基本的に私はDIYを良しとしません。一昔前ならまだしも、現在は優れた市販の収納グッズがたくさんあり、それらを使ったほうが工作する時間や手間を省けるうえ、見た目や耐久性の面でも良いからです。
ただ、サイズなど様々なこだわりがある場合などはプチDIYをしたほうが効率が良いこともあります。今回はそんなときに私がよく使っている商品を10点ご紹介したいと思います。
※この記事は2024年12月12日時点の情報に基づいています
ナカトシ産業・粘着付マグネットプレート
まずはナカトシ産業の「粘着付マグネットプレート」。どこにでもありそうな粘着テープ付きのマグネットシートですが、異方性マグネットを使用しており、とても強力にスチール面にくっつきます。
これさえあれば好みのサイズのプラ箱などをスチール面にくっつけることができるので、キッチンやデスク周りなどで大活躍します。ハサミでカットすることも可能です。
なお、こちらは100円ショップではセリア以外で販売しているのを見たことがありません。
エルオー・吸着シートマグネット補助板
エルオーの「吸着シートマグネット補助板」はキッチンパネルなど表面に少し凸凹がある壁面にも貼れる粘着式のマグネット補助板です。従来の粘着テープと異なり剥がすのも容易で、貼り直しもできます。
ほかの100均のマグネット補助板よりもスチールに厚みがあるため、磁気漏れが少なくマグネットが強力にくっつきやすいと思います。塩ビ壁紙にマスキングテープを貼ってからこの補助板を取り付ければ、様々な場所でマグネット収納が可能となります。
こちらはセリアで購入可能ですが、同様のものはキャンドゥやダイソーでも扱っています。
元林・差し込み式壁面シールフック
マグネットなら脱着が容易ですが、耐荷重が心許ないということもあるでしょう。そんなときは元林の「差し込み式壁面シールフック」が便利です。
シールフックなので表面に少し凸凹のあるキッチンパネルなどにも取り付け可能で、貼ったり剥がしたりするのも容易です。これを使えば山崎実業のフィルムフックタイプの収納グッズのようなものが自分で簡単に作れます。
こちらはダイソー、キャンドゥ、セリア、ワッツなど、主要な100円ショップで購入可能です。それだけ需要があるということですねー。
スルガ・壁にピン跡が残りにくいピンフック
100円ショップでは様々な石膏ボード壁用のフックが販売されています。その中でイチオシと言えるのがスルガの「壁にピン跡が残りにくいピンフック」です。レックの「穴の目立たないピンフック」の廉価版と言えます。
商品名の通り、ピン跡が目立ちません。また、コインなどを使うことなくワンプッシュで取り付けできるので手軽です。
こちらはセリア、キャンドゥ、ワッツのほか、ダイソーでも同等品が販売されています。ただ、昨今のコスト高騰が影響してか、在庫が薄くなっているようです(もともと3サイズ展開)。
セリア・PPシート
100均の「PP(ポリプロピレン)シート」は様々な用途で使えます。ハサミなどで簡単にカットできますし、折り曲げやすいのに丈夫だからです。石こうボード壁にステープルを打つ際のベースとして活用するほか、水回りでも安心して使えます。
私がよく使うのは最寄りのセリアの商品ですが、ダイソーなら厚みもいくつか揃っています。
カモ井加工紙・MT5W208
ここからは100均以外の商品。カモ井加工紙のマスキングテープ「MT5W208」はシールフックなどを塩ビ壁紙に貼りたいときに下地として使えるほか、配線を壁や床に固定したいとき、塩ビ壁紙のキズ防止など、様々な使い道があります。
100円ショップでも日本製で30mm幅の白いマステは売ってますが、50mmのほうが使い勝手が良く、またカモ井加工紙なら安心して使えると思っています。
3M・超強力両面テープ粗面素材用
3M(スリーエム)の「超強力両面テープ粗面素材用」はキッチンパネルなど表面が少し凸凹している壁面はもちろん、住宅の外壁にも使えるタフさが魅力です。しかも、とても強力な粘着力であるにもかかわらず、比較的剥がしやすいのも大きなメリットです。
カモ井のマステとも相性抜群。100円ショップにもアクリル系の強力な両面テープはありますが、スリーエムに対する信頼性を考えれば浮気する気にはなれません。
和気産業・激強力両面テープ
スリーエムの超強力両面テープは素晴らしいですが、厚みがあります。なので、厚みを出したくないときは和気産業の「激強力両面テープ」を使います。薄いのに木材を接着することも可能です。しかも商品名の通り、激強力です。
これを使うようになってから、チューブ入りの接着剤はほとんど必要なくなりました。一応、定着するまで1日放置しなければならないものの、乾燥時間が必要ないので施工性が良いです。おまけに、周囲や指に接着剤が付く心配もありません。細かい場所を接着したいときほど威力を発揮します。
東洋工芸・かけまくり
東洋工芸の「ハイパーフックかけまくり」は石膏ボード壁にワンプッシュで刺せるフックです。手軽なのに強力。しかも、ピン跡はそれほど目立ちません。
私は金属製のフックを使わず、押しピンのように様々なモノを壁に取り付けることが多いです。一般的にはネジで留めるしかない収納グッズもこれで留められることがあります。
ニューヒカリ・WALL BASE
マステ+両面テープ、PPシート+ステープル、かけまくり、「石膏ボード用パンチングボード止め具セット」など、現在は石膏ボード壁に収納グッズを取り付ける方法はたくさんあります。しかし、いずれも耐荷重はそれほど大きくありません。耐荷重を求める場合はバイフォー材などをニューヒカリ(清水)の「WALL BASE(ウォールベース)」で固定してネジを打つベースとするのがもっとも良い方法だと思います。
壁に固定するのでバイフォー材を天井に突っ張るよりも確実です。また、荷重は床に逃がすことができるので、壁だけに負荷を掛けるよりも安心して使うことができます。なので、これを使えばネジ固定式の収納グッズの多くが使えるというわけです。
以上、プチ収納DIYにマストな100均グッズなどを合計10点ご紹介しました。100均グッズはもちろん、それ以外もプチプラなものばかりです。しかし、その信頼性と便利さはどれも抜群です。
収納グッズの選択肢が豊富になった現在、敢えてDIYする必要性はほとんどないでしょう。でも、これらのグッズがあればまさに鬼に金棒です。
「こんなんなんぼあってもいいですからね」と言えるくらいマストなものばかりなので、是非ご活用ください。
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