最近のKEYUCA(ケユカ)は無印良品化が著しいですねー。アパレルや日用雑貨を導入し始めてからはしばらく経ちますが、ポリプロピレン製の引出式衣装ケースの取り扱いも開始するなど、無印良品とほぼ同じ商品ラインナップになってきています。扱っていないのは家電と文房具と化粧品と食料品くらいじゃないでしょうか。
そしてついに、ファイルボックスの取り扱いも開始。決して無印良品のパクリではなく独自のコンセプトが盛り込まれているのは結構なんですけど、これがまた微妙なんですわ(苦笑)
※この記事は2018年2月11日時点の情報に基づいています(2023年12月22日一部更新)
ケユカ・Clotze収納ボックス
ケユカのファイルボックスはパッと見た感じ無印良品の「ポリプロピレンファイルボックス・スタンダードタイプ」とほぼ同じような外観です。しかし、そこはさすがのケユカ。オリジナリティーがあります。
ケユカは仕切り板付き
ケユカのファイルボックスは、なんと仕切り板が付いているのです。上写真の幅150mmタイプ、幅100mmタイプともに、最大6ブロックに分けることができる仕切り板が3枚付いています。
もちろん、仕切り板を取り外して使うこともできます。しかし、一般的なファイルボックス同様に高さが241mmもありますから、その半分くらいまでの高さを仕切られてもちょっと使いにくいかなという印象です。
使用イメージ写真では、掃除用品、鍋のフタ、パスタなどがなどが収められているものの、今までにたくさんのお宅にお邪魔してきて大量のファイルボックスを使ってきた私からすると、その必要性はあまり感じられません。
掃除用品の小物はそんなに多くないですし、シンク下はファイルボックスが収まるほどの高さがないことが一般的です。また、パスタばかりそんなに在庫している家もありませんからね(苦笑)
さらに、仕切り板をハメるための溝がファイルボックス内部に設けられているため、普通にファイルを収めるときに引っ掛かるように思います。もっとも、ケユカのは「収納ボックス」であって、「ファイルボックス」とは呼んでいないんですけどね。
無印良品との比較
幅 | ケユカ | 無印良品 |
---|---|---|
100mm | ||
150mm |
※価格は2023/12/22現在に更新済み
ケユカの「Clotze収納ボックス」と無印良品の「ポリプロピレンファイルボックス・スタンダードタイプ」を比較してみましょう。
まず税込価格を比較すると、ケユカのほうがちょっと安いです。ただ、仕切り板のコストも考えると、ケユカのほうがコスパが良いと言うこともできます。
一方で、ケユカはベトナム製、無印良品は国産です。もっとも、ベトナム製だからと言って品質が悪いとは感じないですけど。
サイズはほぼ同じです。ケユカのほうが高さが1mm大きい241mmとなっている以外は、幅も奥行も同じです。
指を通す穴の位置は、ケユカは上方、無印良品は下方という違いもあります。このあたりはやはり、ファイルの収納を基本とする無印良品と、雑貨などの収納を基本とするケユカという違いからくるのでしょうか。
また、カラーについてはケユカはホワイトのみである一方、無印良品は透過とホワイトグレーの2色となっています。このあたりは好みで選ぶところでしょう。
ケユカの「Clotze収納ボックス」はファイルボックスではなく、あくまで仕切り板付きの収納ボックスと考えると、これはこれでアリなのかなと思います。消費者からすれば、仕切り板があったほうが良いと思える場面ではケユカのほうをチョイスすれば良いだけですからね。単純に選択肢が増えたわけです。
しかも、仕切り板が付いているにもかかわらず無印良品のファイルボックスより安いのですから、国産にこだわらなければまったく問題ありません。
ただ、個人的には、「仕切り板って必要かなー?」というのが率直な感想です。
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