お気付きの方もいらっしゃるかもしれませんが、実は昨年は「収納グッズ・オブザイヤー」を発表しませんでした。コレといった新商品が発売されなかったためです。コロナ禍の影響もあったとは言え、とても残念に思っています。
ですが、今回ご紹介する商品は収納グッズ・オブザイヤーにノミネートできるんじゃないかと思うくらい、とても魅力的な商品です。それでは早速ご紹介しましょう!
※この記事は2021年3月5日時点の情報に基づいています
アイリスオーヤマ・ディスプレイボックス
今回ご紹介する商品は、アイリスオーヤマの「ディスプレイボックスDB376」。簡単に言ってしまうとスニーカーを1足ずつ収納できるポリプロピレン製のボックスです。
「そんなのは100均でもあるじゃないか」と思われるかもしれません。しかし、これは靴のかかと側が見えるように収納するのではなく、側面が見えるようになっています。また、手前に倒れるフラップ式のフタは透明なので、お気に入りのスニーカーのデザインが良く見えるのです。
価格は高いが丈夫
「なんだ、横向きにしただけじゃないか」なんて思われる方もいるかもしれません。しかしながら、靴を横向きにして正面から出し入れできるようにすると、開口部が広くなってしまいます。そうすると、軟い構造では天板がたわんでしまいますから、丈夫に作らざるを得なくなり、必然的に価格はアップしてしまいます。一般的に靴は何足もありますから、できる限り1個当たりの単価を抑えたい消費者が多いわけです。
ですが、靴を道具としてではなくコレクションと見ている人にとっては、1個あたり税込1,298円(※)でも惜しくないという人は少なくないのではないでしょうか。そこに目を付けたアイリスオーヤマは流石だと思います。
※2021/03/05現在のアイリスプラザでの価格
ハイカットスニーカーもOK
一般的なシューズストッカーの場合、足の大きな人の靴は入らないことがあります。しかし、そこは靴好きの人のためのシューズボックスです。内寸は335×260×180mmもありますから、ハイカットのバッシュも収納可能です。
キッズシューズを2足並べて収納することもできます。このサイズならミュールやパンプスも大丈夫かもしれませんね。
狭い玄関にもOK
ワンルームなど玄関が狭い場合は靴の収納方法が悩ましいことが多いと思います。特に足の大きな人の場合は、靴の外寸が300mmを超えることも珍しくありませんから、市販のシューズストッカーでは収まらなかったり、出し入れがしにくく感じるものです。
その点、こちらのディスプレイボックスなら奥行291mmのスペースでOK。幅方向にはスペースを取るものの(376mm)、出し入れしやすく、見やすいというのは大きなメリットと言えるでしょう。引出式衣装ケースのように引越しのときも運びやすくて良いですね。
コレクションケースとしてもgood
コレクションケースと言えば100均から高級なガラス製のものまで大小様々です。ですが、意外とカラーボックス1段くらいのサイズのものというのはあまりありません。
そう考えると、このディスプレイボックスは手頃なサイズで、価格もお手頃。コレクションの量に応じて買い足すことができるのも大きなメリットと言えるでしょう。
最近、ウチの子供たちがナノブロックをコレクションしているので、これは良いかもしれません。作品がよく見えるうえに、ホコリが積もることもないですからね。ユニットシェルフに置き切れなくなったら床に直接積み重ねていっても良いんじゃないかと思います。
以上の通り、従来のシューズストッカーはかかと側から出し入れする実用性重視かつコスパ重視でしたが、アイリスオーヤマのディスプレイボックスはあくまでコレクションとしての見た目重視という点が大きな特徴と言えます。価格は高いですけど、その価値が分かるコレクターは少なくないと思います。
靴だけじゃなくて、ほかの趣味のコレクションにも良いですね。プラモデルとかフィギュアとか、ぬいぐるみなどにも良いでしょう。そう考えると、なおさらターゲットユーザーは多そうです。
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