ブログの検索流入キーワードを調べていると、「アルミ ラック」で検索してくる人が意外と多いことに驚かされます。
業務用はさておき、アルミニウムでできたラックというのはほとんどありません。おそらくはいわゆるメタルラックのことを「アルミ色のラック」と認識している方が少なくないのだと思われます。実際、google画像検索でも「アルミ ラック」で検索して出てくるのはスチールワイヤーシェルフばかりです。
しかし、これからはアルミラックがメタルラックとはまた別のものとして認識されることになるかもしれません。山善が本当にアルミニウムでできたラックを発売したからです。
しかも、このアルミラックが実に素晴らしい!早速ご紹介したいと思います。
※この記事は2023年6月14日時点の情報に基づいています
山善・アルミラック4段 AR-4
このたび山善から発売されたのは、その名もずばり「アルミラック」。現状、4段の「AR-4」と3段の「AR-3」が用意されています。
いずれも幅85cm×奥行41cmで、高さは4段が160cm、3段は81cm。4段のほうはもう1段あっても良いんじゃないかと思うくらいに棚板の間隔が広すぎる感があるものの、全体としては使い勝手の良さそうなサイズ設計に仕上がっています。
材質はもちろんアルミニウム
材質はもちろんスチールやステンレスではなくアルミニウムです。アルミニウムなので、サビ、汚れに強く、おまけにスチールに比べて軽いのもメリットです。
ただし、棚板はアルミニウムの1枚板ではありません。パーティクルボードの表面にシート状のアルミニウムを貼ったもので、裏面はメラミン樹脂仕上げとなっています。裏面は別にプリント紙でも良かったんじゃないかと思うのですが、質感やスペックにこだわっているということでしょう。
ともあれ、一般的なスチールワイヤーシェルフと違って棚板がフラットなのも良いですねー。
棚板を無段階で調節できる!
アルミニウム製のオープンシェルフというだけでも十分に画期的だと思うのですが、このアルミラックは無段階で棚板の高さを調整できる構造になっているのがスゴイです。
アルミの支柱の内側がレール状になっていて、そこを棚受けがスライドできるようになっています。
棚板1枚あたり耐荷重50kg
そんな構造だったら、棚板の上に重いモノを乗せると棚板が滑り落ちるんじゃないかと心配してしまいますが、棚板1枚あたりの耐荷重は50kgもあります。同じく80kgのルミナス互換ラックに比べると劣るものの、ホームユースなら十分と言えるレベルではないでしょうか。
なお、全体耐荷重は4段タイプで200kg、3段タイプで150kgとなっています。
というわけで、山善のアルミラックはスタイリッシュでありながら機能的にも非常に優秀なオープンシェルフに仕上がっています。今後、サイズバリエーションが増えたり、追加棚板などのオプションパーツが登場すれば、ますます使い勝手が良くなるに違いありません。
一方で、ネックとなるのが価格です。4段タイプで税込39,991円、3段タイプで同29,900円ですから、ドウシシャ・ルミナスラックの最高峰「ルミナス プレミアム」よりも割高感があります。まだ発売直後なので、今後もっと安くなることを期待したいところです。
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