無印良品のスチールユニットシェルフやステンレスユニットシェルフの棚板の高さ調整は185mm刻みであるため、棚板の間隔は高さが160mm、345mm、530mm…という風になります。160mmというと文庫本の高さと同じくらいなので、これはかなり収納スペースに無駄が生じやすいと言えます。
しかし、スチールユニットシェルフ用高さ調整金具(またはステンレスユニットシェルフ用高さ調整金具)を使うことで、棚板の間隔を半分程度にすることができ、収納スペースの無駄を減らすことが可能です。
※2022/09/15一部更新
ユニットシェルフの棚板の間隔を1/2段調整できる!
無印良品のスチールユニットシェルフ(およびステンレスユニットシェルフ)は棚板の間隔が広くなってしまうラダー状の帆立(側板)を用いることで、価格を手頃なものとし、見た目をスッキリとさせていると言えます。しかしそのために収納スペースに無駄を生じやすく、効率が悪いというデメリットを抱えていることになります。「あと10mmあれば…」という状況であっても、そのままでは185mm上の段に棚板をセットしなければならず、ユニットシェルフの体積に比べて思ったよりもたくさん収納できないということになりかねません。
そんなときはスチールユニットシェルフ用高さ調整金具(またはステンレスユニットシェルフ用高さ調整金具)を使うことで、90mm上に棚板をセットすることが可能です。185mmが90mmになるわけですから、無駄な空間を約1/2にすることができるのです。
デスク天板の高さに最適
無印良品の店頭では、デスク天板をセットするのにこの金具が使われているのを見ることができます。これは普通に棚板(デスク天板)をセットするとその高さが640mmまたは825mmとなってしまい、デスク天板としては低すぎたり高すぎたりするため、それを解消するために用意されたものと考えられます。無印良品の商品説明を見ても”デスクとしてちょうどいい高さに棚板を設定することができ”と書いてある通り、デスク天板をセットするための専用パーツというわけではなく、純粋に無駄な空間を約1/2にすることができるパーツと考えて良いと思います。
ちなみにこの金具は通常の棚受け金具に代えて取り付けるようになっており、旗のような形状をしたシンプルな構造ですので、支えの棒の部分を切断機でカットすれば、1~90mmの間で棚板の高さを調整することも可能です(ただし切断面から錆が生じる可能性があるためオススメはできません)。
無印良品のスチールユニットシェルフ(およびステンレスユニットシェルフ)はシンプルであることがインテリア面での強みです。しかしながらシンプルゆえの使い勝手の悪さがあります。それもこの高さ調整金具を使えば見た目のシンプルさを損なうことなく使い勝手を良くすることができるのですが、より効率良く収めようと思えばスチールワイヤーシェルフなどの他の収納家具を求めなければなりません。「インテリア性と機能性は反比例する」という法則の典型と言えますね。
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