カインズ「キャリコ」のようなフロントオープンタイプのスタッキングボックスの中では、私は天馬の「プロフィックス・カバコ」(下写真)をオススメしています。日本製で品質が高くて丈夫なだけでなく、フラップ扉が天板下にスライドインする構造なので、開けっ放しにしても違和感なく使えるからです。
そのカバコと組み合わせて使えるのが「カバゾコ」という引出式衣装ケースです。カバコと幅や奥行がピッタリ合うサイズバリエーションが揃っているだけでなく、床に近いところに置いたときに引き出しやすいように引手が上側と下側の両方に設けられているという点もナイスです。
そのカバゾコにこの度、高さ31cmの「深型」が登場しました。
※この記事は2017年10月21日時点の情報に基づいています
天馬・プロフィックス・カバゾコ深型
新登場のカバゾコ深型は従来品の高さ22cmタイプと同じく、幅が30cm、45cm、60cmの3サイズで、カラーも5色用意されています。
カバゾコ深型の登場は、従来品よりも深いタイプが加わっただけと言ってしまえばその通りです。しかし、フリースなど厚手の洋服を収納したいと考えていた人にとっては朗報と言えるでしょう。
また、深型の幅60cmタイプは上に幅30cmタイプを2つ並べて重ねることもできるということもあってか、天板を補強するためにアルミ補強板が内蔵されています。天板がたわむと引出しの開閉がスムーズではなくなってしまうので、そういうところにも配慮したというのはさすが天馬といったところです。
カバゾコはリビングチェストしても最適
天馬には「フィッツプラス」などのリビングチェストも用意されていますが、カバゾコもリビングチェストとして使うのに最適と言えます。見た目はフィッツプラスのほうがスッキリしているものの、カバゾコのほうが使い勝手が良いと言えるところがあるからです。
フィッツプラスは多段式チェストで、引出しの数を増やしたり減らしたりすることができません。また、引出しの深さはすべて同じです。一方でカバゾコを使った場合は、引出しの増減が可能で、深さも2サイズから選ぶことができます。
また、カバゾコならひとつずつバラして運ぶこともできますし、キャスターを取り付けることだってできます。当然、カバコを組み合わせることだってできます。サイズの組み合わせも自由です。
意外なことに思われるかもしれませんが、奥行が40cm程度の多段チェストはフィッツプラス以外にもいくつかあるものの、カバゾコのように単品を積み重ねて使える引出式衣装ケースは他にほとんどありません。そこにカバゾコの優位性があるのですね。
押入れの中に使ってもGOOD!
カバゾコは押入れの中で使うのにも便利です。押入れは手前と奥の空間を前後に分けて使うのが基本となるのですが、いま押入れの下段に置くのに最適な高さでキャスター付きの引出式衣装ケースってないんですね。
以前はアイリスオーヤマのHGチェストが使えたのですが、現在は仕様が変わってしまいキャスターの取付けができなくなってしまいました。また、フィッツプラスの3段タイプにキャスターを付ければ良いとは言え、押入れの中に置くにはちょっと立派すぎる感じがします。
カバゾコは積み重ねた場合に各段を固定する方法がないので押入れから出し入れするときにやや不安定ではありますが、1段ずつバラバラになるので押入れの中身を出し入れしやすくて便利ではないかと思います。
カバコ&カバゾコは洗面脱衣所にこそ最適!
新商品のカバゾコ深型は洗面所にこそ最適なのではないかと思います。
洗面脱衣所の収納のお悩みで一番多いのは、バスタオルや下着などの収納場所です。カバゾコなら奥行40cmで邪魔にならない寸法ですし、幅も3タイプから選べます。
また、カバコを上に積み重ねれば、普段は開けっ放しで出し入れしやすく、来客時などは中身が見えないようにすることもできます。軽くて動かしやすく、掃除がしやすいというのもメリットですね。
以上、見てきました通り、カバゾコの従来サイズおよび深型はただカバコに敷いて使うものと思ってしまうとそれまでの商品ですが、珍しい奥行40cmの引出式衣装ケースの1段タイプと見れば様々な使用シーンが想定される商品と言えます。
日本製で品質もシッカリとした天馬の商品ですから、安心感もあると思います。今回のカバゾコ深型の発売によってカバコの市場優位性は確たるものになるのではないでしょうか。
コメント
以前に学習机の方のサイトで、PATTYという組換デスクのご相談をさせていただいた者です。結局迷った末に、例のデスクは購入せず、杉工場のポルテNTを購入しました。割高感がある杉工場ですが、40%近くポイント還元のあるタイミングで購入でき、子どもも気に入ってくれているので、安心して小学校入学を迎えられそうです。
こちらでも、御相談させていただければと思うのですが、小学校入学に合わせて、色々と部屋の模様替えをしている最中で、ニトリのスチールラック(ガレッジ1880WH) を購入しました。こちらのラックは幅80cm×奥行40cmで、このラックに合わせる収納用品を検討しています。色はホワイト(透けない)で、高さが20cm前後の物を希望しています。
カバコスリムのSサイズにホワイトカラーがあればそれが一番希望にあっていたのですが、現時点でSサイズのホワイトカラーは販売されていないので、カバゾコMONO30(コーナンで1,180円+税)、または、無印のポリプロピレンケース・引出式・深型・ホワイトグレー 1個 15253586 のどちらかで検討しています。
奥行40cmのラックに、カバゾコですとちょうど同じ奥行40cmですと、扱いづらいでしょうか?
また、カバゾコとポリプロピレンケースの二択の場合、収納マン様であれば、どちらを購入されますか?私見で構いませんので、ご教示いただければ嬉しいです。よろしくお願いいたします。
もちこさま
おひさしぶりです^^
その後、杉工場のポルテを購入されたんですか。
ポイント還元40%ってスゴイですね(@_@)
さて、今回はニトリのスチールラック(ガレッジ1880WH) にちょうど合う収納用品をお探しということですね。
しかし、カバコでもカバゾコでも無印良品の引出しでも良いというのは、いったい何を収納されるのでしょうか?
また、たぶん可動棚板の間隔は平均すると40cm弱かと思いますが、カバコなどを2段重ねで使うイメージでしょうか?
カバコだとたとえば体操服を重ねて収納するイメージです。
内側の形状がいびつなので、箱や本などを収納すると効率が悪く感じます。
引出しの場合は小物メインですが、ポルテなら引出しは5杯あるので十分ではないかなと思ったりもします。
もっとも、ハンカチやオモチャなどを収納するなら話は別です。
書棚ではなく敢えて奥行42cmもあるスチールラックを購入されたのは、ランドセルや書道セットなどの収納を考えたからではないでしょうか。
あとは本。そして、机の引出しに入りきらない、やや大きめのモノ。
そう考えると、「Nインボックス・レギュラー」を使って投げ込み収納、もしくは背表紙を上にして用済みの通信教材や雑誌を収めるイメージかなと思いますがいかがでしょうか?
棚の幅(内寸)は実質74cmくらいだと思うので、Nインボックス・レギュラーだとギリギリ3つ並ばないのが悔しいところですが、「A4ファイルケース・Nオール」と併用するかたちでも良いでしょう^^