昨日(2017年6月9日)からまた「無印良品週間」が始まりましたね(ネットストアは6月20日午前10時まで)。
世間ではニトリの躍進ばかりが目立ちますが、無印良品もニトリに負けないくらい非常に好調です。無印良品は家から食品まで扱っているので全部をひっくるめると私もよく分かりませんが、家具に関して言えば直近10年間で売上が2.3倍強に伸びているということです。
とは言え、売れているからと言って、無印良品の商品もすべてが手放して信頼できるというわけではありません。今回は、西友のPB「Sリボン」時代から愛用しつつ、元・家具メーカー勤務の収納マンの厳しい目で、無印良品のオススメ収納用品ベスト5を紹介したいと思います。
※この記事は2017年6月10日時点の情報に基づいています
第1位 ステンレスユニットシェルフ
無印良品には各種ユニットシェルフがありますが、個人的に一番のオススメはステンレスユニットシェルフです。他社商品にも似たようなものはいろいろありますけど、無印良品のステンレスユニットシェルフがもっともオプションパーツが豊富だからというのが一番の理由です。
また、棚板に天然木の突板を使っているというのは珍しく、ステンレスのフレームと相まって質感が良いです。しかも、棚板にはUV塗装が施されているのでキズが付きにくく、ステンレスのフレームは錆びる心配がほとんどありません。つまり、いつまでも美しく使うことができるのです。
一方でグラグラ揺れやすいという問題もあり、電子レンジを置いたりするのは不向きです。
第2位 ポリプロピレンクローゼットケース
ぶっちゃけ、クローゼット用の引出式衣装ケースの一番のオススメは天馬の「フィッツユニット」です。でも、引出式衣装ケースは複数必要になりますから、どうしても予算内に収めるとなるとフィッツユニットは厳しいということもあるでしょう。
その点、無印良品のPPクローゼットケース引出式はホームセンターの市販品と比べても同程度の価格で、デザインも良く、品質もシッカリしていて引出しの開閉も値段の割りにスムーズです。
無印良品のポリプロピレン収納ケースには各種サイズが用意されているので、置く場所に合わせてチョイスしやすいという点でもオススメできると思います。
第3位 壁に付けられる家具
基本的に私はウォールシェルフが好きということもありますが、その中でも無印良品の「壁に付けられる家具」は非常に良くできていると思います。
なんと言っても石膏ボード壁への取付方法に東洋工芸の「かけまくり」を使っているところがナイスです。かけまくりならワンプッシュで取り付けできますから、取り付けが実に簡単です。
おまけに天然木の突板で質感が良く、しかもウレタン塗装を施しているので、小物を並べても変質する心配が少ないです。無印良品の家具は以前はコスト重視のラッカー塗装のものばかりでしたけど、最近は塗装までちゃんとしたものを使うようになったことが好感が持てるポイントです。
第4位 ポリプロピレンストッカー
無印良品のポリプロピレンストッカーは引出しのサイズが複数用意されており、追加用ストッカーも用意されているのがナイスです。収めたいモノに合わせて必要なサイズと数をチョイスできるので無駄がなく、使いやすいと言えるでしょう。
実は20年近く前に買った無印良品のポリプロピレンストッカーが今も我が家にあります。あまり使わないモノを収めて家具のすき間に置いている感じですが、幅がコンパクトでどこにでも置きやすいですし、やっぱり棚ばかりでなく引出しがあると使い勝手が良いと思います。
第5位 高さが変えられる不織布仕切ケース
これまで紹介した商品は定番と呼べるものばかりでしたが、「高さが変えられる不織布仕切ケース」は新しい商品です。しかも店頭でもほとんど目立ちません。
ぶっちゃけ、私は引出しの中を収納グッズを使って仕切る必要性はほとんど感じません。洋服をたたんで立てて並べ、必要に応じて向きを変えて並べれば仕切りは必要ないからです。
でも、どうしても仕切りたいという方には、やっぱりこれが一番オススメだと思います。不織布なので引出しなどにピッタリ収めやすく、引出しや洋服の高さに合わせてサイズを調整できるからです。引出しの高さにピッタリ合いすぎても洋服が取り出しにくくなりますからね。そう気づいたときにも仕切りの高さを簡単に変えられるというのは便利です。
以上、無印良品のオススメ収納用品ベスト5を紹介しました。こちらで紹介したものばかりですので目新しさはなかったと思いますが、改めて順位をつけるとなったら結構悩みました。どれも不完全なところがあるからで、でもコスパに優れていたり、他社にはないものが多いんですよね。
そんなわけで、改めて無印良品ってスゴイなーと思った次第です。
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