタルラックは基本的にサイズバリエーションが少ないうえに、セット品しかないのです。本来、メタルラックはオプションパーツを組み合わせて、使い勝手に応じてカスタマイズしたり組み替えたりできるのがメリットです。それなのに、そのメリットが十分に活かせず、結局クロムメッキのものをチョイスせざるを得ないということも少なくありませんでした。
もちろん、同じメーカーでサイズさえ合っていれば、ホワイトのラック本体にクロムメッキのパーツを取り付けることはできるんですけどね。色にこだわって選ぶのに、そんな中途半端なことは許せないわけです。
ところがここに来て、山善がメタルシェルフに白と黒のオプションパーツを投入してきたというのはうれしいじゃあありませんかー。
※この記事は2018年7月17日時点の情報に基づいています
山善・メタルシェルフIJR-18095J
いわゆるメタルラック市場において、山善のメタルシェルフはほとんど選ぶ価値がない状況でした。ドウシシャ、アイリスオーヤマ、エレクターの御三家に比べるとラインナップが少なく、品質的にも劣っているからです。
白と黒のメタルシェルフを発売してから1年ちょっと経ちますけど、それもアイリスオーヤマの二番煎じ感は否めませんでした。ところが、ここにオプションパーツが増えたとなれば、また話が違ってきます。
サポート コの字バー
と言ってもそんなにたくさん種類があるわけではありませんが、個人的にうれしいのはやっぱり「サポート コの字バー」がラインナップされているということです。これさえあれば、電子レンジの下にゴミ箱を置いたり、洋服を収納するときにチェストを置いたりできますからね。
ただ残念ながら、サイズバリエーションは幅87cmと同45cmの2サイズしかありません。ラック本体がその2サイズのバリエーションしかないので致し方ないとは言え、個人的には幅60cmも用意して欲しいところです。
奥行きハーフ追加棚
「奥行きハーフ追加棚」というのもあります。こちらも幅87cmと同45cmの2サイズです。
ラックの高さ空間を無駄なく活用したり、外側に出っ張らせて小物を置くのにも便利。ただ、ルミナスラックの簡単後付ハーフシェルフの便利さを知ってしまうと、やっぱり機能性では劣るかなーと思ってしまいますが。
あとは普通の棚板が単品で買えるようになっています。これはアイリスオーヤマのカラーメタルラックにもあると言うか、アイリスオーヤマならポールも単品で買えます。山善のほうは今のところポール単品では買えません。
ちなみに、アイリスオーヤマのほうはホワイトもブラックもツヤあり、山善はツヤなし。サイズも若干異なるため、両者でパーツを流用することはできません。
それぞれサイズラインナップが異なりますし、アイリスオーヤマにはパンチング棚板もあるということで、どちらを選ぶべきかは悩ましいところですねー。
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